「ソニー全体」カテゴリーアーカイブ

ソニーとアップル、企業のデザイン力で圧倒的な支持

企業のデザイン力、「ソニー」「アップル」が圧倒的

日本産業デザイン振興会が「企業のデザイン力」に関する調査を実施しその結果を発表。与件が全く無い状態で知っている企業名やブランドなどを回答してもらう「純粋想起」と、回答の手助けを先に与えて回答してもらう「助成想起」の2つの設問形式のどちらでも「ソニー」と「アップル」の2社が圧倒的な支持を得る結果となったそうです。

名詞では「デザイン/意匠」、「商品/製品」がツートップ。個別商品名では「iPod」と「VAIO」が上位。商品を通してのデザインが第一で、商品がその企業のデザイン力認知を大きく牽引していることがわかるとか。製品ジャンルでは「パソコン/PC」「携帯/モバイル」のワードが多く、これらの製品群のデザインが企業選択の際にイメージされやすいとか。

産デ振のこちらのレポートで詳細確認できますが、ソニーとアップル、2社が3位以降を大きく引き離しているのが印象的です。ここ数年はブランドロイヤルティを食いつぶしてきただけのような気もしますが、なんだかんだ言われても強いですね。

薄型テレビの’07年下期メーカー満足度で東芝が首位-GfK調査。2位は日立。前回1位のシャープは3位

こちらは、GfK調査の2007年下半期における主要メーカーの家電製品満足度ランキング(PDF)。ソニーは薄型テレビでトップ3入りを果たせず、ビデオカメラとDAPも2位、上の産デ振の調査で上位に入ったVAIOもこちらの調査ではデスクトップ、ノート共にランク外でした。

ソニーの壁 ストリンガー改革の真実

ソニー絡みですが、日経ビジネス2008年6月2日号の特集は「ソニーの壁 ストリンガー改革の真実」だそうで、同社のポッドキャスト番組でその内容が紹介されてます。23分27秒以降の「佐藤吉哉のそこが知りたい」でも詳しく取り上げられていますのでお聞きのがしなく。

【営業部長の2008年】ソニーマーケティング 下野 裕氏

AV&ホームシアターNewsのインタビュー。今回はSMOJの下野裕氏。“PCレススタイル”の認知もアップしており、「“ウォークマン×ネットジューク”の連携をさらに進化させ、PCでできること以上の楽しみ方を実現」していきたいとか。

SMOJの営業部長さん、いったいどれだけ登場するのでしょうか…。それはともかく、ネットジュークはいまだに中途半端な製品だと思います。もっと思い切ったことしても良いのでは?

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ソニーの株価ストップ高は外国人投資家の日本株買い復活の兆し

ソニーの株価ストップ高が意味すること

CNET Japan、超眼さんの株価の真相。2008年3月期の連結決算と2009年3月期の連結業績予想を発表後、ソニーの株価が前日比ストップ高(5,350円)になったそうです。これをして「欧州やアジアからの資金も含めて外国人投資家の日本株買い復活の兆し」とするアナリストも。1/10の6,300円には及びませんが、今後中期的には6,000円台回復を目指した展開が期待できそうとのこと。ちなみに、本日10時現在の株価は5,050円>ソニー(株) NIKKEI NET 株価サーチ

アイワ終了という悲しいニュースもありましたが、少しずつソニーが元気を取り戻しているのは間違いないようです。大変なお荷物になってしまったPSビジネスもPSPの好調とPS3タイトル充実で勢いづいてきました。個人的に心配なのはバイオ。エクステンションラインはともかく、肝心のPCに勢いが感じられません。モバイルPCのトレンドも変化の兆しが出始めてます。そして、10周年はとっくに終わっています。てなことで、ウルトラモバイルよろしくお願いします(<結局そこか)。

ソニーを救い、日立を助けた『町人学者』 ~「産学連携」は、大学が本当に大学らしくあってこそ

ついでにソニー絡み。「町人学者 産学連携の祖 淺田常三郎評伝」の紹介なんですが、あの盛田昭夫氏も淺田氏の弟子の一人だったとして紹介されてます。ソニーの再三の危機にはいつも淺田氏が解決法を示してくれたとか。産学連携といえば、昨年9月に中鉢社長が成功のポイントについて講演なさってましたね。アイデアや基礎研究など技術の種を製品化するまでには基礎研究の10倍のエネルギーが必要で、市場競争による淘汰を生き残るにはさらに10倍のエネルギーが必要という「1,10,100」という考え方だそうです>>企業と大学の役割分担、提携企業との役割分担を見直すソニー

ソニーの2007年通期決算、売上高と純利益は過去最高、営業利益は史上2番目に

ソニーグループ 2007年度 第4四半期 連結業績のお知らせ(Sony Japan)
ソニー、2007年通期決算は売上/純利益とも過去最高に-エレキ最高益。テレビは1,000万台達成も赤字拡大(AV Watch)

ソニーが2007年度通期連結決算を発表。売上高は8兆8,714億円(前年比6.9%増)、営業利益は3,745億円(同421.9%増)、純利益は3,694億円(同192.4%増)。売上高と純利益は過去最高、営業利益は史上2番目とか。連結営業利益率は4.2%。最もわかりやすいAV Watchのニュースから主なトピックを抽出。

