「ソニー全体」カテゴリーアーカイブ

“iPhoneをやるため”にソニーを買収したかったホリエモン

沈黙を破ったホリエモン,ITを語る

元ライブドア社長のホリエモンこと堀江貴文氏が日経ITproの単独取材に応じたとかで、その内容が公開されています。2006年の暮れに「ホリエモン、村上被告とソニー買収を計画」なんてニュース記事を取り上げたことがありましたが、堀江氏が当時どんな構想をいただいていたのかが今回のインタビューで明らかになってます。

  • ソニーのブランドと技術力を活用していかにネット時代の流れに則した企業に変革させるかだった
  • ソニーが魅力的だったのは音楽と映像のコンテンツを保有していること。オーディオ機器、モバイル、有機ELなどの技術、金融商品、FeliCaもある
  • いらないと思っていたのは大型テレビなどの家電製品で中国の家電メーカーに売却するつもりだった。ゲーム機事業は悪い時のリスクが大きいのでマイクロソフトに売却してしまえばいいと考えていた
  • コンテンツ力はAppleより強いんだから、経営資源の選択と集中でiPhoneのような事業を展開できればソニーの原動力になると信じていた
  • ソニーの当時の時価総額は4兆円くらい。ライブドアが2000数百億円弱の現金、増資による自己調達で4000億円、村上氏から7000億~8000億円、合計1兆数千億円のファンドを作り、LBOでソニーの資産を担保に資金を調達すればTOBにより議決権ベースで50%超の株式は取得できる。ソニーの取締役は半数以上が社外なので合理的な反対理由がなければ友好的TOBになったはず

記者から「後付けで何とでも言えますね」と突っ込まれてますが、2006年にライブドアによるソニーの買収計画報道が明るみに出た段階でもiPhoneは正式発表されていませんでしたよね…(初代iPhoneは2007年1月9日に発表)。

まあ、堀江氏に言われるまでもなくiPhoneのような事業展開はソニーも考えていたはずなんですよね。実際、CLIE Phoneの開発は進んでいたし…。所詮はたらればの話。それこそ後付けで何でも言えるって話になっちゃうからやめます。

とそんな話はともかく、彼らに買収されなくてホントに良かったです。つーか、ホリエモン無き後のライブドアはソニーOBが助け船を出したんでしたよね。そのうち、反対にソニーがライブドア買収なんて報道も飛び出す始末。ホント世の中何がどうなるかわかったもんじゃありません…。

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IT系メディアのCEATEC JAPAN ソニーブースレポート

「CEATEC JAPAN2008」出展のご案内 業界をリードする最先端技術と新しいネットワークエンタテインメントの提案(Sony Japan)

こちらは昨日(9/29)に正式発表されたCEATEC JAPANへのソニーの出展内容に関するリリース。本日(9/30)から開催ということで、IT系メディアのソニーブースレポートがあがってます。薄さ0.3ミリの有機ELディスプレイ展示が注目されているようですが、足を運ばれる方は本日発表のtype Tの展示にも注目ですねー。

CETAEC JAPAN 2008【ソニー編】-世界最薄9.9mmのZX1など。BD搭載で最小のVAIOも
ソニー、パネル厚0.3ミリの有機ELテレビを出展・CEATEC速報
CEATEC JAPAN:ソニー、薄さ0.3ミリの超薄型有機ELディスプレイをお披露目
【CEATEC】ソニー、0.3mmの超薄型有機ELパネルで映像表示
ソニー、BRAVIAとBDレコーダーの世界一&世界初で技術力の高さをアピール
【PCメーカー編】ソニー、NEC、富士通が最新モデルを展示
<CEATEC2008:ソニー>新型VAIO発表のほか、超薄型有機ELなどを出展
CEATEC JAPAN 2008:最新「VAIO type T」がさっそく分解されていた

(自分も事前登録してあるのですが、なんかVAIO見るなら、SDC同様、銀座に行く方がのんびりゆっくりできるかななんて。なにより、台風15号の動きが気になります…)

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ライフログサービス「Life-X」のクローズドβがスタートしたけど…

