「ソニー全体」カテゴリーアーカイブ

So-net、PlaceEngine技術で新事業を目指す「クウジット」などを設立

So-net、ソニー技術を活用する2社設立

So-netがソニーグループが開発した技術を活用する新会社2社を設立すると発表。「モーションポートレート」は、顔アニメ生成技術「MotionPortrait」を活用。1枚の顔写真から高品質な顔のアニメーションを生成でき、眼鏡店や美容業界、写真スタジオなどへの提供や、PCや携帯端末向けアプリを展開する計画とか。「クウジット」は、ソニーCSLの「PlaceEngine」技術による新事業の展開を目指す会社で、試験公開中のサービスの運営や、無線LAN搭載機器などへのライセンス事業、広告配信事業などを進めるそうです。いずれも7/3設立予定とのこと。

「PlaceEngine」という技術でひとつの会社が生まれちゃうんですからスゴイですよね~。

続きを読む So-net、PlaceEngine技術で新事業を目指す「クウジット」などを設立

ソニーの中国への愛は片思い?~出井最高顧問退任のニュースも

中国におけるソニー – 昔日の大ブランドは今

マイコミジャーナル、西山楓さんが中国におけるソニーブランドのイメージをレポート。中国で絶大な影響力を持っていたソニーブランド神話も影を潜めて始めているのだとか。中国は国も変わったし消費者も変わったってことですね。特に若い世代に顕著とかで、Samsung電子に彼らを奪われているそうです。ソニーにとっては米国につぐ第二の市場として力を入れているだけに、この厳しい現状をどう打開するかに注目です。中国人エンジニアが設計した製品(ウォークマン?)についても「今のところは片思い」と書かれていますね。なお、最後は「ソニーに突きつけられたこの課題は、じつは世界中のグローバル企業共通の課題」とまとめていました。あれだけの人口を抱える国で消費者をひとくくりにするのもどうかと思いますが…。

関連して、デジタルARENAに中国メーカーのビデオカメラに関するコラムが掲載されています。確かに、なかなかユニークなデザインですね。日本製品についても書かれていますが、結局いきつくところは値段みたいです>模倣ばかりじゃない!中国の“独自性”をデジタルビデオカメラに見た!

また、PS3ゲームの問題でソニーが英国教会から非難を受けていた件ですが、英国首相が見解を発表。、「このような商品の販売に関わる企業には、一定の責任感や、他人の感情への配慮が必要だ」とコメントしたそうです>ブレア英首相、英国国教会とソニーのゲーム内描写問題に見解を示す

そんなPS3ですが、韓国では意外に期待されているようですよん…>PS3韓国上陸! 販売開始の瞬間

ソニーといえば、出井伸之最高顧問が21日付で同職を退任、ソニーを離れることが明らかになったそうです。ドバイザリーボード議長には留まるものの、経営上の決定権はないとか。今後はご自身の経営コンサル会社に専念するようです>出井氏、ソニー最高顧問退任、経営コンサルに集中

続きを読む ソニーの中国への愛は片思い?~出井最高顧問退任のニュースも

ソニーというメーカーブランドが製品ブランドのイメージを縛る

テレビブランドが抜群のシャープ、メーカーイメージに縛られるソニー

日経マーケット・アクセスがインターネットを使ってデジタル家電主要6品目の購入意向などを調査する「日経マーケット・アクセスINDEX:デジタル家電」のメーカー・イメージ分析結果に関するニュース。

シャープや松下の薄型テレビは他の自社製品に比べて高いポジションを獲得しているのと対照的に、ソニーの薄型テレビは他の製品のイメージとの差が小さいのだとか。薄型テレビだけに絞ったメーカー別では、ソニーは先述の2社に接近しているものの、他のデジタル家電のイメージと比べると薄型テレビのブランドで大きく差別化できているとは言いづらいそうです。

それだけ、「ソニー」というメインのブランド力が大きいということの証明なのかもしれませんね…。

ソニーCSL「オープンハウス2007」のとびっきり詳細なレポート

ソニーCSLの「オープンハウス2007」に行ってきました!【前編】

今月9日に一般公開され、自分も足を運んできたソニーCSL「オープンハウス2007」ですが、デジタルARENAに非常に詳細なレポートが掲載されております。少々ライムラグがありますが、その分内容は充実しており、個々の研究成果についても詳しく解説してくれてますので、会場に行けなかった人にとっても大変参考になると思います。

「オープンハウス2007」関連のニュースについては、当サイトの「ソニーCSL オープンハウス2007 一般公開日のプチレポ」にも随時追加してきたのですが、今回のレポートは別格ですね。自分も時間が無くて説明を聞けなかったデモがたくさんあったのですが、このレポートでほどなく網羅されているのでとても参考になりましたです。今はまだ前編のみですが、後編が公開されたらリンクを追加しますね。

(私信:来場御礼メールありがとうございました&今後ともよろしくお願いします!>末吉さん)

モノマガ25周年記念号でソニーのヒット商品の歴史を学ぶ

モノマガジンが25周年とかでその記念号を購入。必見は特別企画の「そこに時代のキーワードがあった」という特集。モノマガが創刊した1982年からの25年間で、それぞれの時代を代表する商品をクローズアップ。さらに、その現在形となる製品との対比によって、時代のキーワードが見えてくるとしています。

