「ソニー全体」カテゴリーアーカイブ

デジタル家電はWebサービス型に

「デジタル家電は今後,Webサービス型になる」--米UIEvolution社CEO(要登録)

現在のデジタル家電はすべての機能が最初から盛り込まれた完成品ですが,将来は後で新しい機能が加わったり,ガラッと変わったり,ユーザーの好みに応じて自動的にカスタマイズされるといったサービス提供が当たり前になる。(中略)よいサービスを提供することで,ユーザーを離れがたくできるのです。自分向けにカスタマイズし,蓄積したデータがあると,ユーザーは次に別のメーカーの製品を選べなくなる。iTunesは自分のパソコンの中にデータをためていますが,今後はサーバ側にデータをためてくれるようなサービス付きの製品も出てくると思います。そうなれば,なおさら離れにくくなる。

ベンチャー企業CEOが語るネットワーク家電の今後。Webサービス型のデジタル家電はいつ頃成功を収めると予想するかという問いに、すでに「iPod」が成功しているとして、iPodは直接インターネットに繋がらなくともiTunesのアップデートによってiPodの機能をトータルで改良、強化していると説明してます。

オーディオやビデオのファイルをネットワーク上にある個人のオンラインストレージにストックしておいて、ネットワーク接続に対応したデジタル家電やパソコンから出先からでも利用できる。これぞ真の「ワンソース・マルチユース、ロケーションフリー」って感じでしょうか。

ハードありきの時代からサービスありきの時代に。ソニーは、ソニスタやSo-netが独自のネットワークサービスを数多く手がけていますが、肝心のハードとうまくシナジーしていない感じがします。モノづくりの精神はハードだけにあらず。カタチにならないソフトやサービスにだってソニーらしさを発揮できるはず。久多良木さんには先見の明があるし、CONNECTそのものの理想だって決して間違っていないと思う。あとはやり方。あなた方ならできる。もとい、あなた方にしかできない(と思いたい)。がんばれ、ソニー!

(下にあるような厳しい現実もあるけど、それを乗り切った先に明るい未来が開けるさ…)

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2005年に最も売れたソニーのAV製品はなんでしょう?

2005年、最も売れたAV製品は?

GfK Japan調べの全国3500の量販店POSデータの集計によるランキング(1月1日から11月30日まで)。ソニー製品は、デジカメではランクインせず、デジタルオーディオプレイヤーではE405(4位)とE407(10位)、DVD/HDDレコーダーではRDR-HX50(1位)とRDR-VH83(10位)、液晶テレビではKLV-14AP2(3位)とKDL-S32A10(9位)がぞれぞれランクインしてます。

8GBフラッシュ搭載ウォークマンが2006年6月に登場?~Samsungがメモリ供給

サムスン電子、ソニーにフラッシュメモリー大量供給検討
Samsung、ソニーにNAND型フラッシュメモリ供給の可能性

韓国Samsungは、ソニーにフラッシュメモリを大量供給する方向で協議していることを明らかにしたそうです。ポータブルオーディオなど携帯機器の新製品に搭載する見通しとか。韓国経済新聞は、ソニーが来年6月に発売するオーディオプレーヤー向けに、Samsungが8GBのNAND型フラッシュメモリーを供給すると報道。供給量も生産量全体の2割を超え、アップルへのそれを上回るとか。なお、Samsung側はソニーを含む主要企業と契約検討中とはしたものの内容には言及しなかったそうです。

ウォークマン新機種は来年6月なんですか~。もう少し早いかと思ったんですが、もしかして次の次ぐらいの機種のことでしょうか。まあ、半年先なら週一ペースのアップデートであのソフトも何とかなってるのかな…(皮肉たっぷり)。それよりもそんな大口の契約して大丈夫なんですかね?ソニーのSamsungへの依存度が高くなっていることも気になります。Samsungの株価もどんどんあがって最高値ですって。「SamSony」が冗談ではなくなる日が近づいているのかも…。

