「携帯AVプレイヤー」カテゴリーアーカイブ

iPhone & iPod touch版「Simplify Media」はすごい!

自宅のiTunesライブラリを3G経由で再生するiPhone用ソフト
自宅のiTunesをiPhoneで楽しめる「Simplify Media」–先着10万名は無償

先週公開され、瞬く間にApp Storeの無料人気アプリ上位に躍り出た「Simplify Media」に関するニュース。自宅のPC or Macをサーバーにして、無線LANや3G回線経由でiPhoneやiPod touchから自宅のiTunes(音楽)ライブラリにアクセスできるというもの。すでに使っている人も多いと思いますが、これマジですごいアプリ(というかソリューション)です。個人的には正に待ってましたなソフト。もう速攻でダウンロードしましたよ。オンライン前提ではありますが、音楽に関してはiPhone(iPod touch)のメモリ容量の制限がなくなりますね。

自分はMacで洋楽、VAIO(type U)で邦楽を管理していますが、どちらのライブラリにも問題なくアクセスできました。ちなみに、type Uの方はNASをストレージにしてますが、データがNAS上にあってもちゃんと再生できます。音楽好きにとってはキラーアプリです。ホント、iPhone買って良かったなと思いました。めちゃくちゃバッテリー喰いますけど…。

ちなみに、iPhone & iPod touchのファーム最新版(バージョン2.0.2)が公開されていまーす。どこがどう改善されたかはわからないそうですが…>アップル、iPhone 3GとiPod touchをアップデート

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テレコ感覚の簡単操作と低価格が魅力のソニーのICレコーダー「ICD-B61」

仕事耕具:テレコからの買い替えに ソニーが6000円のICレコーダー

iconiconICレコーダーのエントリーモデル「ICD-B61icon」が9/10発売。512MBの内蔵メモリーに、最長約301時間35分の長時間記録が可能。大きさは34.6×高さ109.5×奥行18.0mm、重さが乾電池込みで約65g。大型のボタンや液晶採用によるテレコ感覚の簡単操作が売りのようです。ソニスタでの価格は5,980円。

メモリーは512MBと少ないように感じられますが、最高品質のHQモードでも約61時間録音できるそうです。ちなみに、HQモードでの電池持続は約11時間と約半日は連続して使えます。にしても安くなりましたねー、ICレコーダー。

iPod専用ミニスピーカーを試すことでソニー「SRS-NWT10M」の良さを確認

先日、久しぶりに地元のヴィレッジバンガードに立ち寄ったんですが、レゴブロックのようなiPod専用のミニスピーカーが売られているのを発見。ポップな外見につられて購入。VERSOSというメーカーの「iBlock(BB5002)」という製品で税込2,100円。iPodのドックコネクタに装着するタイプで対応機種が多く、電源いらずなのが最大の売りみたいです。「Active Bass System」なんてコピーもあるので低音にも自信があるのでしょうか。

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外見は正にレゴブロック。正面の左右にある十字の切かきがスピーカー部。中央下部の凸部2カ所がボリュームスイッチになってます。裏面はメーカーロゴの類が入っているだけ。使い方は説明いらず。ドックコネクタに装着してiPodのプレイボタンを押すだけ。iPod本体からのボリューム操作ができないので、音量は先述のスイッチで調整することになります。

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肝心の音質は、AMラジオ並といったところでしょうか。「Active Bass System」と名が付く割に乾いた音。まあ、このサイズじゃ、これが精一杯ですよね。ボリュームもなめらかに上下するのかと思いきや、どうやら大中小の3段階しか無いようで、大だと露骨に音が歪んじゃいます。

iconiconこういう比較対象を使ってみると、ソニーのウォークマン専用「SRS-NWT10Micon」は実に良くできてるなあと感じます。ボリュームも本体側から出来るし、ボリュームがマックスでも絶対に音割れしないですもん。さらに、安全面から使い始めにフェードインしながら音を出力する機構も取り入れてますしね。実売は2,980円ですが、iBlockの2,100円を考えると結構お得なんじゃないかとも思えたり…。

とはいえ、iBlockにも良いなあと思うところがあります。スピーカーを装着した状態で自立できるんです。決して安定しているわけではないのですが、自立させることでバッフル効果も生まれ音にメリハリが出てくるような気がします。色々いうてますけれども、この手のミニスピーカーに高性能を求めるのは酷というもの。所詮はおもちゃと割り切って、ながらBGM的に使うのが幸せなんでしょうね。

