「ソニー全体」カテゴリーアーカイブ

ソニーのECOマネジメントは「For the Next Generation」がスローガン

地球規模の課題解決に、ソニーは何をやるのか~グローバルビジネスと気候変動問題へのアプローチ

日経BPの「ECOマネジメント/特集」に、ソニーの中鉢社長の講演内容が掲載されています。製造・性能と売上高の両面から見る4つの取り組み領域(工場やオフィスでの取り組み、製品そのものについての環境負荷、研究開発、コミュニケーション)を順を追って詳細に説明なさってます。講演は「For the Next Generation」というスローガンのもと、ソニーはこれからも多くの(環境・エネルギー課題解決)に向けた活動を行っていくとして締めくくられていました。

製品については、ウォークマンに代表されるポータブル商品では「小型軽量化がお客様の求める便益であり競争力にも直結する」としていました。話題の有機ELテレビについて、原理的には消費電力を低く抑えられると考えており、環境面に配慮したいという願いを込めて「オーガニックパネル」と名付けたと説明。また、ウォークマンを使ったデモが話題になったバイオ電池なども取り上げています。

エコといえば、12/13から開催される「エコプロダクツ2007」にソニーが出展しますね。現段階で出展内容は未定のままですが、中鉢社長が講演で取り上げた有機ELテレビやキネティックエンジン搭載の「odo」などが展示されると面白そうですね。

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ソニーマーケティングが年末商戦でベタなプロモを展開する理由とは

なぜソニーは、「らしくない」店頭POPを用意したのか~ 年末商戦の販売戦略をソニーマーケティング・竹村常務に聞く ~

AV Watch、大河原克行さんが年末商戦の販売戦略についてSMOJ常務にインタビューしています。「ハイビジョンはソニーにおまかせ!」を合い言葉にベタなプロモを展開する理由は、「ユーザー目線に立ち、わかりやすさに重点を置いた提案」が求められていたからだそうです。また、販売製品が「個」から「群」に大きくシフトしており、「群」の規模が大きくなっていることもわかりやすさを訴求する要因になったようです。また、Blu-rayディスクレコーダーiconへの一本化や有機ELテレビ「XEL-1icon」の店頭展示優先が年末商戦に向けたソニーの大きな挑戦とのこと。

それこそSMOJが国営と呼ばれていた頃から、本社と営業、作る側と売る側の間には様々な面で温度差があったんじゃなかろうかと思います。街の電気屋さんを相手にする営業の現場ではむしろベタなプロモが当たり前。不思議なことでも何でも無いはずです。作る人だけじゃ会社は動きません。作るための努力と変わらないぐらい、売るための努力も必要ですもんね。なんにしても、現場に活気があるのは良いことなんじゃないでしょうか。個人的には、「デジタルモバイルはソニーにおまかせ!」というかけ声も聞いてみたいです・・・ってあまりに漠然としすぎてわかりにくいっすね。

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ソニーのポケットビットは台湾企業の技術をパクって作られた?

台湾社がソニー提訴へ 「USBメモリー技術を盗用」

台湾パワーデジタルカード社が、ソニーがUSBフラッシュメモリー技術を盗用し模倣製品を無断生産・販売したとして、不正競争防止、著作権侵害で製品の差し止めなどを求める訴訟を起こすそうです。同社が問題にしているのは、ソニーの「ポケットビット・ミニicon
」シリーズ5商品。元々OEM供給するはずだったようですが、色々すったもんだがあって、最終的にはソニーが技術やらなにやらを無断でパクったと、そういうことらしいです。

iconiconちなみに、機密保持を含む正式契約を結ばない段階でソニーにサンプル提供や情報交換をしていたとか。なお、新製品を投入できなかったことなどによる逸失利益分が約180億円になるそうで、仮に全額が認められれば国内の知財訴訟でベスト3に入る高額賠償額になるとのこと。

正式契約前にソニー側が一方的に連絡を絶ち担当部署を解散し担当者も異動させた、との記述がありますが、そんなことをする会社じゃないと思いたいです。仮にそれが真実だったとして、180億もの賠償金をどうやって払うのでしょう。ね、ドバイの投資会社さん・・・>ドバイの投資会社、ソニーに大規模な投資

