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CEATEC JAPAN、ソニーのテーマは「Sony Hi-Vision Quality」

『CEATEC JAPAN 2006』出展のお知らせ(Sony Japan)

ソニーは、ハイビジョン映像による感動・新しい楽しみ方を提案する「Sony Hi-Vision Quality」をメインテーマとした最新のデジタルAV機器群を、10/3~7に幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2006」で展示すると発表しました。ブースではハイビジョン映像で、撮る、観る、録画する、編集する、残すといった楽しみ方を具現化したAV機器群を紹介。最新のBlu-rayディスクレコーダー、BRAVIA、ハイビジョンハンディカム バイオ、スゴ録、α など、ソニーの幅広いハイビジョン対応のAV機器群のほか、ロケーションフリーもあわせて展示するそうです。

あれれ、VはあるけどAが無いよ。ハイビジョンがテーマなら仕方がないのかな…。
Blu-rayといえば、takkkさんから以下のようなお便りを頂戴しました。

ダヴィンチコードのブルーレイ版は11/3発売するんでしょうか。。。ソニーピクチャーズでは発売日はアナウンスされていないし、amazonでも商品削除されてしまっています。どっちにしろPS3が出るまではみれないのですが。ブルーレイ版もエクステンド版ならブルーレイ版だけ買うのになぁ。

おっしゃるとおり、アマゾンでは削除されていますね。ちなみに、自分はDVDのデラックス版とBlu-ray版両方をいっぺんに予約注文していますが、アカウントサービスで確認すると両方とも発送予定日が11/2で配送予定日が11/4-5となっています。SPEでも正式なアナウンスをしていないので、一時的に受注をストップしたのかもしれませんね。Blu-rayを推進するソニーグループ的にもキラーコンテンツなので、リリースが11/11より遅くはできないでしょう。Blu-rayディスクの歩留まりとかよくわかりませんけど、これだけはなんとか間に合わせて欲しいです。って言ってもPS3をゲットできないと元も子もないのですが…。

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ソニーの現経営陣はエレキゾンビ

滝天さんから以下のようなお便りを頂戴しました。

お久しぶりです、SPAさん。WEGAはお元気でしょうか。
今回メールしたのは、週刊ダイヤモンド9/30号に「ソニー激震」なる記事が載っていることをお知らせしたかったからです。憶測による記事もあるのでしょうが、ソニーの抱える不透明感を露にした感があり、業界事情に暗い私には、なかなか読みでがありました。メリルリンチ日本証券が予測したPS3 事業収益シミュレーションでは結構ショッキングな数字が出ています。未読でしたらお勧めです。ネガティブキャンペーンも入ってるかな?
最近の私の中のソニー株は、NAS-A10と最近購入したNW-E003との相性がかなり悪く、さらに降下しました。サポートの対応も不透明感バリバリで、も、ソニーしばらくいいや、って感じです。

お便り感謝&WEGAは今日も元気です>滝天さん。さて、教えていただいた週刊ダイヤモンド最新号ですが、昨晩外出先で夜遅くに滑り込みで購入しました。

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「オレを殺す気か」と、“下請け会社”ソニーに憤りを隠さない久多良木氏の刺激的なコメントから始まる特集記事。事細かには書きませんが、部外者の自分が呼んでもグサグサ来る内容です。

PSP/PS3やウォークマン事業の混乱と迷走、高らかに宣言された「モノづくり回帰」後に起きた電池リコール問題など、それらを引き起こしたそもそもの要因がソニーの人本主義にあるのではないかとしているのがビジネス書らしかったっす。リコール対象の電池の製造時には中鉢氏自らが生産戦略本部長として製造部門を束ね、中川執行役も当時はバッテリービジネスを統括するカンパニーのプレジデントでソニーエナジーデバイスの社長も務めていたそうです。

特集の最後では、現経営陣の最大の過失を「デジタル化、モジュール化の次にやってきたインターネットというパラダイムシフトへの感度が鈍く、いまだに目を背けていること」として、現経営陣を“エレキゾンビ”という抵抗勢力なのかもしれないと締めくくっていました。

ダイヤモンドにこんな記事を書かれたからかどうかわかりませんが、昨日、ソニーはこんな発表を行いました。

エレクトロニクス成長戦略とさらなる商品開発力強化に向けた役員担当区分の再編について

エレクトロニクス事業におけるマネジメントの責任領域を一部再編し、中長期の成長戦略策定および現行コアビジネスのさらなる強化をはかるとともに、新規商品開発力や品質管理体制の強化に一層注力するというもので、中鉢氏のもと、コンスーマープロダクツ全般は副社長の井原氏が、半導体・コンポーネント領域は現執行役EVPの中川氏(10/1に副社長に昇任)がそれぞれ担当。また、研究開発と新規事業開発機能を、中鉢氏の直接の指揮のもと、本社に集中するとか。

我々一般消費者に身近なコンシューマ製品に関しては井原氏が全権を握ることになるようです。中鉢、中川両氏は少し奥に引っ込んだ感じなんでしょうか。にしても、井原氏は大変ですね~。テレビ、ビデオ事業、オーディオ事業、コネクト事業、バイオ事業、デジタルイメージーング事業全てをコントロールしていかないといけないわけで…。ただ、コンシューマー製品全般担当ということで、今以上にメディアへの露出度も高まるし注目も集まりますね。井原氏がこの重要な局面を乗り切れれば、次期社長への昇格もありえそうですね。

社長といえば、ヒジカタさん(=ふふふさん)がソニー絡みでこんなコラムを書かれていらっしゃいます。(お知らせ感謝です!)

