「ソニー全体」カテゴリーアーカイブ

ソニーの08年度採用は新卒中途あわせて900人~8年ぶりの高水準に

ソニーの08年度採用、8年ぶり高水準・6%増の900人

今年度のソニーの採用計画が固まったと日経が報じています。09年春入社の新卒者(大卒以上)は技術系400人、事務系100人の合計500人。08/4~09/3の中途採用は技術系300人、事務系100人の合計400人。家電製品のデジタル化やネットワーク化に向けソフト技術者を拡充するとか。8年ぶりの高水準の背景には電機部門の復調があるようです。

優秀な人材が集まると良いですね。ソフトも良いけど、ハードも忘れずにお願いします。

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eyeVioで一般ユーザーが国内楽曲を歌唱・演奏した映像投稿が可能に~著作権使用料は全てeyeVioが負担

好きな楽曲を歌唱、演奏した映像の投稿が可能になった動画共有サービス、アイビオ~ 日本音楽著作権協会(JASRAC)と契約締結 ~(Sony Japan)

ソニーは、動画共有のサービス“eyeVio”において、一般ユーザーによるアップロード動画で扱われる楽曲の著作権管理と運用(音楽著作物の二次利用)に関してJASRACと契約を締結したと発表。 これにより、ユーザーはJASRACが管理している国内楽曲の中から、好きな楽曲を自ら歌唱・演奏した映像を投稿、共有出来るようになるそうです。楽曲の二次利用に伴い発生する音楽著作権使用料金は全てeyeVioが負担。ユーザーには動画をアップロードする際に、楽曲名やアーチスト名を追加入力するだけで、無料でサービスを受けることが出来るとか。なお、一般ユーザーからの動画アップロード受付開始は2008年3月を予定。また、今後は国内音楽レーベルが許諾した公式音源を利用したプロモーション企画や公式動画の配信も予定しているそうです。

DRM絡みで過去にさんざん叩かれてきたソニーが音楽著作物の二次利用料全額負担を高らかに宣言。ハンディカムやPCMレコーダーで撮影・録音した演奏などを、ユーザーが面倒な手続きや費用を負担することなくアップできちゃうってことですね。これはすごい…。今後、どれだけの費用負担額になるのかわかりませんが、それでもGOサインを出したソニー関係者に拍手を送りたいです。パチパチパチ!(すぐにサービスを開始してくれたら、D50のレビューにも使えるんだけどなあ…)

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クウジット社長が語るロケーションウェアの「空」と「実」

末吉隆彦 ロケーションウェアの「空」と「実」

CNET Japanで、PlaceEngineでお馴染み、クウジットの代表取締役を努める末吉隆彦氏による“ロケーションウェアの「空」と「実」”というブログがスタートしました。初回のエントリーはご挨拶ということで、末吉さんの自己紹介や経歴について語っておられます。末吉さんはソニー時代、バイオC1の商品化プロジェクトでソフトウェアプロジェクトリーダーを担当していたそうです。また、C1の商品化のネタ探しをしていた際に、ソニーCSLの暦本氏と実世界指向インターフェイスという研究領域と出会い、それがPlaceEngineの開発や今日のクウジット起業につなったそうです。ご自身曰く、「さまざまなモバイルCE機器が位置情報依存(ロケーションウェア)な機能を提供する世界も近い将来現実的なものとなってくる」とのこと。

iPod touchへの対応も話題になりましたが、MapionやSkypeとの連携など、PlaceEngineの勢いはとどまるところを知りませんよね。今後のご活躍、期待してます!>クウジットの皆さん。

ソニーカスタマーサービス設立でソニー製品の各種相談や修理受付を一本化

ソニー製品のお買い物相談から修理までお客様対応を一貫して行う『ソニーカスタマーサービス株式会社』を設立(Sony Japan)

ソニーは、日本国内におけるお客様対応の強化を目的に、2008年4月1日付で、コンスーマーエレクトロニクス製品の買い物相談から使い方相談・修理までの対応を一貫して行う『ソニーカスタマーサービス』を設立すると発表。現在は、製品の問い合わせ窓口「お客様ご相談センター」をソニーマーケティングが管轄し、製品購入後の使い方相談や修理は、ソニーEMCSが行っていますが、新会社では、これらの機能および人員を統合、一元的なオペレーションを実現することで、より迅速かつ質の高い対応をめざすほか、ソニー製品愛用者へのさまざまな提案も行うとか。

本社所在地 は東京都港区高輪4-10-18で、資本金はソニー全額出資の1億円、社員数は約700人もの大所帯。ソニー製品愛用者(ソニーファン)への提案、期待してます!