そういえば、最近、スピーカー内蔵のDAPも増えてますよね。iPhoneはケータイですが、モノラルスピーカー内蔵で音楽再生も可能とか。飲みの席とかで、この曲良いよー、みたいな感じで聞いてもらうのにも便利ですよね。今後はスピーカー内蔵のウォークマンも出てくるのでしょうかね…。

【参考リンク】
iPod専用 ブロックスピーカー BB5002 ブラック(Amazon)
※マーケットプレイス経由は別途送料がかかります。

米国で始まったポータブル機器向け「デジタルコピー」技術の詳細と現状

映像ソフトからポータブルデバイスへ「転送」 新潮流「デジタルコピー」の可能性を探る

PCやポータブルデバイス向けの映像ファイルをDVD/BDソフトと一緒に販売(同梱?)するのが、「デジタルコピー」「セカンドセッション」と呼ばれる技術。今年のCESでソニーが行ったBlu-rayビデオに収録されたPSP用映像をPS3経由でPSPに転送するデモもまさにそれですが、米国ではすでにiTunes Digital Copy、WMP、PS(PSP)向けなど、様々な形のテスト販売が行われており、西田さんがそれぞれを詳細にレポートしてくださってます。

Blu-layビデオにポータブル向け映像を収録したDVDを同梱するもの、Redeem(クーポン購入)コードによるダウンロードで対応するもの、様々なようですがオンラインで「DRMによるコピー認証」を行なうという形がスタンダードらしく、“DRMを使った映像の「利用権」をRedeemコードの形で映像ソフトに封入し、PCとポータブルデバイスで利用できるようにしたもの、というのが、「デジタルコピー」の正体”と西田さんは解説しています。

規格に関係なく、動画そのもののクオリティはポータブル機器向けとしては十分なようですが、権利処理の違いに伴い使い勝手には差が出てくるようです。とはいえ、結論としては間違いなく便利とか。手間になるのはコード入力と転送に要する数分間。リップ&エンコの無駄な時間がいらないってことですね。

日本国内の動きについては、導入までの道のりは長そうだけどさほど悲観的ではないとか。「DEGジャパン」設立を例に「新しい仕組みに対して、業界の垣根を越えて取り組む姿勢が見えつつあるから」と説明しています。

ちなみに、自分が持ってるDonald Fagenのソロアルバムを集めたDVDオーディオボックスにはコピーフリーのMP3ファイルがアルバム全曲分まるまる入ってます。利用にはオンライン認証が必要なので、これもデジタルコピーのひとつですね。供給側の一工夫で利便性が変わる好例かもしれません。

消費者を泥棒呼ばわりしたり、家電メーカー批判をする前に、コンテンツ供給側で何ができるかをもっと考えてみてもよいのではないでしょうか…>補償金問題について権利者団体会見。JEITAの対応を批判

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お出かけ転送機能搭載レコーダーはソニーだけ~PS3との連携でさらに便利に

テレビを持ち歩ける最強ツール–ソニー、Blu-rayレコーダー「BDZ-A70」

iconiconCNET JapanのエディターズレビューにソニーのBlu-rayレコーダー「BDZ-A70icon」が取り上げられました。PSPに加えウォークマンA820シリーズへの対応を果たしたお出かけ・おかえり転送機能を中心に解説。「この手の機能を搭載しているレコーダーを発売するのは、いまのことろソニーのみ」であり、現段階ではA70がダビング10の恩恵を最も感じられる機種なのかもしれません。珍しく無記名なんですが、ケースイさんご担当なんですかね…。

もっと使える!PS3のHDD - 第2回:「ダビング10」スタートで広がる“PS3活用術”

こちらは上記のソニーレコーダーが持つ「おでかけ転送」機能とPS3を活用して“ミニマムシアター”を作ろうという企画の2回目レポートでケースイさんがご担当。上のA70レビューとあわせて読みたい内容です。ダビング10活用でおでかけ転送とBDやDVDへの保存用を使い分けられるのが大きなメリットですよね。お出かけ後のファイルをPSP(メモステ)からPS3ムーブする際に、複数タイトルの選択ができないのが問題との指摘がありますが、これは自分もそう思います。DRM無しのファイルは複数コピーと複数削除が可能なんですよね。ムーブ失敗を防ぐためともとれなくもないですが、できることなら対応して欲しいです。

