「テレビ・ビデオレコーダー」カテゴリーアーカイブ

ソニーがテレビの法人営業を強化~付加価値追加でホテル向けのシェアが増大

薄型テレビの隠れた激戦区“ホテル”市場で躍進するソニー

大河原克行さんの「これは“にゅーす”です。」。ホテルが薄型テレビの隠れた激戦市場になってるとかで、後発ながらも徐々にシェアを高めているソニーの同市場への取り組みを紹介。2002年に始まったバイオの法人向け営業にあわせてホテル向けのテレビビジネスを開始。今年4月には法人営業本部を発足し、コンシューマ向けAV機器の法人向けビジネスを強化しているソニー(マーケティング)>ソニー、テレビの法人向け営業強化

iconiconソフトで対応可能なカスタマイズ機能の搭載がホテル向けの液晶テレビビジネスを加速するきっかけになったそうです。「高級ホテルの導入実績は、コンシューマ市場におけるテレビの売れ行きにも影響を及ぼすと考えている」とのこと。独自のカスタマイズ機能という付加価値がソニーの武器。ソフト重視の戦略が功を奏した好例とも言えそうです。

(最近、ソニーのテレビ事業に関するニュースが多いですね。下にリンクしておきましたので、興味のある方は追いかけてみてください)

続きを読む ソニーがテレビの法人営業を強化~付加価値追加でホテル向けのシェアが増大

米国で始まったポータブル機器向け「デジタルコピー」技術の詳細と現状

映像ソフトからポータブルデバイスへ「転送」 新潮流「デジタルコピー」の可能性を探る

PCやポータブルデバイス向けの映像ファイルをDVD/BDソフトと一緒に販売(同梱?)するのが、「デジタルコピー」「セカンドセッション」と呼ばれる技術。今年のCESでソニーが行ったBlu-rayビデオに収録されたPSP用映像をPS3経由でPSPに転送するデモもまさにそれですが、米国ではすでにiTunes Digital Copy、WMP、PS(PSP)向けなど、様々な形のテスト販売が行われており、西田さんがそれぞれを詳細にレポートしてくださってます。

Blu-layビデオにポータブル向け映像を収録したDVDを同梱するもの、Redeem(クーポン購入)コードによるダウンロードで対応するもの、様々なようですがオンラインで「DRMによるコピー認証」を行なうという形がスタンダードらしく、“DRMを使った映像の「利用権」をRedeemコードの形で映像ソフトに封入し、PCとポータブルデバイスで利用できるようにしたもの、というのが、「デジタルコピー」の正体”と西田さんは解説しています。

規格に関係なく、動画そのもののクオリティはポータブル機器向けとしては十分なようですが、権利処理の違いに伴い使い勝手には差が出てくるようです。とはいえ、結論としては間違いなく便利とか。手間になるのはコード入力と転送に要する数分間。リップ&エンコの無駄な時間がいらないってことですね。

日本国内の動きについては、導入までの道のりは長そうだけどさほど悲観的ではないとか。「DEGジャパン」設立を例に「新しい仕組みに対して、業界の垣根を越えて取り組む姿勢が見えつつあるから」と説明しています。

ちなみに、自分が持ってるDonald Fagenのソロアルバムを集めたDVDオーディオボックスにはコピーフリーのMP3ファイルがアルバム全曲分まるまる入ってます。利用にはオンライン認証が必要なので、これもデジタルコピーのひとつですね。供給側の一工夫で利便性が変わる好例かもしれません。

消費者を泥棒呼ばわりしたり、家電メーカー批判をする前に、コンテンツ供給側で何ができるかをもっと考えてみてもよいのではないでしょうか…>補償金問題について権利者団体会見。JEITAの対応を批判

続きを読む 米国で始まったポータブル機器向け「デジタルコピー」技術の詳細と現状

ソニーを含む6社がHDTV動画無線伝送仕様「WHDI」推進団体を設立

韓国Samsung,シャープ,ソニーなど6社,HDTV動画の無線伝送仕様「WHDI」の推進団体を設立

ソニー、シャープ、日立、イスラエルAMIMON、米Motorola、韓国Samsungの6社がAMIMON社開発の無線伝送仕様「WHDI(Wireless Home Digital Interface)」の推進団体「WHDI Special Interest Group(WHDI SIG)」を設立したそうです。WHDIは5GHz帯の周波数を利用して最大1.5Gビット/秒のデータ伝送速度を確保。720p/1080iのHDTV動画の伝送が可能で、家庭内伝送距離は約30m。今後は、3Gビット/秒まで高速化して非圧縮の1080p(60フレーム/秒)の動画も伝送できるようになるほか、新型の著作権保護技術も導入予定とか。

iconicon家庭内のハイビジョン対応機器が揃って、ロケーションフリーになる時代がすぐそこまで来ているってことなんですかね。製品としてのソニーのロケフリの今後にも影響を与えそうな…。