ソニーがプロゴルファー桃と3年の所属契約~製品全般のPRも担当

ソニー、プロゴルファー最年少賞金女王の上田桃子選手と3年間の所属契約を締結~スポーツを通じたマーケティングでブランド力の強化へ~(Sony Japan)

ソニーは、昨年、史上最年少の賞金女王となり、本年より全米ツアーへ参戦予定のプロゴルファー「上田桃子」選手と3年間の所属契約を締結したと発表。同選手の勝利に向けた情熱、勝利を追求する気概が、ソニーの企業姿勢と合致するとして、若い世代を代表するアスリートとして世界を舞台に今後の飛躍を期する上田選手を応援するとともに、スポーツを通じたマーケティングを実施し、さらなるブランド価値の向上を図るとか。同選手は、プロモーション活動の第一弾目として、14日からハワイで開催される「SBSオープン」から、ソニー「α」のオピニオンリーダーとして、製品ロゴのついたウェアやソニーのコーポレートロゴを帽子とゴルフバッグを使用。今後はソニー製品全般のプロモーションも行うそうです。

ソニー、最年少賞金女王の上田桃子と3年間の所属契約-ソニー技術でサポート。α350やRollyもプレゼント

こちらはソニービルで行われた発表会レポート。上田選手は元々ソニーユーザーでバイオでブログ、遠征先でPSPをというぐらいソニーが日常生活の一部なんだそうです。また、契約発表を前にソニーで中鉢社長と会談したそうで、社長自らRollyを上田選手に披露した様子もビデオ上映されたそうです。

うらやましいなあ、桃子の桃色ソニー製品詰め合わせセット・・・と、それはともかく、桃子選手の成績が良いほど、ソニーブランドの露出も増える事になるということで、桃子選手にはがんばっていただきたいものですね。ちなみに、2/6の朝の段階では上田選手の公式サイトでもブログでもソニーとの契約について何も書かれてないですー。

(当サイトの中の人は上田選手の倍以上生きているオヤジですが、それでも良ければいつでもご連絡くださいませ~。あ、詰め合わせセットは頭の中身に合わせて天然色でお願いしまーす>ブランド・イベント・クリエイティブセンター御中)

PS NetworkとRollyが「Sony United」の成否を占う試金石?

ソニー、いよいよ復活か 組織の垣根取り払うストリンガー改革

日経ビジネス オンラインに転載されたFINANCIAL TIMESのコラム。2年半に及ぶ構造改革を経て、失いかけていた独創性をいくらか取り戻し、自信を持ち始めているというソニーの今を解説。いまだにサイロが壊れないのが日本だというツッコミはさておいて、世界各国に散らばるグループ社員を団結させようとするスローガン「Sony United」の成否を占う試金石になるのが「PSネットワーク」なんだそうです。その「PS Network」の立案者が元アップルで今ソニーでソフトウエア開発の陣頭指揮を執るティム・シャーフ氏とか。PS Networkによって、「ソニーがエンジニアリング重視の企業から消費者サービス及びソフト開発に注力する企業に変われるかどうかが試される」とはアナリストの弁。ソフト開発への注力・集中が功を奏するかどうかは分からないが「同社が再びイノベーションを強化していることをソニーファンは喜んでいる」とのコメントもあります。また、最後に引用されたストリンガー氏の「東京にいて、日本市場を見れば世界市場の趨勢が分かると考えるのは非常に危険だ。これはもう正しくない」というコメントは、いまだにサイロが壊れないソニージャパンへのプレッシャーなんでしょうか…。

sony_dame.jpgソニーといえば、昨日こんな本(→)をゲットしました。経営コンサルタント横田宏信氏が執筆した『ソニーをダメにした「普通病」という病』。ソニーで働いた13年間と経営コンサルタントとしてソニーにも関わってきた12年間を通じて、ソニー凋落の原因をひもとくという内容なのですが、あまりに面白くて一気読みしていしまいました。中からも外からもソニーを見てきた方だけに説得力がハンパじゃないです。タイトルからして暴露本的側面が多いように感じるかもしれませんが、実際は問題点の指摘のみにとどまらず、しっかりと改善策を提示しつつ、最終的にはソニーにエールを送っていました。個人的に印象に残ったのがRollyを引き合いに出したこのコメント。

Rollyに、本来ソニーが持っていた遊び心を感じる人は多いはずである。AIBOやQRIOの影を映し見る人も多いだろう。他の商品へのプラスの波及効果は、間違いなくある。Rolly自体が売れなくても構わない。「Sony United」として伸びていければ、それでよい。

上のコラムでは「Sony United」の成否を占う試金石は「PS Network」とされてますが、横田氏はRollyを旗印にすればよいとおっしゃっているんですね。いやー、面白いっす。ちなみに、有機ELテレビについても、「採算性はあまり考慮していない」とした井原氏の発言を引き合いに出して、「大変ソニーらしい」とおっしゃってました。

自分もRollyと有機ELテレビを実購入し大絶賛している口ですが、内から外から長年ソニーを見続けてきた方と同じ視点でソニーを見つめてこれたのかなあと思うとなんだかちょっぴりうれしいです。久々に何度も読み返したいと思った素晴らしいビジネス書でした。

てなことで、関係者はもちろんファンにも超おすすめ。是非読んでみてくださいませー!

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