「ソニー全体」カテゴリーアーカイブ

ソニー、欧州で「Qriocity」動画配信サービスを立ち上げ

ソニー、動画配信サービス「Qriocity」を欧州で開始

ソニーの動画配信サービス「Video On Demand powered by Qriocity」が欧州で立ち上がったそうです。2010年モデルのネットワーク対応BRAVIA、Blu-rayプレーヤー、ホームシアターが対象で、映画をSD/HD画質で配信。料金は、SDの新作が3.99ユーロ、旧作が 2.99ユーロから、HDの新作が4.99ユーロ、旧作が3.99ユーロ。

Qriocityに関してはこちらのエントリーでも取り上げてますが、将来的にはReaderのコンテンツの統合をとか、Google TVとの連携みたいな話しもありましたね。あと、発表当時は音楽ファン向けに魅力的なクラウドベースの音楽配信サービス 「Music Unlimited powered by Qriocity」を第二弾として年内を目処に開始ってな話しもあったけど今年は残すところあと一ヶ月。間に合うのか…>ソニーのQriocityはクラウドベースの音楽配信サービスも含む

時にReaderの管理ソフトってどうなるんだろ。ブックリスタは今野さんが社長ってことでレーベルゲート色も強いし、もしかしたらx-アプリ(=LISMO)にReader Storeなんかも統合されるのか…な?

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ソニー、次世代ネット家電の開発環境にObjective-C/GNUstepを採用

投稿フォーム経由でソニーが次世代ネット家電の開発環境にGNUstepを採用するとの情報をおよせいただきました。お知らせ感謝です>ノジリさん。

SONYが興味深い発表を行っています。自社の次世代ネット家電の開発環境にGNUstepを採用するとか。これって、OpenStepクローンを採用するという意味ですね?Mac OS Xの部分的クローンでもあり、リンク先でもMac OS Xに言及しています。
iPadなどiOS機器のSONY版を作ろうとしているようにも見えますが、Androidに賭けて中国企業と同列に並ばされるよりも、SONYの底力を十全に生かす道かもしれません。
ちなみに、GNUstepのネイティブな開発言語はObjective-C。Mac OS XとiOSのアプリ関係者しか使っていないマイナー言語です。SONYは開発者を集められるのでしょうか?気になります。iOSによって十分に開発者が増えたのかもしれませんね。
http://snap.sonydeveloper.com/pages/about/

モダシンさんでも取り上げられてますね>ソニーの次世代アプリケーション・プラットフォームはObjective-C/GNUStepをベースに。 – [モ]Modern Syntax

文系人間故、この手の話しは苦手ですが、ツールそのものの素性はともかく、かつてのソニーのように、自分のふんどしで相撲を取る道を模索し初めたということなんでしょうかね。

そういえば、Chrome OSってどうなったんだろう…>「Chrome OS」計画発表から1年半、登場はいつか?

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ソニー、電子書籍事業&製品発表会を11/25の15時からライブ中継

電子書籍事業および製品 発表会中継のご案内(Sony Japan)

ソニーが明日、2010年11月25日(木)の15:00から行う国内向けの電子書籍事業および製品の発表会の様子を、Ustreamを利用してライブ配信すると発表。登壇予定者は米ソニーの野口不二夫氏とSMOJの栗田伸樹氏。

電子書籍配信事業準備株式会社が株式会社ブックリスタとして事業会社化

ソニー、凸版印刷、KDDI、朝日新聞社の4社が7月に共同設立した電子書籍配信事業準備株式会社を、11月4日付で株式会社ブックリスタとして事業会社化したこともあわせて発表。代表取締役社長には事業準備株式会社の代表取締役だった今野敏博氏が就任。

ブックリスタでは、コンテンツの収集・電子化および管理、顧客認証や課金システム、プロモーション業務など、コンテンツ販売に関連するサービスのためのオープンなプラットフォームを構築。これにより、端末メーカーおよびストア事業者は、オンライン上に各社のストアを設置し、各種端末向けに魅力的なコンテンツを提供することが可能になるとか。

今野氏といえば、CBSソニー(SME)畑からレーベルゲート&レーベルモバイルを経て社長に就任した方。同氏個人のことは良く存じ上げませんが、個人的に嫌いなレーベルゲート(Mora)&レーベルモバイル(レコチョク)の影がチラホラしていて非常に嫌な予感がします…。

ともあれ、ソニーの国内向け電子書籍ビジネスの全貌が明日ようやく明らかになるって事で要注目っす。また、My Sony Clubでは購入宣言キャンペーンの予告が掲載されています。通常の製品登録特典「ソニーポイント500ポイント」に加え、ボーナスポイントとして1,000ポイントを加算し、合計1,500ポイントをプレゼントするとか>購入宣言キャンペーン

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ソニーの好調を支えているのは本業じゃなくて金融だってばよ

2010年度 第2四半期 業績説明会(Sony Japan)
ソニー、2010年度第2四半期決算の営業利益は687億円 -ゲームとPCが寄与し改善。TV事業黒字化「厳しい」

