「テレビ・ビデオレコーダー」カテゴリーアーカイブ

解像度を凌駕する臨場感が製品化へのゴーサインに~有機ELテレビ「XEL-1」

ソニーの有機ELテレビ「XEL-1」、新世代画質の秘密

ITmedia +D LifeStyleに有機ELテレビ「XEL-1icon」の開発者インタビューが掲載されました。ディスプレイデバイス開発本部の松尾圭介氏とテレビ事業本部の酒井博史氏が登場、同機の画質やコンセプト、今後の大画面化について語ってます。

iconicon同機のパネルは960×540ピクセルの解像度ですが、実際に画を見た時の解像感が異なり、フルハイビジョンパネルに引けを取らないのですが、そのことを技術的に説明するのは相当難しいみたいです。ソニー社内にある「画音質委員」では「解像度を凌駕する臨場感がある」と判断。それが製品化のゴーサインになったとか。まさに、理屈じゃないってことなんでしょうね。

自分も最初に見た食べ物(お寿司)の画像が目に焼き付いて離れませんでした。とにかく、おいしそうだったんです。数値的なことはともかく、色もコントラストとのかけ合わせであり、コントラストがしっかり出ていると奥行き感や立体感を表現できるんだそうです。独特のシズル感のようなものは、このコントラストからくるのでしょうね。

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とっても仲良しで音が良い、BDレコーダー「X90」とAVアンプ「5300ES」

BDの本格展開へ、ソニーの総合力が「違い」を生む-BDレコーダ「X90」とAVアンプ「5300ES」に込めた思い

iconiconAV Watch、西田宗千佳さんのRandomTrackingにソニーのBlu-rayディスクレコーダーicon「BDZ-X90」とAVアンプ「TA-DA5300ESicon」がセットで取り上げられています。ホームシアター向けのX90は製品化前に5300ESとセットで様々なチューニングが行なわれていたそうです。また、5300ESは先代の3200ESに比べ様々な面で改良が行なわれたとかで、それらの詳細が両機開発者へのインタビューを通じて紹介されています。

音にこだわるなら両機の組合せがベストということみたいなんですけど、PSPへのお出かけ機能がホームシアター向けの最上位機にしか搭載されないのはいまだにちょっと疑問です。

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ソニーがエコプロダクツ展に有機ELテレビやodoの実働モデルを参考出品

ソニーの“odo”デジカメなどが「エコプロダクツ」に登場-撮影も可能に。各社がテレビ環境性能など紹介

昨日(12/13)開催した「エコプロダクツ2007」に出展中のソニーブーズの出展内容に関するレポート。キネティックエンジン搭載の「odo」シリーズや有機ELテレビ「XEL-1icon」などが展示されているようで、まさにこちらのエントリーで書いたとおりになりました。odoについては、初めての実働モデルが参考出品され、取材用として特別にデジカメに触れることができたとのこと。

デジカメは虫眼鏡みたいなデザインがとってもユニークですねー。植木鉢のようなUSBクレードルとの組合せも絶妙。スペックはともかく、デザインと機能とキネティックエンジン部の一体化にかつて無いほどの合理性を感じましたです。

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ロケフリ Home HD 体験レポート~HDCP対応PCモニターとの組合せ編

今まで、BRAVIA20インチ、有機ELテレビ「XEL-1icon」などのハイビジョン対応テレビとロケフリ Home HD(LF-W1HDicon)の組合せでレポートしてきましたけど、今回のロケフリはHDCP対応のPC用モニターなどとも組み合わせて使うことができるんですよね。

自分の部屋には飯山製のHDCP対応19インチ液晶ディスプレイ「PLE1901WS-B1」があるのですが、購入後すぐに試したのがPS3との接続でした。接続にはDVI-D→HDMI変換ケーブルを使ったのですが、こちらに書いたとおり、映像信号だけ出力できました。同様のことを、DVI-D→HDMI変換ケーブルを使ってロケフリ Home HDで試してみたところ、なんの問題もなく映像が表示されました。

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ただ、PS3の時もそうだったのですが、液晶ディスプレイの解像度が1440×900(16:10)なので、タテ方向が引き延ばされて表示されちゃいます。ゲームなら割り切れる部分もあるのですが、テレビ番組や映画だと縦長表示はかなり気になりますね。

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さらに、よーく画面を見てみると画像が荒いんです。ディスプレイの設定で入力信号の情報を確認してみたら、デジタルはデジタルなんですけど、720×480ドットと表示されています。理屈がよくわからないのですが、PCディスプレイ側はロケフリの信号を720×480のSD信号でしか認識してくれないようで、それを縦横目一杯に広げて表示していたようです。ちょっとがっかり。