ハイビジョンと言えば、ソニーがサッカー選手のカカとハイビジョン製品群を主とした広告宣伝キャラクターとしての契約を締結。サッカー人気の高い、欧州、南米を中心に、世界各国でソニー製品の広告宣伝活動に登場するとか。下世話な話ですが、契約金が気になります…>ソニー、FIFA世界最優秀選手のカカと全世界を対象とする広告宣伝契約を締結

続きを読む ソニーを含む6社がHDTV動画無線伝送仕様「WHDI」推進団体を設立

お出かけ転送機能搭載レコーダーはソニーだけ~PS3との連携でさらに便利に

テレビを持ち歩ける最強ツール–ソニー、Blu-rayレコーダー「BDZ-A70」

iconiconCNET JapanのエディターズレビューにソニーのBlu-rayレコーダー「BDZ-A70icon」が取り上げられました。PSPに加えウォークマンA820シリーズへの対応を果たしたお出かけ・おかえり転送機能を中心に解説。「この手の機能を搭載しているレコーダーを発売するのは、いまのことろソニーのみ」であり、現段階ではA70がダビング10の恩恵を最も感じられる機種なのかもしれません。珍しく無記名なんですが、ケースイさんご担当なんですかね…。

もっと使える!PS3のHDD - 第2回:「ダビング10」スタートで広がる“PS3活用術”

こちらは上記のソニーレコーダーが持つ「おでかけ転送」機能とPS3を活用して“ミニマムシアター”を作ろうという企画の2回目レポートでケースイさんがご担当。上のA70レビューとあわせて読みたい内容です。ダビング10活用でおでかけ転送とBDやDVDへの保存用を使い分けられるのが大きなメリットですよね。お出かけ後のファイルをPSP(メモステ)からPS3ムーブする際に、複数タイトルの選択ができないのが問題との指摘がありますが、これは自分もそう思います。DRM無しのファイルは複数コピーと複数削除が可能なんですよね。ムーブ失敗を防ぐためともとれなくもないですが、できることなら対応して欲しいです。

ダビング10の恩恵で複数回のお出かけが可能になったのは良いのですが、同じファイルでHDDが圧迫されるのはどう考えても無駄。ムーブ可能な回数を維持したままPS3にお出かけ出来たらもっと便利なんですけどね。例えば3回分のムーブ残数を指定してPSP(メモステ)に転送すると、レコーダー側はその分減算されてムーブ残数が7回になるとか。もちろん、PS3側も対応が必要なんでしょうけど。それでも面倒っちゃ面倒か…。

iconiconそんなこんなで、最近は保存しておきたいような番組はビデオレコーディングクレードル「VRC-NW10icon」でダビングするようにしてます。WOWOWなどのペイTVはそもそもがコピーワンスでダビング10の恩恵は全くありません。ダビングに実時間かかるので手間は手間ですが、終わってしまえば後の運用はらくちん。コピーフリーのBaselineファイルですから、PS3やPCのHDDに保存して、PSPはもちろん、別のウォークマンやiPodなどにも転送して使えるんですよね。やっぱ、神ですわVRC-NW10iconは(…ってまたも入荷未定なんですね。ったくもう…)。

レコーダーの話に戻りますが、オリジナルの録画ファイルをカット編集するとお出かけファイルが無効になるという仕様はなんとかならないもんでしょうか。オリジナルをカット編集するとお出かけ用も連動してカット編集されるってな具合にはいかないんですかね…。

【追記1】PS3で思い出しましたが、今日がUSBカメラ「PLAYSTATION Eye」の発売日でしたね。日本で売れるのかなあ、これ…>PLAYSTATION Eye(CEJH-15001)

【追記2】以下はPS3絡みのFighter-KOUさんからのお便り。(毎度毎度感謝っす)

PSP-3000の噂も気になりますが、ここに来てPS3も動きが色々有るようで、GIGAZINEさんのところに『ソニー、ついにPS3でデジタル放送を録画できる「PlayTV」を発売へ』と言った記事が(元記事)。今のところEUのみ/ユニットがUSB接続ではありますが、価格的にはなかなかいい値段で面白そうな取り組みではありますね。日本はB-CASが阿漕だから、難しいかなぁ。

昨年8月に発表されたやつですよね。08年の早いうちに出る予定のものが半年以上立ってしまいましたね。HDD容量のこともあるので、いっそのことゲームもOKなBlu-ray/HDDレコーダー「PSX2」で商売しちゃう方が早いような気もなきにしもあらず。久多良木さんがCEO時代にAVよりのカスタムPS3みたいな話がありましたが、どうなっちゃったんですかね…。

続きを読む お出かけ転送機能搭載レコーダーはソニーだけ~PS3との連携でさらに便利に

娯楽の王様はテレビ?それともネット?

