「携帯電話・PHS」カテゴリーアーカイブ

MUSIC PORTER Xこそが日本のウォークマンケータイ?

FOMA「MUSIC PORTER X」を発売(NTTドコモ)

NTTドコモは、1GBのメモリーを搭載し、衛星デジタルマルチメディア放送「モバHO!」受信対応のミュージックケータイ「MUSIC PORTER X」を4/8(土)に発売すると発表しました。同機向けの「モバHO!編成チャンネル(Gパック)」は月額980円で利用可能。なお、モバHO!は加入料として2,500円が必要ですが6月末まで加入料無料になるそうです。

「MUSIC PORTER X」は三菱電機製のFOMAで、国内で初めて「モバHO!」の音楽番組の受信に対応。1GBの音楽専用メモリーを搭載し、最大約20時間の連続音楽再生が可能です。また、ATRAC3、ATRAC3plus、MP3と幅広い音楽フォーマットに対応するほか、「Mora」で購入した著作権保護対応の楽曲や、NetJukeなどのAny Music対応オーディオとの連携も可能なようです。

ATRAC、Mora、Any Musicとくればソニーなんですが、三菱電機製なんですよね~。仕様からしてウォークマンケータイといってもおかしくない気もしますね。ソニエリに目を移してみると、auはLISMOの縛りで仕様が横並びだし、やっと出たFOMAも音楽機能はおまけみたいなもんだしなあ…。ちなみに、型番は「D851iWM」だそうです。自分も以前勘違いしていたのですが、WMってウォークマンのことじゃなくてWith Musicの略なんですよね~。

ところで、久々にMoraを覗いてみたらATRACの256kbps配信が開始されていました。第一弾はgloveのニューアルバムとかで、対応ソフト/対応製品のページも用意されています。ソニー製品は当然として携帯電話ではMusic Porter II(MUSIC PORTER Xの前世代機)オンリーで、ソニエリ製品はありません。なんだかなあ…。それと、トップページのアーティスト・シャッフル機能もβが取れて正式版になっていたのですね。にしても、リンク先が「コンピレーション」ってのはちょっと唐突だよなあ…。

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ソニー、ロケフリをACCESSにライセンス~PDAや携帯電話でロケフリが可能に

ロケーションフリーをACCESSにライセンス~携帯情報端末や携帯電話で自宅のテレビやビデオが楽しめる(Sony Japan)

iconiconソニーは、NetFront開発でお馴染みのACCESS社に対し、Microsoft Windows Mobileおよび携帯電話向け「ロケーションフリー(ロケフリ)」ソフトウエアのライセンス提供を2006年4月より開始すると発表しました。今後はACCESSによりWindows Mobileおよび携帯電話向けロケフリソフトが開発され、ロケフリベースステーション「LF-PK1」と組み合わせることで、携帯情報端末や携帯電話などでもロケフリが楽しめるようになる予定とのこと。通信インフラ環境が発展していく中、ソニーは「ロケフリ」ソフトのライセンス提供を進めて対応機器をさらに拡大、「ロケフリ」のライフスタイルをより身近にしていくとしています。

国内のロケフリ対応ケータイについては春頃との発言はこのことだったのでしょうね。欧米ではソニエリの端末が直接対応するようですが、日本ではACCESS通しで展開ということになるんですね。となると、具体的な製品展開はもう少し先か…。ちなみに、話題性はあるとはいえACCESSにしてもライセンス先としてはone of them。ソニーではめずらしくオープン戦略を推進するロケフリだけに、今後の展開も大いに期待できそうです。(お知らせ感謝です!>YGさん)

昨日、「どうなる日本のスマートフォン~ACCESSの動きに注目」なんてエントリーを書いた翌日にこんな発表があるとは。固有名詞はWindows Mobileだけだけど、携帯電話用ということになればALPだって含まれますよね~。ってことは、Palm OS用のアプリももしや…なんてことになってくれるとなおうれしいのですが…。

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どうなる日本のスマートフォン~ACCESSの動きに注目

スマートフォンを取り巻く状況が同時に動き出している

ASCII遠藤諭さんの「ケータイ出たとこレポート」。ウィルコムの『W-ZERO3』にユーザーが白熱する理由というコラムの3回目。遠藤さんがW-ZERO3発売後に個人的に最も興味深かったニュースがPalmSourceを買収したACCESSが“ALP”(ACCESS Linux Platform)を発表したことだそうです。そのALPについては気になるコメントが。

これ(ALP)については、今月29日発売の『Palm Magazine 永久保存版』で、アクセスの副社長兼CTOの鎌田富久氏にインタビューをさせていただいた。パームの神様・山田達司氏と一緒にうかがったその内容は、ぜひとも同ムックで読んでいただきたい。これは、日本のデジタル業界にとってもかなり意義のあるニュースなのではないかと思う。