  • エレキ事業の売上高は6兆6,138億円。営業利益は前年比121.8%の3,560億円と過去最高。BRAVIAが全地域で好調、サイバーショットやバイオなどが増収。減収分野の液晶リアプロテレビ事業は、市場縮小に伴い撤退。液晶テレビは売上高は増えたものの営業損失が730億円に。
  • ゲーム分野の売上高は1兆2,842億円(前年比26.3%増)。全体で増収となり、ハード、ソフトともに売上が伸張。PS3のハードコスト改善やソフト売上増により営業損失は1,245億円。下半期は黒字化を達成。PS3の売上台数は924万台、PSPは1,389万台。PS3は今年度も逆ザヤが残るものの、ソフトを含めたプラットフォームでは今期の黒字化が期待できる。
  • ソニエリは、ウォークマン・サイバーショット携帯が好調で、売上高が126億9,300万ユーロに(前年比7%増)。ラインアップ拡充のため、研究開発費の比率が増え、税引前利益は14億500万ユーロ(前年比7%減)。従来日本で行なっていたソニーエリクソン向け携帯電話の生産も終了(ただし、ソニー広報は「今後も日本での生産は継続していく」とコメントしているとか)。
  • アイワブランドからの撤退を正式表明。ソニーからの出荷も今春に終了。今後、アイワ製品は出荷せず、サポートのみ継続。

エレキ絶好調ですね。ハンディカムとサイバーショットは安定した利益を確保。ウォークマンもなんだかんだと580万台も出荷されているんですね。今年度は700万台目標とか。うーん、すごい。ソニエリについては広報が慌ててコメントしたようですが、国内向けの縮小は間違いなさそうです。やっぱ、サイバーショットケータイ買っておくべきかな…。

ちなみに、こちらのニュースでは大根田氏がエレキ分野の好業績の理由について「エンジニアの独りよがりではなく,消費者の視点での製品作りができるようになってきた。消費者が望む製品をタイムリーに出せる体制になってきた」とするコメントも引用されています>【決算】ソニーは増収増益,エレクトロニクス分野の営業利益率は5.4%に

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ソニースピリットを象徴するモルモット像も展示されている「ソニー歴史資料館」

2008年5月8日号 | My Sonyメールマガジン オフィシャルサイト

morumotto.jpgMy Sonyメールマガジンの2008年5月8日号の特集は「ソニー歴史資料館探訪」です。ソニーがこれまで世に送りだしてきた代表的な商品と、さまざまな資料を中心に展示を行っている「ソニー歴史資料館」の紹介記事。創業者の井深にソニー社員が贈った「モルモット像」もソニースピリットの象徴として展示されているそうです。

同館は御殿山の旧2号館近くに立地していることもありソニー好きにとってはまさに聖地。ファンなら一度は訪れてみたいですね。なお、同館の見学は完全予約制とのこと。購読していない方もいらっしゃると思ったのでリンクしておきます。

ソニーが手のひらサイズの燃料電池システムを開発~商用設計レベルに到達

ソニーが超小型燃料電池を開発,Liポリマとのハイブリッドに

ソニーが手のひらに収まる超小型の燃料電池システムを試作、米アトランタで開催された「Small Fuel Cells 2008」で評価結果などを公開。実用的な燃料電池システムの試作を明らかにしたのは今回初。ようやく商用設計レベルに到達したそうで、今後は各種携帯機器への採用に向け社内事業部と協議を進めながら事業化に取り組むとか。

同電池の瞬間的な出力は3W程度で、それだけでも携帯電話のピーク出力に十分対応できるそうです。10mLのメタノールで一般的な携帯のワンセグなら連続14時間視聴できるとか。音楽だけなら相当のスタミナ再生が出来そうですね。そうそう、ぶどう糖で発電するバイオ電池も忘れちゃいけませんね。にしてもソニーの新しい電池への取り組みはすごいですねー。

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充電器レビューからサイクルエナジーのグリーンとブルーの違いを学ぶ

コラム:家電製品ミニレビューソニー「BCG-34HRMES」

家電Watchに液晶モニターがついたソニーのニッケル水素電池「サイクルエナジー」専用充電器「BCG-34HRMESicon」のレビューが掲載されています。売りの液晶モニター表示が状態表示と電池容量表示程度でちょっとがっかりとか。また、のグリーンとブルーの違いについての解説もあります。グリーンがデジカメなどのパワー重視タイプ、ブルーがリモコンや懐中電灯などの使用期間重視タイプと考えて良いとか。

iconiconまた、eCatalogの「バッテリー」コーナーで「充電池・充電器」が、かなり下の方に配置されていることから、ソニー内でのニッケル水素充電池の位置づけがわかるとのコメントもありますが、ソニスタの記録メディア/バッテリーコーナーでも同様に最下部に位置しているのがバッテリーだったりします。

多機能ポータブル充電器「EnergyLINK(CP-3H2Kicon)」は自分もお気に入りだし、実際、隠れたヒット商品だったんじゃないかと思うんですが、確かにあれ以降は目新しい製品が出てきませんね…ってソニスタではすでに販売終了していたのですか。もしかして、新製品登場間近?