いま、ソニーに足りないもの

今のソニーに足りないものは「カリスマ経営者の不在」とのこと。井原氏にカリスマ性があるのか、自分は正直よくわかりませんが、今回の役員担当区分の再編により、ソニー側が意図的に井原氏にカリスマ性を持たせようとしているという見方もできるのかもしれませんね。全社的なベクトルを集中させ求心力を高めていかないといけないぐらい、まだまだソニーの内部はバラバラなんでしょうかね…。

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SCNが2007年3月期連結業績予想を上方修正~10/1にはソネットエンタテインメントに社名変更

SCNが上方修正 ISP会員増、ポータルの採算改善で

SCNが2007年3月期連結業績予想を上方修正。営業利益は当初予測から11億円増の25億円、経常利益は同8億円増の21億円、純利益は同6億円増の10億円。新規ブロードバンド会員が増加したほか、ポータル事業の採算が改善したためとか。

SCNといえば、10/1よりソニーコミュニケーションネットワーク株式会社から「ソネットエンタテインメント株式会社」に社名が変更されます。遅ればせながら、10周年おめでとうございます。

デル会長がバッテリーリコール問題の責任はソニーにあると主張

「責任はソニーに」:デル会長、バッテリー問題で主張

デルの会長が、くだんのバッテリーリコール問題について、同社の設計方法に問題があったとする見解を否定、責任は完全に製造元であるソニーにあると主張したそうです。また、同社のゼネラルマネージャーは、「われわれはこの問題の始まりであったにすぎない。他にも(問題のある)製品が市場に出回っているのかもしれない。その可能性を否定する要素は何もない」ともコメントしています。

なすりあいは端から見ていて見にくいだけ。まずは誠心誠意の対応を心がけて欲しいものです。一ソニーファンとしては問題がこれ以上大きくならないことを祈るのみです。

リコールといえば、あのセグウェイにも不具合が発覚。現在流通している全モデルを回収することになったようです。実際の販売台数も少なかったようなので大事にはならないでしょうが、今回の件で誰も見向きもしなくなるのは間違いなさそうです。昔は、「ジンジャーってすごいらしいけど、一体何なんだ!」みたいな話題がネットで飛び交っていましたね。ああ、あの頃が懐かしい…>セグウェイ全モデルがリコール–タイヤ逆回転の危険性

ソニーディーラーコンペンション2006に潜入してきました

sdc_2006.jpgって、ちゃんと招待されたので実際は潜入ではないのですが、15時~18時までという制限付きで会場に足を運んできました。昨年同様、会場内は撮影禁止のため、テキストのみのご報告となりますのでご了承を。また、未発表の新製品についても記述しておりますが、いずれIT系メディアで画像も紹介されると思いますので、関連リンクとして最後にまとめておきますね。(右画像は会場への誘導看板。これぐらいは許してくださいね、ソニーさん。)

高輪のSMOJロビーに集合が15時で、実際に会場(パミール)に入れたのは15:30をまわってました。しかも、プレゼンシアターが激込みで、プレゼンを見たのが15:45。昨年はBRAVIAの発表直後ということもあり、プレゼンはBRAVIA中心でしたが、今回はフルHDがキーワードのプレゼンで、見るBRAVIA以外に、録るスゴ録、Blu-ray、ハンディカム、編集するバイオなど、トータルなソリューションを紹介していました。

プレゼン終了後、スクリーン中央が左右に開き、展示スペースへと誘導されます。昨年同様、広大なBRAVIAコーナーからスタート。新製品がこれでもかというぐらい大量に展示されています。当サイトのコンセプト的にテレビにツッコミを入れても仕方がないので、さらっとした感想ですが、いや、もう画はキレイですってば。液晶も良いけど、やっぱり注目はAシリーズですね。別会場で見たSXRDのプロジェクターの実力もすごかった。広くて防音が可能なリビングを自分がもてたら借金してでも買うかも。それがかなわないから、あえてスルーしちゃうわけですが…。

続いてはハイビジョンレコーダーコーナー。肉眼で初めてPS3を見ましたです。動いてなかったけど…。思っていたよりサイズは大振りで、排気のスリットがやけに多いのが少々気になりました。その隣にはBlu-rayレコーダーの参考展示もありましたよ。その後に、スゴ録新製品の展示。PSPのおでかけ・おかえり転送のデモもありました。お出かけしているときは、該当ファイルのアイコンに「お出かけ中」って表示されてました。お茶目。

