「ソニー全体」カテゴリーアーカイブ

コニカミノルタ、カメラ・フォト事業から撤退~ソニーが「α」を継承

レンズ交換式デジタル一眼レフカメラ関連の一部資産譲渡等について(Sony Japanのプレスリリース)
カメラ事業、フォト事業の終了と今後の計画について(コニカミノルタのプレスリリース詳細)

2005年7月よりデジタル一眼レフカメラの共同開発を進めてきたソニーとコニカミノルタですが、コニカミノルタPIが持つデジタル一眼レフカメラ関連の一部資産がソニーへ譲渡されるとともにカメラ並びにその関連製品のアフターサービス業務をソニーが委受託することなどで合意、契約を締結したと発表されました。

具体的には、ソニーがコニカミノルタPIの「αマウントシステム」と互換性を持つデジタル一眼レフカメラに関連する開発、設計、製造などに必要な一部資産を2006年3月31日付けでコニカミノルタPIより取得。今後は、「αマウントシステム」に準拠し、同システムと互換性を持つ新たなデジタル一眼レフカメラの開発を加速し今夏の発売を目指すとしてます。 また、コニカミノルタグループは選択と集中に基づき、中核事業の情報機器分野、戦略事業の光学及びディスプレイデバイス分野などへ集中するため、2006年3月31日をもってカメラ事業を終了すると発表しています。

カメラ業界も淘汰の嵐が…。(お知らせ感謝です!>hiroyanさん)

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BRAVIAは好調な立上がり~テレビ事業復活は時期尚早

BCN年末店頭動向調査、大画面で液晶TVが過半数突破-松下はCM自粛がシェアに影響。BRAVIAは好調な立上がり

BCNが発表した2005年年末の量販店店頭における市場動向に関するニュース。

薄型テレビは、液晶テレビの大画面化の進展が顕著で、鮮明さが大きなセールスポイントとなっているとか。メーカー別シェアは、シャープ(43.1%)、ソニー(27.7%)、松下電器(9.0%)の順。「BRAVIAは、予想以上にスムーズな立ち上がりを見せたといえるが、ソニーのテレビ事業の復活というには時期尚早」とのコメントも。

DVD/HDDレコーダーは地デジ搭載モデルが年末商戦で一気に広がりを見せたとか。シェアは、地デジ未対応製品では、ソニー(24.6%)、東芝(19.0%)、松下電器(17.0%)。対応製品では、松下電器(22.2%)、日立製作所(21.1%)、東芝(19.3%)の順。

携帯オーディオプレーヤーは、前年同期比2倍、メモリタイプのシェアが8割、製品別ではiPodが他社を圧倒している点などに注目が集まったとか。ソニーに対してだと思いますが、「アップルに追随できる商品力がない。アップルの一人勝ちはしばらく続きそうだ」とのコメントも。

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So-netはエンパワーされたエンタメを求めるアクティブな個人をサポート

SCN、“So-net10周年”を祝うプレス懇親会を開催──ブログで話題のキーワードが視覚的に分かる新サービスも公開

SCNが開催したSo-net10周年記念メディア懇親会のリポート。冒頭の社長の挨拶では、マザーズ上場などにも触れながら、“FTTH”、“セグメントポータル”、“エンタテインメント”を軸にした事業を2006年の注力分野にしていくと説明。So-netについては、「(インターネットによって)エンパワーされた個人、エンターテインメントを求める個人、アクティブな個人をサポートする企業でありたい」として挨拶を締めくくったそうです。

懇親会会場では、ブログサイトで盛り上がっている話題やその話題の伝播を視覚的に表示することができる「Blog Keyword Visualizer」のデモに注目が集まったとか。それ以外に、PSPとロケフリ、公衆無線LANサービスを組み合わせて動画コンテンツを外出先に持ち出すデモなども行なわれたそうです。

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ソニー甦りの条件~テレビに開発資源を集中せよ

勝ち組以外のエレクトロニクスメーカー、再生のカギは何か~ソニー甦りの条件から考える~ 日経BP主要各誌が占う2006年の展望(5)

