「ソニー全体」カテゴリーアーカイブ

法人向けコンテンツ管理配信システムで2012年度に国内で100億円の売上高を見込むソニー

ソニー、映像を核に法人向けコンテンツ管理・配信市場に参入 海外展開も計画

ソニーが5/20に発表した法人向けコンテンツ管理配信システム“OPSIGATE”の解説記事。ソニーの予測によると、国内のコンテンツ管理・配信の市場規模は2012年度には312億円に拡大する見込みで、今後はIPネットワークを使った画像配信や、複数ユーザーによる画像コンテンツの同時再生や共有用途も広がると予想。2012年度には国内で100億円の売上高を目指しており、国内市場の約3分の1のシェアを確保したい考えとか。

今後はソニー自身がネットワークを通じてコンテンツ管理・配信サービスを提供することも視野に入れているとのことで、これが実現すれば撮影画像の管理、配布といった撮影後の画像利用サービスまでの領域をカバーすることになるとか。記事では、動画配信サービス競合他社も多く、後発のソニーがシェアを獲得するにはメーカーとしての立場を生かして特徴あるサービスを提供していく必要があるとしていました。

放送機器で培った様々な技術やサービスをダウンサイズして法人向けに提供という感じでしょうか。著作権保護に関してはある意味エキスパートですし、そういう側面からの信用度は高かったりして…。一般向けはねえ、イメステもeyeVioも大失敗でしたしねえ。もう無理かなあ…。

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タッチして繋げる技術「CROSS YOU」はどのように生まれたのか

ソニー「CROSS YOU」開発者インタビュー “タッチして繋げる”技術、誕生の経緯と特徴を聞く

マツケン君が友人とケータイをタッチしあってゲームを始めるアレ。携帯電話のFeliCaロゴマークをかざしあうと自動的にBluetoothのペアリングが成立して対戦ゲームなどが楽しめる「iアプリタッチ」。ソニー開発の「CROSS YOU」プラットフォームがこの仕組みを実現したとして、開発者インタビューが載ってます。

「いかにワイヤレスを簡単に使うか」という観点から、10年ほど前からソニーCSLとソニーで研究が進められてきており、当時はこの機能のことを「FEEL」と呼んでいたとか。Bluetooth搭載のおサイフケータイの普及でインフラができあがった今が投入の絶好のタイミングということだったようです。また、開発当初は「タッチしたら、そのとき聞いている楽曲をシェアできるような機能を実現したいと考えていたとか。

タッチで機器同士が繋がることで、用途やアプリの可能性、ひいてはビジネスが広がる「CROSS YOU」。今後はサービス系への展開も考えているとか。

サイバーショットとか、ウォークマンとか、PSP goとか、いや、この際ソニー製品全てにFelicaとBluetoothを積んで、自ら様々な展開例を提示してしまいませう。

【追記】iPhoneがもうじきおサイフケータイ対応?>iPhoneがおサイフケータイに? AppleがRFID関連特許を出願

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ソニーで相次ぐ組織改革の狙いとは~次世代モバイルデバイスの創出を担う部署とは

「テレビ事業本部」を無くしたソニーのテレビ事業の行方~4月から相次ぐ組織改革の狙いとは~

大河原克行さんがソニーが行った直近の組織改革と人事異動について解説。ストリンガー会長が「四銃士」と呼ぶ、吉岡執行役副社長、平井執行役EVP、石田業務執行役員SVP、鈴木業務執行役員SVPによる新経営陣、テレビの名前が消えたホームエンタテインメント事業本部、新たなモバイルデバイスの創出を担うネットワークモバイルセンターなど、相次ぐ組織改革でソニーが何を狙っているのかを探っておられます。

android_wmx個人的に注目したいのは7月1日の組織改革で新たに設置されたネットワークモバイルセンター。その役割は既存カテゴリーに囚われない次世代のモバイルデバイス創出とかで噂のAndroid端末も同センター担当の可能性が高いとのこと。また、同センター長を務める鈴木業務執行役員SVPは、VAIO事業本部長も務めているほか、SCEの副社長に就任し、プレステビジネス全般のマネジメントも担当。氏のもとに、VAIO、プレステ、次世代デバイスが、横串をさす形で集約されることになるとか。

PSP goやPSP2の開発にも同センターが果たす役割は大きくなりそうな予感。大河原さんならずとも「この新組織が、どんな製品を創出してくれるのかは、実に楽しみ」なのではないでしょうか。