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ソニー、エレキ復活の公約達成間近なるも円高が懸念材料に

ソニー エレクトロニクス回復、公約達成の次なる課題 (NB100)

日経ビジネスの主要100社定点リポート。エレキが強くゲームが苦しんでいるという誤算こそあるが、全体としては営業利益率の目標達成に近づいており、ストリンガーCEOの「垂直統合にこだわらない」「ソフトを重視する」といった姿勢が徐々に浸透しつつある、としていました。また、円高も懸念材料とか。

ソニーに限った話ではないですが、最近の原油高の影響も心配ですよね・・・。

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ソニスタが2007カウントダウンセールを実施~ソニーカード会員はよりお得に

昨日より、ソニスタで“史上見たこともない”と銘打つ「2007カウントダウンセールicon」をスタート。スタメン向けに3つのカウントダウン企画が実施されると同時に、スタメンでソニーカード会員の方は最大20%のAV商品割引クーポンがもらえるという超太っ腹なキャンペーンになってます。これ以外にも購入した商品でビンゴを揃えて豪華プレゼントをゲットなんて企画もあるようです。

iconiconすごいですねー。すごいんだけど、なんで有機ELテレビはクーポン対象外なんでしょ。まあ、バイオやRollyやmyloやプレステ関連も対象外なんですけど。ビンゴも、おそらく全部揃えちゃう人いるんでしょうね。うらやましいなあ・・・。

ちなみに、一応自分も20%オフクーポンはゲットできたました。あれやこれを格安でゲットできるチャンス到来!なんだけど、欲しいモノがあっても有機EL購入で先立つものがないんですよねえ・・・。

(ウォークマン周辺機器とゲームソフトの数千円コースでビンゴ一回止まりが関の山か・・・とかいいつつ酔った勢いでポチっとなしてしまう可能性も無きにしも荒俣宏)

全ての非接触OS・アプリに対応するチップを作る会社「Moversa」

ソニーとNXPセミコンダクターズ 非接触IC事業に関する合弁会社 Moversa(モベルサ)を設立(Sony Japan)

ソニーとNXPセミコンダクターズが、非接触IC事業に関する合弁会社「Moversa」をオーストリアに設立。同社が提供するセキュアICチップは、現在世界で最も幅広く使われている「フェリカ」と「マイフェア」のOS、アプリケーションに加え、他の規格の非接触OSが複数搭載可能となり、近距離無線通信用ICであるNFCチップとの組み合わせがユニバーサルな携帯電話用非接触ICプラットフォームとなるとか。これにより、携帯端末メーカーは非接触通信方式・OSにとらわれることなく全世界に向けのた携帯電話の共通設計が可能になるそうです。

同社設立に対し、ソニーのコーポレートエグゼクティブSVP大塚博正氏は、「世界中のユーザーへ携帯電話を“かざす”だけで受けられる多くのサービスを実現し、簡単、便利な新しいライフスタイルを提供」するとしたほか、ソニーにとって同社は、「携帯電話によるマルチアプリケーション(電子マネーや交通乗車券など)、マルチハンドセット(多機種電話)、マルチキャリア(多通信会社)の非接触ICビジネスモデルを全世界に展開する大きな事業機会を創出」するとコメントしています。

最近、W54Tのおサイフケータイ機能をばりばり活用している自分。Suicaこそまだ使ったこと無いですが、nanacoとEdyは大変便利に使わせてもらってます。ただ、複数のサービスを使い分けるのにそれぞれ対応アプリを立ち上げる必要があるのが少々面倒に感じてきました。会計時などにケータイをかざすだけで自動的に特定のサービス用アプリが起動して決済までしてくれるとラクなんですけどね。ということで、チップの共通化とは別に、シームレスなサービス利用の仕組みを構築して欲しいです。

【追記】その後、y-Akiさんから「おサイフケータイで決済するときはアプリを立ち上げる必要はないような。残高照会とかネット(携帯)決済なら別ですが。」とのツッコミをいただきまして、本日外出先でアプリを立ち上げずにEdyとnanacoを使ってみたところ、問題なく決済できました。始めからそういう仕様だったんですね。いちいちアプリ立ち上げてた自分って一体・・・。ということで、上の文章には取消線を入れました。お知らせというかツッコミ感謝です>y-Akiさん。またひとつ勉強になりました!

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