ダビング10の恩恵で複数回のお出かけが可能になったのは良いのですが、同じファイルでHDDが圧迫されるのはどう考えても無駄。ムーブ可能な回数を維持したままPS3にお出かけ出来たらもっと便利なんですけどね。例えば3回分のムーブ残数を指定してPSP(メモステ)に転送すると、レコーダー側はその分減算されてムーブ残数が7回になるとか。もちろん、PS3側も対応が必要なんでしょうけど。それでも面倒っちゃ面倒か…。

iconiconそんなこんなで、最近は保存しておきたいような番組はビデオレコーディングクレードル「VRC-NW10icon」でダビングするようにしてます。WOWOWなどのペイTVはそもそもがコピーワンスでダビング10の恩恵は全くありません。ダビングに実時間かかるので手間は手間ですが、終わってしまえば後の運用はらくちん。コピーフリーのBaselineファイルですから、PS3やPCのHDDに保存して、PSPはもちろん、別のウォークマンやiPodなどにも転送して使えるんですよね。やっぱ、神ですわVRC-NW10iconは(…ってまたも入荷未定なんですね。ったくもう…)。

レコーダーの話に戻りますが、オリジナルの録画ファイルをカット編集するとお出かけファイルが無効になるという仕様はなんとかならないもんでしょうか。オリジナルをカット編集するとお出かけ用も連動してカット編集されるってな具合にはいかないんですかね…。

【追記1】PS3で思い出しましたが、今日がUSBカメラ「PLAYSTATION Eye」の発売日でしたね。日本で売れるのかなあ、これ…>PLAYSTATION Eye(CEJH-15001)

【追記2】以下はPS3絡みのFighter-KOUさんからのお便り。(毎度毎度感謝っす)

PSP-3000の噂も気になりますが、ここに来てPS3も動きが色々有るようで、GIGAZINEさんのところに『ソニー、ついにPS3でデジタル放送を録画できる「PlayTV」を発売へ』と言った記事が(元記事)。今のところEUのみ/ユニットがUSB接続ではありますが、価格的にはなかなかいい値段で面白そうな取り組みではありますね。日本はB-CASが阿漕だから、難しいかなぁ。

昨年8月に発表されたやつですよね。08年の早いうちに出る予定のものが半年以上立ってしまいましたね。HDD容量のこともあるので、いっそのことゲームもOKなBlu-ray/HDDレコーダー「PSX2」で商売しちゃう方が早いような気もなきにしもあらず。久多良木さんがCEO時代にAVよりのカスタムPS3みたいな話がありましたが、どうなっちゃったんですかね…。

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ソニーに『自分がウォークマンを発明した』と主張する人が100人以上いる理由

ウォークマンの発明者が100人いる理由

ソニーファンを自称するコンサルタントの鈴木貴博氏がちょっとした「ビジネスのヒント」を毎週紹介するコラム「ビジネスを考える目」にまたまたウォークマンネタが登場。「ウォークマンがiPodを追い抜く日」でのワンセグウォークマン絶賛も記憶に新しいところ。

「実は自分が本当の発明者だ」とか「本当の仕掛け人だ」という話は良く聞きますよが、今回のコラムでは、ソニーウォークマンを例に、ヒット商品の発明者がどうして複数発生するのか、その理由をひもといてます。社内外のコンセンサスを得るためのプロセスの代償が100人の発明者を生み出してしまうものの、そこで生まれた100人のアイデアがなければ、画期的な商品というものは生まれなかったということらしいです。

生みの親がいれば育ての親もいる。作るのが専門の人もいれば売るのが専門の人もいる。そういう人たちが皆協力し合って初めて画期的な商品が世に出て、我々消費者がそれを手にすることが出来るんですもんね…。

どん底まで落ちたソニーのウォークマンをここまで立ち直らせた人の中には、初代ウォークマン発売当時にまだこの世に生を受けていない人もいるはず。こらえ性のないソニーの中では珍しい事だし、ウォークマンが戦略商品だからということもあるのですが、画期的な発明を守り続ける人達の存在、努力も忘れてはいけないっすね。

【追記】タイミング良く、iPodの開発ストーリーを発見。Jozさん曰く「iPodは, 21世紀の『ウォークマン』だと思ってる。ソニーが1979年に発明したウォークマンは,革命的なハードウエアで,人々の音楽の聴き方を変えた。でも現在では,ハードウエアだけじゃ足りない。ハードとソフト,そしてサービスが相互に作用して出来上がるのが,デジタル時代の体験なんだ」とか。NewtonからPalm OSに受け継がれ、iPodの基礎となったAuto-Sync技術についても触れられています。21世紀のウォークマンはやっぱりPSPじゃなくてiPodなのかなあ…>iPodの開発(第3話)― 21世紀のウォークマン(1)