そういえば、「ウォークマンブランドの製品が、性質が異なる2つのグループに分かれて事業が推進されている」状態で、その差はネットワークに対応かどうかという話もありますが、これはコンスーマープロダクツ&デバイスグループとネットワークプロダクツ&サービスグループ、どちらの担当なんですかね。Wi-Fi搭載の有無で変わったり…しない?>Sony Europe、3.5型液晶リモコン付属のiPodオーディオ-無線LAN搭載/DLNA対応。非搭載モデルも

ビジュアルグランプリ2009夏金賞受賞記念、SMOJ栗田社長インタビュー

ビジュアルグランプリ2009SUMMER:ソニー 金賞インタビュー

ブラビア、BDレコーダー、ハンディカムなど数多くの商品がビジュアルグランプリの金賞に輝いたとして、Phile Webに「テレビの前に家族が集まるリビングルーム復権目指す」と題した、ソニーマーケティング栗田伸樹社長の受賞記念インタビューが掲載されています。「リビングルームの復権」があるべきで、「家族がリビングの中心にあるブラビアの前に集まることが意味を持つ」と思っておられるとか。

また、ウォークマンを含むオーディオカテゴリー製品については、ご自身が非常に楽しみにしている分野とか。「ネットワークの広がりの中で、コンテンツを取り巻く環境は大きく変化」。プレステ、VAIO、ウォークマンも同じ本部にまとまるということで、今後の商品展開に期待してほしいとコメントなさってました。「ソニー製品がつながることによる新しい楽しみの提案」も積極的にしていかなくてはと考えておられるようです。

ソニー、エプソンイメージングの中小型液晶事業の一部を取得

中・小型TFT液晶ディスプレイ事業に関する事業資産の一部譲渡について(Sony Japan)

セイコーエプソンとソニーは、エプソンイメージングデバイスが推進する中・小型 TFT液晶ディスプレイ事業に関する事業資産の一部を、ソニーおよびソニーモバイルディスプレイ(以下「SMD」)へ譲渡することなどで合意し、正式に契約を締結したと発表。

第一弾として、2009年内に、エプソンイメージングが推進する当該事業に関する営業機能をソニーグループへ引継。その後、2010年4月1日付で、エプソンイメージングの持つ当該事業に関する生産関連資産の一部をSMDに譲渡し、ソニーグループでのオペレーション体制へと移行するとか。

今後は、両グループが持つ営業力、技術力、商品設計力や生産力を最大限に活かし、技術とコストバランスを持った幅広いラインナップを持つ総合的な中・小型TFT液晶メーカーとして、消費者のニーズに今まで以上に応えられるよう、中・小型 TFT液晶ディスプレイ事業を強力に推進していくとか。

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Mジャクソンさん急死で米ファンがAmazonやiTunesに殺到~チャートのトップに返り咲き

M・ジャクソンさんのファン、アマゾンとiTunesに殺到【DJ】

マイケル・ジャクソン(MJ)さん急死を受け、米国のファンがAmazonやiTunesに殺到。同氏の楽曲や動画が飛ぶように売れ、ヒットチャートのトップに返り咲いたとするニュース。

Amazonでの25日のCDの売れ行きは前日比で700倍。同日の楽曲販売全体の60%を占めたとか。26日のCD販売ランキングではトップ15を独占。在庫補充に向けSMEAと協力しているものの、関連商品は出荷まで1-3週間待ちの状態になっているそうです。iTunesでは、26日のCDアルバム販売トップ20作品のうち13作品がMJ作品。楽曲販売上位100曲のうち約40曲が、動画では上位20タイトルのうち16タイトルが氏の作品だったとか。

本日でも米Amazonや米iTunesにアクセスすればその勢いは確認できますが、こちら日本はどうでしょう。レコードショップ店頭の模様はテレビの報道でもお馴染み。AmazonはCDが売れてますが、あいにくMP3の配信はありません。国内のiTunesは最悪なことにエピック以外のモータウン時代のライブラリーしか買えません。Moraはここぞとばかり追悼特集をやってますが、全くといって良いほど愛が感じられません。

ホントなにやってんだろ、日本のソニーミュージックは。氏の功績をたたえる意味でも、分け隔て無くどこでも買えるようにするべきだと思う。むしろ、こういう時こ変革のチャンスなのではないのでしょうか。

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