とのこと。おお~、山田さんと遠藤さんの豪華ダブルキャスト。意義のあるニュースがムックでしか読めないのが残念ですが…。ちなみに、この『Palm Magazine 永久保存版(税込2,100円)』って明日発売なんですね。ASCIIの紹介ページにはあの「プロジェクト・パーム」未発表作品も一部抜粋して掲載との記述が。これはもう絶対に買わねば。

それはそうと、ACCESSと言えばこんなニュースもありました。

「ホーム・ゲートウエイ開発競争はもう始まっている」--ACCESSが米IPI社を買った理由(要登録)

IPルーター向けミドルウエア「ZebOS」の開発で知られるベンチャー企業米IP Infusion Inc.(IPI)をACCESSが買収したねらいについて同社幹部にインタビューしています。同社は以前から多くの顧客企業からホーム・ゲートウエイ製品の提供をオーダーされていたとかで、具体的なサービスの準備を急ピッチで進めていたそうです。買収はそのためで、PalmSourceとIPI社の製品と組み合わせることで、OSまでを含めたソフトウエア・パッケージを顧客企業に提供できるとしています。

PSPにも搭載されているNetFront、そしてホーム・ゲートウエイ製品とALPの連携とくれば、いろんな事を期待しちゃいます。クリエビジネスは終わってしまったけど、別な形でPalm OSがソニーの製品に活かされる可能性が大いに浮上してきました。

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ソニエリ「SO902i」の所感 by ケンビシさん

クリクラ時代から大変お世話になっている「DiGiCAME’S」主宰のケンビシさんからソニエリのFOMA「SO902i」の所感についてお便りを頂戴しましたので以下にご紹介します。

クリクラ!の運営時よりいつも楽しく閲覧させていただいております。ケンビシと申します。さて、Weblogの方でSO902iの話題をお見かけ致しましたので稚拙ではございますが、レビュー記事を書いてみました。ご参考になれば幸いです。

SO902i製品版レビュー
http://digicames.sub.jp/imp/so902i_product.htm
SO902i試作機(銀座SONYビル展示版)レビュー
http://digicames.sub.jp/imp/so902i.htm

肝心のSO902iの所感ですが、
*良い点
・概ね動作が軽快。
・W32Sとのバッテリー(およびバッテリー充電器)の共用が可能。
・配置さえ覚えてしまえば、押しやすいテンキー+通話・クリア・終話キー
・ボディのギリギリまで液晶画面が広がっているので、1.9型と小さくても気にならない。
・「能動的な」マルチタスク機構。
(SO902iになってから積極的にマルチタスクを使うほうになりました。)
*悪い点
・iチャネル(Flash Cast)の実行速度が遅い。
(かなりコマ送り(コマ飛ばし)で表示されます)
・カメラ起動が遅い。
(キー長押しから3秒かかる)
・POBoxがpuremini-IIと同等。
(W32Sの様な「英数カナ」直接変換がない)
・メモリースティック内のデータ一覧表示、本データ表示が遅い。
*補足
2chのSO902i掲示板で言われている「テンキーのバックライトが強すぎる」とか「動作がもっさり」とは特に感じません。他のFOMA端末と比べるならば、「早い」と言えると思います。どちらにしても、FOMA初のソニエリ端末でなおかつpuremini-II似のデザインなので、とても気に入っています。長く使えそうな端末が出てくれて良かったなぁ・・と思います。

レビューのお知らせだけでなく所感までありがとうございました!>ケンビシさん。購入を検討している人にもとても参考になると思います。

関連して大手メディアのSO902iレビューもご紹介。

遅れてきたハイ・スタンダード──NTTドコモ「SO902i」
ケータイ時代のスタンダード:メモリカードのスイッチ – SO902i特集

前者はZDNet Japan、後者はCNET Japanですが、いずれも慶應義塾大学SFC研究所上席所員の松村太郎さんが執筆なさっているようです。

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SO902iレビュー~Symbianの国内記者発表会でM600の展示も

ケータイ新製品SHOW CASE NTTドコモ SO902i

ソニーファンなドコモユーザー待望のソニエリ製FOMA「SO902i」のレビュー。発売延期を含め、色々な意味で盛り上がりましたね。ゲットした方はまだまだいじりまくりでしょうか。

シンビアン、CEO来日に伴い記者説明会を開催――バリュー端末にも触手

関連して、SO902iでも採用されたSymbian OSについてSymbian英国本社CEOの記者発表会が催され、その様子がレポートされていますが、搭載端末としてM600やウォークマンケータイといったソニエリの端末が数多く展示されていたようです。ああ、欲しい…。

そういえば、米PalmがTreo好調で増収だそうですね。相変わらず日本へのコミットはしてくれませんが、Palm Sourceがああなった以上、そうする理由もないっすね…>米Palmの12月~2月期決算,「Treo」スマートフォンが好調で36%増収

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