「テレビ・ビデオレコーダー」カテゴリーアーカイブ

MP4プレイヤー機能搭載の眼鏡型ディスプレイをソニーが開発

【SID】高輝度のフルカラー動画表示を実現したシースルー型の眼鏡型ディスプレイ,ソニーが開発

透過率85%、輝度2500cd/m2のフルカラー動画表示を実現したシースルー型の眼鏡型ディスプレイをソニーが開発。米国L.A.で開催中の「SID 2008」ではMP4プレーヤーとして試作機が展示され、大きな話題になったようです。機器はLED光源と光学エンジン、ホログラフィック導光板から構成。透過型液晶パネルで変調されたLED光がホログラフィック導光板を通して目に入る仕組み。試作機の動画表示画素数はQVGAでコントラストは50:1、重量は120gとか。

hmdisplay_080523.jpg見た目もサイバーチックな「グラストロン」97年モデルと比べると随分とおとなしいデザイン。というか、これぐらいじゃないと常用できないですもんね。グラストロンが生まれたのが1996年。時代がやっと追いついたのかな…。今はワイヤレス技術も発達しているので、ディスプレイとコンテンツ再生機が分離できるし、面白いモノが作れるんじゃないでしょうか。

また、SIDの基調講演にソニーのテレビ事業本部の白石由人氏が登壇。有機ELパネル開発の歴史や性能、今後の展開などについて語ったそうです。今後については、「インテリア性を高めた製品など,新しい生活スタイルを提案できるような製品開発を進めていく」とコメントなさってます>【SID】「有機ELは液晶と比べて優れた点は多い」,基調講演でソニーの白石氏

あと、CNETにソニー「BRAVIA」開発者とブロガー50人がこれからのテレビについて考える「近未来テレビ会議 sponsored by SONY」のフォトレポートが掲載されています。百式さんの勉強会なのかな?ちなみに、1位のアイデアは「パパママBRAVIA」で「お父さんの行動がわかるテレビ」だそうです>フォトレポート:ブロガー50人×ソニー「BRAVIA」開発チームが考える未来のテレビ

ソニーと出光が有機EL素子で世界最高レベルの発光効率を達成

有機EL青色素子で世界最高レベルの発光効率を達成(Sony Japan)

出光興産とソニーが有機EL素子において世界最高レベルの発光効率を達成したそうです。出光の材料技術とソニーのデバイス技術の融合により、素子の内部発光効率(内部量子収率)を28.5%まで高めることに成功。これにより、有機ELディスプレイの低消費電力化を実現することが可能とか。両社は今後も共同開発を積極的に推進し、有機ELディスプレイのさらなる高性能化を目指すとか。

何やら難しそうな話ですが、RGB3原色の中で現在最も消費電力の大きい青色素子の駆動電流を大きく低減する事が可能なんだそうです。今後の中大型有機ELテレビ実用化への貢献が期待できる成果とか。 中型、大型もいいけど、是非小型のものもお願いします。小型といえば、「モバイル用低温ポリシリコン液晶ディスプレイ」の存在も忘れちゃいけませんね。

【追記】米3Mが液晶テレビ向け光学フィルム技術のライセンスをソニーに供与する契約を締結したと発表したそうです。同社の高額フィルムは光の最適化や再利用によりディスプレイの明るさを大幅に向上させ消費電力も低減できるそうです>米3M社,ソニーに液晶テレビ向け光学フィルム技術のライセンスを供与

続きを読む ソニーと出光が有機EL素子で世界最高レベルの発光効率を達成

AV機器のワイヤレス化がもたらすもの

新しいライフスタイルを生み出す、AV機器のワイヤレス化

デジタルメディア評論家の麻倉怜士氏がAV機器のワイヤレス化と、それがもたらす新しいライフスタイル、クリエーション、ニーズについて、とりわけハイビジョン映像の世界に及ぼす影響を中心に解説。ハイビジョン向けワイヤレス伝送の仕組みとして、1つの部屋の中で使われるワイヤレスユニットのほかに、部屋の壁を越えるソニーのロケフリHome HD(LF-W1HDicon)も取り上げられています。

iconiconこの2つは利用される技術こそ異なるものの、DLNAを含めどこかで融合していくのではないかと思うとのこと。レイアウトフリーと高画質の両立により、テレビは家庭へ入っくる多種多彩な映像を室内のどこでも楽しめるディスプレイとなり、私たちのライフスタイルを変えることになるとしています。今後は電力のワイヤレス化が課題になるそうです。

ロケフリは有料放送サービスとの組み合わせで1チューナーで2つのテレビの視聴が可能になることで、アンテナ端子のない部屋でもテレビ視聴を可能にしてくれるとしてその利便性を解説。「アンテナ端子のない部屋でも見られるテレビ」は家電業界の夢なんだそうです。