ライフログサービス「Life-X」始動–最速レビュー
【インタビュー】YouTubeもFlickrもまとめて表示、ソニーが目指す新しいサービスの形とは

昨日、9/25からクローズドβサービスが開始されたソニーのライフログサービス「Life-X」の速攻レビューと同サービスの開発担当者インタビュー。

自分、クローズドβの一般公募には見事落選しましたが、SDC2008でインビテーションカードをいただいていたのでした。でもって、今日の朝から使い始めてみました。Flashベースのサービスなので自分のPC環境では荷が重いですねー。それならばとPSP版を試すもまともに動かない。PC版にしても一覧性に乏しいし、全体的に使いにくいというか、肌に合わない感じ。使い始めた日にリタイアしたくなってしまいました。

シェア前提じゃなければFireFox+アドオンでいいじゃんみたいな機能も多いっすね。これから連携できるサービスが増えるそうですが、フレンズが増えれば増えるほど収集つかなくなりそうで正直不安な感じ…。

【追記】PS Homeのクローズドβのレポートもあります。混雑でイベント用データが取得できないことがあったり、快適に遊べない事もあるとか。ソニーのネットワークサービスは何から何までリッチすぎるんじゃないですかね…>「PlayStation Home」クローズドβテスト~PS Homeで遊ぼう! 「イベント&ゲーム」編~

米ソニーと米アマゾンがVODで提携

ソニーとアマゾン、VODで提携~映画や番組をビデオ・リンク利用者に提供

U.S. FrontLineというサイトが、テレビ向けビデオ・オン・ディマンド(VOD)の配信事業で米ソニーと米アマゾンが提携したと報じていました。アマゾンはBRAVIA Internet Video Link向けにアマゾンVODを提供。同Video Linkをアマゾンの利用口座で登録すれば、テレビから希望作品を直接購入可能とか。

そういえば、日本では明後日からPS NetworkでPS3向け動画配信がスタートしますね。また、日本にはアクトビラのような業界主導のサービスもあるし、米国同様の動きは起こらないのでしょうかね。アマゾンジャパンがオンラインコンテンツを扱い始めたら事情が変わってくるでしょうが、日本じゃ難しいのかな…。

今年のソニーは大爆発…なの?

大河原克行のデジタル家電 -最前線- ソニーが37インチ以上でシェア30%を狙う意味とは~年末商戦戦略をソニーマーケティング・宮下社長に聞く~
麻倉怜士のデジタル閻魔帳:ソニーの「大爆発」

来ました大河内レポート。カタログやWebで「SONY」ロゴと「BRAVIA」や「α」といったカテゴリーブランドが一緒に掲示されるのは新しいブランディング戦略なんですね。「ウォークマンが、どこまでiPodをキャッチアップできるかが注目」されるといったコメントもあります。麻倉レポートもこれまたすごい。今年のソニーは「大爆発」なんだとか。

温度差感じるのは俺だけでしょうか…。それはともかく、個人的にはこういう話をSDCで聞きたかったっす。あと、ウォークマンとiPodの争いは日本市場だけでの話のような…。それよりなにより、どちらも目新しさが無くなってきたような気も…。ウォークマンは来年が30周年。PCアプリの新調とサービス連携含め、思い切った提案を求む。

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意外な評価に驚く「企業サイトランキング 2008」~ソニーやアップルの評価は?

企業サイトランキング 2008—主要500社のWebサイトを評価

日経パソコンまとめによる国内主要企業500社対象のWebサイトの有用度を比較する「企業サイトランキング 2008」。「基本情報」「ブランディング」「リスク管理」「使いやすさ」「アクセシビリティ(アクセスの容易さ)」の5分野、65個の調査項目への対応度を検証し結果を得点化。てなことで個人的に気になる企業を抽出。

ソニー(当然リニューアル前でしょうね)は使いやすさが、SCEはブランディングとアクセシビリティの評価が足を引っ張ってます。ブランディングが弱いアップルと、使いやすさが弱い任天堂は意外。でもって、数々のWeb作成ツールを世に送るアドビのけちょんけちょんな評価に思わず笑ってしまいました。アマゾンもぼろぼろですな…。

今度は企業社食ランキングなんてのはどうでしょう。ソニーは結構上位に行くんじゃないでしょうか…>ソニーの社食はEdyで健康管理

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