ソニー、Appleから幹部引き抜きでソフトウェア開発担当上級副社長に抜擢

ソニー、Appleから幹部引き抜きでソフトウェアの「直感的ルック&フィール」目指す

ソニーのハワード・ストリンガー会長兼CEOは「ソフトウェアは卓越したソニー製品を作り出すための、明らかに重要な要素であり、相互接続製を確実なものにすることでソニーの製品およびサービスの価値を高めてくれる」と述べている。「ティムの専門技術はソニーのチームに活気を与えてくれるだろう。そして全製品ラインに統一性があり直感的なソニーらしい“ルック&フィール”を開発し、導入するための責任者となってくれる」と述べている。

米ソニーは、新設したソフトウェア開発担当上級副社長に元Appleのティム・シャーフ氏を指名したそうです。同氏はカリフォルニア州サンノゼに新チームを設置し、ソニーの各部門と強調して作業を行うとか。また、バイオやクリエビジネスに携わった木村敬治執行役EVP(兼技術戦略担当)の配下となるそうです。(米ソニーのプレスリリースはこちら

シャーフ氏は元Appleインタラクティブメディア担当副社長でQuickTime開発およびメンテナンスに貢献したとか。さらにAppleの前はあのSynclavierの開発に従事していたとの記述も。Synclavierといえば、日本では松任谷正隆氏がいち早く導入してユーミンのアルバム制作に使ってきたことで有名になったと記憶しています。

ソニーとAppleは昔から割と人材交流が盛んというイメージはありますが、ここまで大々的にニュースになるのも、以前とは状況が異なってきたからでしょうね。こんな人をヘッドハントしなければならないほど、ソニーのソフト開発力は低下しているのかと勘ぐりたくもなりますが、まあそれはそれとして、シャーフ氏のソニー参加がプラスに働いてくれることをソニーファンの一人として期待しております。

ソニー創業者盛田家の資産管理会社が約230億円の申告漏れ

ソニー盛田家の資産管理会社、約230億円申告漏れ

ソニー創業者の盛田昭夫氏の長男(英夫氏)が社長を務めていた盛田家の資産管理会社「レイケイ」が東京国税局に約230億円の申告漏れを指摘されていたそうです。追徴税額はなんと約63億円。海外関連会社への貸付金が課税対象の寄付金と認定されたとみられるとか。

勝ち負けのコントラストがはっきりしてきた2005年のAV機器業界~ソニーは負け組

Electric Zooma!2005年総集編~やっぱり今年もタイヘンでしたSpecial~

小寺信良さんの週刊「Electric Zooma!」ですが、年末特別企画として総集編が掲載されていました。今年1年に小寺さんがElectric Zooma!で取り上げた製品を中心に2005年のトレンドを総括してみるというコラムですが、冒頭の口上でソニーについて言及してます。

今年最もツキから見放されていたのがソニーだろう。好評だったのはPSP、ロケーションフリー、HDVカメラぐらいで、2003年から取り組んできた起死回生の高級ブランド戦略「QUALIA」の失敗と、会長・社長交代劇、CCDの不具合問題、WalkMan Aに付属したConnect Playerの不評、米国から火の手が上がったXCP問題、果ては中国浙江省でデジカメの品質問題が指摘され中国全土で販売自粛と、普通の会社なら5~6年かけて降りかかる問題が半年ぐらいでいっぺんに襲った感じがある。会社の体質などいろいろ指摘すべきところはあるのだろうが、こうまで連続する事態は尋常ではなく、なんだか気の毒ですらある。

まさに小寺さんが言う通りですね…。ただ、個人的には今年のソニーはソニーファンをもをいらつかせる(敵に回す)ようなことばかりしてきたと思うので、とても気の毒だという気になりません。むしろ、2005年も終わろりに近づいて怒りがピークに達した感じです。それもこれもあのソフトやらrootkit問題やら…(以下自粛)

我々日本人にとっては、iPodに比べてWalkManの旗色の悪さが印象的だが、Appleは最初からWalkManなど眼中にない。むしろ彼らが警戒しているのは、世界で1,000万台売ったというPSPだ。

とはポータブルデバイス篇での小寺さんの見解。やはり久多良木さんの「PSPが21世紀のウォークマン説」は正しかったのでしょうか…。ちなみに、iPodに対抗するなら、何度も言ってますが、今のPSPよりももう一回り小型の大人でも違和感なく持ち運べる新製品の投入に期待したいです。それも、できればウォークマンブランドではなく全くの新ブランドで。

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