テレビはマルチディスプレイ化し、チューナーユニットはストレージを取り込んでサーバー化していく。サーバーは必ずしも一台ではなく、家の中でそれら全てがワイヤレスでシームレスに繋がっていて、出先からもアクセスできるようになる。昔から語られてきたような気もしますが、それらがやっと現実味を帯びてきたということなんですかね。

そういえば、昨日発表されたバイオブランドのエクステンションライン新シリーズもそういう流れの中で出てきたものなんでしょうね。また、一方でこんな調査結果もあるということも知っておきたいところ…>デジタル機器の複合利用はごく少数、ネットワーク利用に関する調査

続きを読む AV機器のワイヤレス化がもたらすもの

ソニスタ、ウォークマンやPSPで録画番組を持ち出せるBDZ-A70の受注開始

iconiconソニスタで、ウォークマン/PSPへのお出かけ機能に対応したデジタルハイビジョンチューナー内蔵HDD搭載ブルーレイディスクレコーダー「BDZ-A70icon」の受注がスタート。価格は168,000円で、「ハイビジョン応援キャンペーン」として、デジタルWOWOWの6ヶ月視聴無料権、もしくはソニーポイント15,000beatの特典付き。ワイド保証は8,000円。

スタメン向け15%オフクーポンを使えば142,800円でソニーポイントの15,000beatを引くと127,800円かあ。うーん、うーん…。

【追記1】AV WatchにA70のレビューが掲載されました。総じて高評価ながら、PSPとウォークマンの共用については難しいとのこと。ちなみに、おまかせチャプターはウォークマンにしか効かないようです。我が家のスゴ録くん(D900A)は大丈夫なんですけど、なんでなんでしょうね…>BDレコーダからPSP/ウォークマンに「おでかけ転送」ポータブルビデオを身近に。ソニー「BDZ-A70」

【追記2】AV Watchの記事に訂正。PSPでも「高速転送した番組については、チャプタ送り/戻しが可能でした」とのこと。ほっ…。

PC用デジタルTVチューナーの販売解禁はテレビメーカーに驚異?~もしかしてロケフリには追い風?

PC向け地デジチューナー続々 低価格で高画質画像、テレビメーカーの脅威に –

PC向けフルセグ対応デジタルTVチューナー単体製品の販売が事実上解禁になったことで、その発売や発表が相次いでいますが、それがテレビメーカーに脅威となりそうというお話し。単身世帯や、2台目のテレビ購入を検討している消費者が利用する可能性があるとか。

内蔵タイプや外付けタイプなど、バッファローやアイ・オー・データが相次いで低価格のチューナーを発表していますよね。バッファローの製品はUSB接続のHDDにも録画保存が可能なようです。>PC用フルセグチューナー単体販売へ:バッファローのPC向け地デジチューナー2製品が正式発表――ダビング10、編集機能、DTCP-IPに対応予定

iconiconPC向けチューナーが解禁ならロケフリ向けにだってOKっすよね。ネットワークロケフリにデジタルチューナーとHDDが内蔵され、バッテリー駆動でWi-Fi内蔵の有機ELテレビと組み合わせてれば新しいテレビの視聴スタイルが確立…ってなことにならないもんでしょうか。もちろん、PC、PSP用のロケフリプレイヤーもデジタル対応。さらに、mylo用やウォークマン用プレイヤーなんてのも出てくると良いですねー(Wi-FiでHi-Fiなウォークマン、出るかなあ…)。

てなことで、ことソニーに関しては驚異どころか、大きなビジネスチャンス。消費者にとっても選択肢が増えて良いこと何じゃないでしょうかー。

続きを読む PC用デジタルTVチューナーの販売解禁はテレビメーカーに驚異?~もしかしてロケフリには追い風?

ソニーの新BDレコーダー「BDZ-A70」の“おでかけ機能”の実用度

ウォークマンや携帯電話にも:ソニー「BDZ-A70」の進化した“おでかけ機能”を検証する

iconiconITmedia +D LifeStyleにソニーの新BDレコ「BDZ-A70」の“おでかけ機能”検証レビューが掲載されています。ウォークマン側での番組再生の使い勝手についてもレポートされており、とても参考になります。テロップなどの文字情報も十分に読み取れ、全体の解像感もワンセグに勝る印象を受けたとのこと。さらに、FOMA 705/904/905シリーズへの「おでかけ転送」についても検証。かなりの実用度らしいですが、デジタル放送の録画番組の転送が行えないのは“もったいない”とか。ウォークマンA820はBluetoothにも対応しているため、混雑した電車の中などでヘッドフォンケーブルを気にすることなく、ビデオを楽しめるのも大きな魅力になるとのこと。

個人的に注目したのは、「DVDからHDDへのダビング時にも同時におでかけ転送用のエンコードを行うことも可能」というところ。ダビング終了後、即座にウォークマンに動画を転送できるそうです。これは良い!ますますA70に興味津々です。ところで、A70の受注はいつから始まるんですかね。4/30の発売まで2週間もありません…。

続きを読む ソニーの新BDレコーダー「BDZ-A70」の“おでかけ機能”の実用度