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ということで、自分が今使っているPCモニターでロケフリを楽しむなら、素直にネットワークタイプのロケフリをPCのロケフリプレイヤーを使う方が良いというのが結論でした。

iconiconとはいってもこれはあくまで我が家でのお話し。今時のHDCP対応PCモニターは標準でHDMI端子付きのものがあったり、ドットバイドット表示や、16:10の比率でも16:9表示にして上下に黒みを入れられるものがあるので、モノによっては正しい比率で表示できるのだと思います。できれば、ソニーがロケフリ Home HDのHDMI経由でのPCモニター接続に関する対応情報を公開してくれると良いのですが、それを望むのはさすがに酷ですかね・・・。

ということで、あまり参考にはならないとは思いますが、こんな事も出来たよと言うことで。

ちなみに、我が家もそうなんですが、PCモニターでHDMIの音声出力に対応していない場合はD端子/コンポジットとセットになっている赤白の音声出力端子にステレオミニ変換ケーブルなどを使ってPCモニターに繋いで音声を出力できます。とはいえ、接続が面倒な割に音が良くない(PCモニターのスピーカーの性能自体が良くない)ケースも多いので、ロケフリ Home HDの場合は、素直にテレビに接続する方が幸せになれるのかもしれません。

鉄筋コンクリートの建物でロケフリ Home HDの実力を検証

ソニー「ロケフリ Home HD」でハイビジョンネットワークに再挑戦!

日経トレンディネット、折原一也さんの「大画面テレビ“徹底”活用生活!」にロケフリ Home HD「LF-W1HDicon」が取り上げられました。製品概要、セットアップ、画質について、Blu-rayディスクレコーダーicon「BDZ-X90」との組合せで解説。市販のBD-ROM作品の映像の表示ができてしまったことへの驚き(心配)がリアルです。評価は五点満点の四点。画質については問題はないものの、外部機器操作のレスポンスが多少遅いのと、ネットワークの発展性がないことからマイナス1点になったそうです。

iconiconまた、鉄筋コンクリートの建物の1階と2階のあちこちでハイビジョンビデオカメラを使って検証する気合いの入れよう。直線距離が10m程度でも4~5枚の壁をはさむとさすがに厳しいようです。我が家のような間取りなら受信機をどこに持っていても問題ないのですが、階がまたがったり、建物の構造によっては送受信が難しくなる場合があるんですね。

とはいえ、ネットワークなどの知識無しに容易に設置が可能なのがロケフリ Home HDの良いところ。家庭内LANへの負荷もかからないことを考えれば、別の意味で評価してあげても良いような気もします。

パーソナルテレビとして非常に高い完成度を持つソニーの有機ELテレビ「XEL-1」

贅沢なパーソナルサイズ、初の有機ELテレビ「XEL-1」(前編)
贅沢なパーソナルサイズ、初の有機ELテレビ「XEL-1」(後編)

ITmedia +D LifeStyleに有機ELテレビ「XEL-1icon」のレビューが掲載されています。前編では主な仕様と有機ELパネルの特性と画質について、後編では操作性、HDMIコントロールやDLNAクライアントなどの付加機能を検証しています。

iconicon個人的には後編に注目。PS3もロケフリ Home HDもHDMIコントロールに対応していないんですよね。DLNAもバリバリ使ってみたいんですけど、対応のHDDはあるのですが動画ファイルを用意するのが面倒であまり使いこなせていないのが現状。DLNA対応スゴ録やBlu-rayディスクレコーダーがあれば一気に活用の幅が広がるんですけどね。

これが無線LAN搭載でロケフリクライアントになるなら、もっともっとすごいことになると思うんですけど、そこまでいくとさすがにマニアックすぎますかね・・・。

【追記1】麻倉怜士さんのデジタルトップ10でXEL-1が堂々の一位を獲得!その他のソニー製品ではVPL-VW200が4位にランクインしていまーす>デジタル分野総ナメ――「2007年デジタルトップ10」

【追記2】先週の記事ですが、大河原克行さんがソニーの有機ELテレビ戦略をわかりやすく解説してくださっています>世界初の有機ELテレビ発売、3つの課題克服が普及のカギ

「有機ELパネルを採用したPDA(携帯情報端末)のCLIEと同じ、ソニーEMCS稲沢テックのパネル生産ラインを利用。そのために、第1号製品は、CLIEと同じ11インチとなった」という記述がありますが、ラインが同じだけでサイズは違いますよね。でも、そんなクリエが出てくるなら大歓迎です!

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