“午後4時”のテレビ産業?落日の危機は近づいている
若者のテレビ離れは怖くない・テレビ復活のカギは高齢者
情報はやはりネットから、娯楽までテレビよりネットを選ぶ傾向に
10代の若者と携帯が鍵–米国広告市場における今後の流れ

若者のテレビを含めたマスメディア離れがテレビ産業を衰退させるとかなんとかみたいなコラムが多くなってきました。ドラマ好きな同居人がいる我が家ではテレビ離れなど起こりそうにもありませんが、それもHDDレコーダー登場以降の話。一昔前のビデオデッキ時代はむしろテレビ離れしていたんですけどね。不思議なモノです。

テレビは今後進化するか
テレビ局の広告モデルに一石投じたソニーの「ブランコ」
USEN、GyaOを全面リニューアル、ここが変わった~5つのポイント~

広告モデルそのものにも変革が求められる時代。「ながら視聴」や「自分番組表」は結構重要な要素なのかもしれません。

映像端末としての携帯ゲーム機やDAPも変革のなんらかのきっかけになるのかな。今最も気になるチャンビーのような、ながら見に最適なガジェットの進化とあわせて、テレビ産業の今後に注目していきたいです…>目覚まし時計のような形の不思議な映像端末「チャンビー」とは

続きを読む 娯楽の王様はテレビ?それともネット?

SCEAが米国でPS3とPSP向けにビデオ配信サービスを開始

SCEA、ビデオ配信サービスを米国で開始~いつでもどこでも、映画やテレビ番組が楽しめるPS3™とPSP®の世界を広げる新たなエンタテインメントサービス~(SCEJの参考和訳・PDF)

SCEAが、PS3及びPSP向けに、新たなビデオ配信サービスを米国で開始しました。PLAYSTATION NetworkのPLAYSTATION Storeを通じ、約300本の映画、1200話以上のTV番組及びオリジナルコンテンツ(HDクオリティ含む)がダウンロード可能。同社は本ビデオ配信サービスの充実したコンテンツラインアップにより、エンタテインメントシステムとしてのPS3およびPSPの魅力を更に高めるとしています。

ビデオコンテンツは、人気別、アルファベット順、テレビシリーズ、映画等のカテゴリーに分類され、タイトル、プロデューサー、スタジオ、キャスト等からの検索可能。また、PS3ならではの機能として、ビデオコンテンツをダウンロードしながら視聴が可能であるほか、ゲームやホームメニュー内の他のエンタテインメントコンテンツを楽しみながら、ビデオコンテンツをダウンロードすることも可能。

映画レンタルの視聴可能期間は14日間で、一度再生されたコンテンツに関しては最初の再生時より、24時間再生可能。価格帯は、レンタル向けが$2.99から$5.99、販売向けが$9.99から$14.99を予定。著作権保護技術に“Marlin Digital Rights Management” を採用。コンテンツによっては、複数のPSPデバイスでの視聴も可能。コンテンツのPSP転送は、本サービスならではの特長の一つ。PS3とPSPの連携により、ユーザーは場所を問わず、また番組表や映画のスケジュールを気にすることなく、自由にエンタテインメントの世界を楽しめるとしています。

二つ前のエントリーで書いていたことがいきなり現実に…。問題は同様のサービスが日本国内でも実施されるのかどうかなんですが、こちらのニュースでは現時点で未定との記述が…>SCEA、米国でPS3/PSP向け動画配信サービス。PS3の80GBモデルも。iTunes Store(日本のね)ですら実現していない映画・テレビ番組レンタル配信を、グループに映画会社を持つソニーが実現できるのか。様々な障害があるとは思いますが、それを乗り越えて是非とも実現していただきたいです。

あ、あと米国ではPS3の80GBモデルが発売されるそうです。こっちはそのうち日本でも発売されるんじゃないでしょうかね…>SCEA、E3 2008 プレスカンファレンスを開催。スーパーヒーローたちが一堂に会する「DC Universe Online」などを発表 【速報】

続きを読む SCEAが米国でPS3とPSP向けにビデオ配信サービスを開始