ということで、個人的には当然ソニー製品に目が行くわけですが、時代を代表する商品としてメインに取り上げられた製品はこんな感じでした。

monomaga_25th_sony.jpg

1982年 CDプレイヤー CDP-101
1985年 ミノルタ α7000
1989年 ハンディカム TR-55
1995年 プレイステーション
1999年 AIBO

ミノルタのαだけはちょっとニュアンスは違いますが、現在形のソニーαへと繋がっているということで取り上げています。また、年代別ではこれ以外に「こんなものもありました」というコーナーがあるのですが、ここで取り上げられているソニー製品も多数あります。

1989年 マビカ
1997年 キララバッソ
1992年 MDウォークマン MZ-1
1997年 バイオ PCG-505
2000年 PS2
2005年 ハンディカム HDR-HC1

こうしてまとめてみると、やっぱりすごいですよね。25年の約五分の一はソニーの時代だったとも言えるわけですから。また、21世紀に入ってからのソニーの元気の無さがはっきりとそのまま結果になって現れているような気もしないでもないです。

25年間、モノを追い続けているモノマガ自体もすごいですよね。2012年に30周年記念号が出るまでの5年間にソニーがまた時代を作る年があることを願っています。

雑誌で思い出しましたが、雑誌の「特選街」と「財界」の最新号でソニーが大きくクローズアップされていました。ぶっちゃけ、どちらも立ち読みしただけなのですが、前者では「iPod vs ウォークマン」のガチンコ特集を、後者は中鉢社長のインタビューがトップレポートになってました。興味のある方はどぞー。ちなみに、ガチンコ特集ではウォークマンに軍配が上がっていたような…。(そういえば、特選街って昔は全然雰囲気が違う雑誌でしたよね、今はまるでDIMEかモノマガかみたいなノリです…)

kodera_book.jpg本と言えば、小寺さんがITmediaで連載しているコラムが書籍になって発売されていたので購入しました。タイトルは「メディア進化社会」で、あの暴露本「ソニー病」と同じ洋泉社のペーパーバックスシリーズです。価格は税込1,000円。小寺さんのあのコラムって170回以上も続いているんだそうです。書籍化されたコラムは今でもサイトで読むことが出来るのですが、書籍化する意味として、テーマ別に分類、時系列順に配置することで、小寺さんがコラムを執筆してきた4年間に何が起こり、さらにこれから何が起こるかの潮流が見えてくるはず、とのこと。また、コラムには多数の脚注が追加されており、これが時にユーモラスに、時に皮肉混じりでなんとも面白いのです。ソニー関係者のみならず、マスコミ関係者も必読の本だと思いますですよん。

ソニーが次世代DVD規格の早期決着を予想する背景とは

Blu-rayが「年内決着」を急ぐわけ

今月頭のアナリスト向け事業説明会で「年内に規格競争は決着がつく」と言い放ったソニーの井原副社長。ソニーが次世代DVD規格の早期決着を予想する背景を探ってます。「ハイビジョンの映像コンテンツ提供→高精細の大画面薄型テレビ普及→映像の高精細記録ニーズの顕在化」というサイクルで、核となるテレビ市場が動けば自ずと次世代DVD市場の歯車が回り出すって事のようです。

米国での低価格再生専用機の投入、世界で550万台を出荷しているPS3のBlu-ray再生機としての存在と値下げの可能性をもってして、「年内に一気にBD陣営に傾く気配もある」としていました。ただし、規格争いが泥沼化すれば、Samsungが開発しているBD/HD DVDのハイブリッド機へのニーズが高まると予想されることから、井原社長の発言はそれら第三勢力への警戒感の裏返しといえるだろうとまとめていました。

東芝、新HD DVDレコーダを発表。国内シェア7割へ-実売15万円から。「BDに勝ったとは言わないが、圧勝」

タイミング良く、東芝からHD DVDレコーダーの新製品が発表されましたが、製品そのものよりも藤井美英社長の鼻息の荒いコメントに注目。「BDの勝利宣言を聞いたが、もしBDプレーヤーが4倍売れていれば、映画タイトルは4倍出ていてもいいのではないでしょうか?」とのこと。

日本では再生専用機よりも録再機(レコーダー)が売れているようですが、米国では映画鑑賞には民生用のプレーヤーを使う人が多いんですね~。個人的にはすでにPS3ユーザーでもあることですし、なによりソニーファンという手前、Blu-rayに決まってくれるとうれしいのですが…実際のところはまだまだ様子見というか、正直どっちに決まっても良いかなあなんて。BDにしてもまだ映画タイトルを2枚しか買ってないし…。東芝の安い方が15万円前後でしょ。これが10万を切るぐらいになってきたら面白くなりそうですね。とはいえ、日本はコピーワンスの問題もあるし、今慌てて買ってもねえ~、ってな思いもあったりするのでありまする。

テレビ絡みではこんなニュースも。各社がVOD対応の新型テレビを夏以降に一斉発売するとか。次世代DVD市場への影響も少なからずあるのではないでしょうか。セルソフトにしたってそんなにしょっちゅう観るものでもないですからね…>ソニー・松下など家電大手5社、薄型TVに動画配信

続きを読む ソニーが次世代DVD規格の早期決着を予想する背景とは