10/29に発表されていたソニーの2010年度第2四半期の業績ですが、売上高が1兆7,332億円、営業利益が687億円、税引前利益が627億円、純利益が311億円と好調。為替の悪影響も売上増加にて吸収。ネットワークプロダクツ&サービス分野が連結営業損益改善に大きく寄与したとありますが、金融ビジネスの恐ろしいまでの利益率のおかげでしょう。随分と前からですが、ソニーは金融ビジネス無くしては立ちゆかない会社になってしまいましたね。アップルもいっそ金融事業買収したらどうだろう。面白いことになるかも…。


エレキは久々にカメラの好調が光ったけどテレビはダメみたい。そろそろ3Dバカから卒業しないとマジでヤバイのでは?PSPも「有力なソフトが出てくるタイミングでもあり、少し刺激をしたい」とか言ってるけど、有力なソフトがPSP goで遊べないと意味ないんですってば、偉い人。あとホントに3Dにエコシステムなんてあるの?タブレットにしても後手後手だし、日本のSony Readerもどうなるんだろう。部外者なのに不安で不安でたまらんよ、もう…。

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SDC2010開催~年末商戦の3本柱の一つとなるReaderに注目集まる

ソニー、3D対応VAIOや電子書籍「Reader」など多数展示-コンベンション開催。ウォークマン用新スピーカーも
ソニー、3D BRAVIA購入者に3D版「THIS IS IT」を提供-TVで「Life-X」。年末商戦でウォークマンシェア50%
「Sony Dealer Convention 2010」で未発表製品をチェック!
ソニー、ディーラーコンベンション 2010 – 3D対応VAIOや電子ブックも展示
ウォークマン、3Dテレビ、ミラーレス一眼… 強気の勝負に挑むソニーの戦略
「3Dテレビでシェア50%超目指す」 ー ソニーマーケティング栗田社長
ソニー、3Dソフトをプレゼントする購入キャンペーン
ソニー、AVCHD再生対応の「S-Frame」を特約店向けイベントで参考出品 ~「α55」「α33」も展示。予想を超える予約数

知らぬ間に開催されていたSDC2010のメディアレポートがあちこちに。テーマは「Sony“3D”Experience」。3D対応機器の最新モデルや現在開発中のモデルも参考出品されたとか。年末商戦は映像AV機器、デジタルカメラ、電子書籍3つの製品を柱として展開。テレビで20%以上、BDレコーダーで30%以上、カメラで総合シェア30%以上、ウォークマンは50%以上のシェア目標も掲げられたとか。

にしてもReaderへの注目はすさまじかったようですね。年末には国内導入され、2014年には1,300億円の市場規模を見込むとか。コンテンツありきは昔も今も変わらず。さてさて、リブリエリベンジとなりますかどうか…。

ウォークマン関連では、DVDドライブと大型ディスプレイ内蔵でデジタルフォトフレームとしても利用可能なドックコンポや、フロントパネルのシートを取り替えてカスタマイズできたり防水に対応するドックスピーカーなどが参考出品されたようです。てことで、シェア50%を狙うらしいウォークマン本体の新製品発表が待たれるところ。

Bluetooth関連製品もソニエリ「MW600」のホワイトモデル追加程度で寂しい限りなので、ウォークマンのBluetooth内蔵モデルに期待。つまらない機種出したら、けちょんけちょんだからな~。

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Qriocityはつながった後の提案~Google TVともシームレス連携

【IFA 2010】欧ソニー西田社長が語る、3DとQriocityの将来 -ソニーが目指すネット配信の形、Google TV連携など

欧ソニーの西田プレジデントが、3Dテレビやネットワークサービスなど、ソニーの2010年戦略について記者向けに説明。Google TVの欧州展開、配信サービス「Qriocity」についても言及したとのことで個人的に注目したポイントをピックアップ。

  • Google TVはオープンアーキテクチャ。AVとネットワークが融合して一番いい商品を作るため、立ち上げは一緒にやっているが、その後は他社も参入してくるだろう
  • 動画や音楽のファイルを再生機器によっていちいち作ってもらうのは使い勝手が悪い。Qriocityではファイルがクラウドにあり、趣味やジャンルなどで検索すれば、それに合ったアルバムなどをストリーミングで聞くことができる。今後の構想としては、ユーザーの聴いている曲に合わせて次の曲を準備する、といったやり方もある
  • ソニーはハードウェアのネットワーク対応を謳ってきたが、つながった後の提案として立ち上げる
  • Qriocityはソニーのネットワーク配信のプラットフォームであり、テレビだけでなくVAIO など他の機器に将来的にはつながるだろう。『Reader』のコンテンツについてもQriocityに統合することも考えている
  • 将来的にサードパーティが参入する意向があれば受け入れる。Google TVの強みは検索機能。QriocityとGoogle TVが検索機能などでシームレスにつながる形に将来的にはなるかもしれない
  • (私見と断った上で)IPTVに関しては米欧が先行。著作権処理などの環境整備が進まない限り、日本は米欧と同様には始められない

日本では消滅してしまったナップスターのようなサブスクリプションサービスなのか、購入したCDと何らかのヒモ付けができるのか、等々、仕組みも価格体系もわからない今は何の評価もできませんね。

クラウド時代のソニーに関してはスラッシュドットのこちらの記事のコメントが大変興味深いです>クラウド時代でソニーの復権はあるのだろうか? – スラッシュドット・ジャパン

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