日経BP、SAFETY JAPAN 2005。「日経ものづくり」記者の近岡裕氏が語る勝ち組に入れなかったエレクトロニクスメーカー再生のカギ。ソニーに限った話ではないようですが、ソニーを例に取り考察しています。ソニーが最も開発資源を集中すべき事業はテレビであり、「液晶テレビとリアプロジェクションTVに絞り込む」ことであり、かつ、高級品志向ではなく、商品数も減らし、「あくまでボリュームゾーンに向き合い、コストダウン能力を高めなければならない」とか。また、「ソニーでなければ作れない商品を作れていない」、「トップがあまりに抽象的なスローガンを言い立て、具体的な商品政策に触れてこなかったのが痛い」、「コスト競争力でアジアのメーカーと戦う準備ができていない」など問題はあるようですが、勝負どころのテレビで上位3社に食い込むことが先決なのだとか。寡占状態になれば価格が安定するからということらしいです。そのための潜在力はソニーは十分に持っていると締めくくっていました。

ちなみに、バイオビジネスに関する記述も少しだけあります。利益率が2-3%しかないけど、売り上げが5000億もあるから切れないのだとか。大きなカネが動くとはいえ、2~3%は相当厳しいのでは…。

北米テレビ市場でソニーが松下を猛追、シャープは亀山第2前倒しへ

同じく日経BP。ソニーが最も開発資源を集中すべきとしたテレビ事業の北米市場に関するニュース。9月にBRAVIAを投入、1カ月後に3割強のシェアを奪取したと、ソニーの快進撃を伝えています。しかしながら、収益面ではなお課題が残るとして、リアプロ市場からの脱皮が課題になるようです。米国の薄型テレビ戦争は「チキンレースの様相を呈してきた」として、盟主の座に近い松下とブランドで勝るソニーという、かつてのライバルの激しい戦いに注目が集まっているようです。

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BCN AWARD 2006最終結果~ソニーがランクインしたカテゴリーは

「BCN AWARD 2006」決定!ハードウェア部門 トップ3
BCN、「BCN AWARD 2006」を発表、PCやデジタル家電の05年トップ企業決まる

全国有力販売店のPOSデータを集計し、「市場が決めた」NO.1ベンダーを表彰する「BCN AWARD 2006」の最終結果が発表されました。ソニーがトップ3にランクインしている主なカテゴリーは以下の通り。

携帯情報端末(PDA)部門
1 シャープ 50.4
2 ソニー 33.4(↓down)
3 日本HP 8.0

メモリカード部門
1 松下 19.1
2 ハギワラシスコム 12.7
3 ソニー 12.4(↓down)

携帯オーディオ・HDD部門
1 アップル 69.4
2 ソニー 9.6(↑up)
3 クリエイティブメディア 5.5

携帯オーディオ・フラッシュメモリ部門
1 アップル 32.3
2 ソニー 15.8
3 Rio Japan 11.3

液晶テレビ・32インチ以上部門
1 シャープ 49.8
2 ソニー 17.3(↑up)
3 松下 11.4

液晶テレビ・32インチ未満部門
1 シャープ 39.9
2 ソニー 24.7(↑up)
3 松下 12.0

HDD・DVDレコーダー部門
1 ソニー 22.1(↑up)
2 松下 18.3
3 東芝 17.7

デジタルビデオカメラ部門
1 ソニー 38.6
2 松下 21.1
3 キヤノン 16.4

液晶テレビはBRAVIA効果でしょうか。スゴ録(といっても廉価モデルでしょう)とハンディカムが強いですが、ウォークマンはAシリーズ投入後でこの数字ですから…。

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米国特許取得数ランキング、ソニーがトップ10圏外に

米国特許ランキング,ソニーがトップ10から外れる(要登録)

米国特許庁が公表した2005年の米国特許取得数ランキングに関するニュース。ソニーは、2002年は7位、2003年と2004年は10位と順位を落とす一方で、昨年はついにトップ10から外れたそうです。日本企業ではキヤノン(2位)、松下(4位)、日立(8位)、東芝(9位)、富士通(10位)がトップ10入りしています。

デジタル先進国ランキング、日本は携帯電話で健闘も、トップは台湾に

ランキングつながりですが、こちらは世界の主要13カ国対象の、デジタル化の推進度調査の最新レポート「Global Digital Living」に関するニュース。デジタルTV、インターネット、マルチメディアプレイヤーなどのデジタル製品サービスの利用状況を把握した上で各国総合スコアを公表したとか。ランキングトップは台湾で、2位は韓国、3位が米国。日本は、総合スコアが7.9ポイントで13カ国中で5位。日本の特徴は、携帯電話の利用度が世界でも群を抜いて進んでおり、カメラやメール機能などの定期的な利用、通勤時間に携帯電話のエンタメ機能を楽しむユーザーも少なくないと報告されたとか。

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