続いてハンディカムコーナーでは、新製品2機種を含めた計3機種の実機に触れます…って触らなかったけど。ここではAVCHDの解説もありました。その後に続く、バイオコーナーはあくまでハイビジョン編集可能なハイエンド機中心のソリューション展示のみで、type Uなどのモバイル系は展示されていませんでした。ちなみに、担当者Tさんともお話しできました。

その後はソニー製品を組み合わせたソリューション、DLNAコーナーをはさんでロケフリ。ここは長い時間担当者の方とお話ししました。新しいベースステーションとLF-BOX1は思っていたよりも小振りでした。PS2に似てますねと言ったら苦笑してました。ちなみに、あのデザインは(タイム)シフト感をイメージしているそうです。なんだかよくわかりませんが…。H.264に対応した画質は従来のMPEG-4よりもキレイでした。レスポンスも向上しており、映像の転送もリモコン操作も2秒程度は早くなってました。これはうれしい。それと学習リモコンの出来もよさそう。専用モニター「LF-12MTI」も展示されており、筐体デザインは旧X1よりも洗練されて良い感じ。サイズもX1のモニターと同じぐらいで別売りクレードルとお風呂ジャケットも用意されます。11/15発売で予価10万前後とか。また、PSP以外にW-ZERO3での再生デモも見ることができました。現状、両方ともH.264には未対応ですが、PSPについてはソフトのバージョンアップで対応予定らしいです。

3階会場最後はαとサイバーショット。αは大量の実機展示の他、各種望遠レンズを試せる小部屋が用意され、外の景色を撮影できました。サイバーショットも全新製品の試し撮りが可能だったほか、ペリフェラルとしてフォトプリンター、GPSユニット、HDDストレージの展示も少ないながらありました。GPSユニットは初期出荷分はあっという間にはけたとかで反響の大きさを実感しているそうです。でもって鋭意増産中とか。あと、サイバーショットT50とN2の実機を触りましたが、自分にはタッチパネル操作が合わないことがよくわかりました。デザインは嫌いじゃないけど、今のソニーのコンデジはGR Digital購入後の自分の嗜好に合わなくなったことを痛感。実機に触れることで、広角対応のカメラが出るまでソニーのコンデジは購入を見合わせようと決心しました。悪くはないけど、面白味に欠けるんですよね。まあ、その辺は人それぞれって事で。

その後は、3階の会場を後にして、1FのAVペリフェラル(周辺機器)コーナーへ。担当者Tさんが面白い製品があると言っていただけあって、実際に足を運んでみてびっくり。ヘッドホンの新製品が所狭しと展示されていました。type Uと同時発売で話題になったBluetoothオーディオコントローラーが好調だったからかわかりませんが、Bluetooth対応機器が続々登場します。ヘッドセットは耳かけタイプ、ネックストラップタイプの2種。ケータイやポータブルオーディオ用のモバイル用送信機とシステムステレオ用で切換で受信も可能なワイヤレス送受信機も登場しまっせ。発売は年内中だそうです。これ以外にも、ノイキャンの新製品が2種、大ヒットしたEX90SLの廉価版でカラバリ4色展開のEX85SL(予価6,195円)、BOSEのTriPortを意識したと思われるアウトドア用のハイエンドヘッドホン「D777SL」(大口径HDドライバーユニット採用・予価2万前後)など、ヘッドホンとインナーイヤーホンにかなり力を入れてきました。オーディオファンは来月以降をお楽しみに。(【追記】AV Watchに詳細なレポートが掲載されましたので参考にしてください>ソニー、新ヘッドフォン/イヤフォン10機種以上公開

その他、1Fには先述したSXRDプロジェクターやAVアンプの視聴ができるホームシアター&ピュアオーディオコーナーがあり、その実力を目と耳で実体験できました。上に書いたとおり、家にスペースがあって、大音量が出せる環境なら速攻で飛びつきたくなりますってば。

ということで、駆け足でディーラーコンペンションの展示内容をレポートしましたが、何かが足りないことにお気づきですよね。そうです、ウォークマンです。今回、ウォークマンのコーナー展開はありません。ペリフェラルやソリューション展示でEシリーズは見かけたのですが、まとまって展示されている場所は皆無です。なんでなんでしょうね。とある方からヒントをいただいたのですが、ここではその内容は書けません。書けないって事は…。当サイトの読者の皆さんならわかりますよね。ソニーも勉強したって事みたいです。

ということで、今回のコンベンションは個人的にはロケフリとAVペリフェラルが目を引いたにとどまりましたが、まだまだ楽しみは続くことが実感できたのは収穫でした。土曜日にはソニーショップやソニスタの招待による一般公開もありますので、足を運ぶ予定の方は是非1Fもじっくりとご覧になってください。問題はまだまだ山積みのソニーですが、実際に様々な新製品に触れてみると不安や不振も吹き飛びます。現場の第一線でがんばっている社員の皆さんはとっても元気です。そんな現場の人たちがいる限りソニーはまだまだいけますって。

(ちなみに自分は土曜も会場に顔を出します。もしも遭遇したら仲良くしてやってくださいませ~)

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