「SCE」カテゴリーアーカイブ

新型PS3&システムソフトv.3.0開発秘話

SCEに聞く、薄型PS3とソフトウエアVer.3.00の秘密~小型/軽量/静穏化やDTCP-IPなど、バージョンアップの狙い~

PS3の新型および最新システムソフトについて西田宗千佳さんがSCE関係者にインタビュー。注目したいトピックのみピックアップ。

  • 機能・スペック面で、既存モデルとの差違はほとんどない
  • 省電力化でファンを高速に回さねばならないシーンが少なくなった
  • (ロゴの変更について)従来よりもさらに広い層に普及させていきたいので、受け入れててもらいやすいやわらかいデザインを目指した。視認性も高く、これまでのプレイステーション・ロゴと統一性も高いものに変更した
  • システムソフト3.0からは、プレイステーションファミリーロゴと、「PS3」ロゴ・「PlayStation 3」ロゴを同時に表示。ゲームだけでなく、ビデオやフォトなど、PS3上で動くすべてのコンテンツが「PS3のコンテンツ」だ、という発想
  • DTCP-IPのサポートはソニーのブルーレイレコーダだけだが、一般的なコーデックはすべてサポートしているし音声についても同様
  • 新ハードの登場に合わせて「狙って」3.0へとアップグレードした=初めて、意図的にメジャーバージョンを上げた
  • システムソフトウエアのサイズそのものにはまだまだ機能アップの余裕があるしまだまだやることもある

CLIEのソフト開発の顔だった高瀬さんは、すっかりPS3ソフト開発の顔になってしまいましたね…。とにもかくにも、お元気そうで何よりです。さておき、薄型の新型PS3、発売まであと一週間。既存モデルオーナーも9/1にはシステム3.0にバージョンアップできるようになりますね~。

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スリムな新型PS3、ついに正式発表なる~29,980円で9/3発売

薄型・軽量に進化し、120GBのHDDを標準搭載した 新型「プレイステーション 3」(CECH-2000A) 2009年9月 全世界同時発売 ~ 年末年始の商戦期に向け、充実したソフトウェアラインアップとともに 「プレイステーション 3」プラットフォームの普及・拡大を更に加速 ~(SCEJ)

現地時間の18日にドイツ・ケルンで開催されたGamescom ExpoでPS3の新機種「CECH-2000A」が発表され、本日、国内でも正式発表されました。噂通りの薄型で120GBのHDDを搭載。2009年9月1日より北米、欧州、アジア地域で希望小売価格299USドル、299ユーロにて、9月3日より日本で希望小売価格29,980円(税込)にて発売予定。

また、新機種発売に先駆け、現行の80GBモデルの価格を北米で299USドルに、欧州で299ユーロに、北米の160GBモデルも399USドルに変更されるそうです。

ps3_slim

本体各部を徹底的に見直し、新設計・生産により、体積・厚さ・重さともに初期モデルの約3分の2の薄型・軽量化を実現。消費電力も初期モデルの約3分の2に削減し省電力化を図ると同時にファンノイズも低減し静粛性を向上。

ps3_logo_new外観は曲面を生かしたフォルムを継承しつつ、表面にシボ加工を新たに施し、親しみやすいカジュアルなデザインに仕上げたとか。また、新型モデルの発売を機に、PS3の英語表記を“PLAYSTATION 3”から“PlayStation 3”へ変更し、ロゴも一新するそうです。

その他、XMBのデザインがリニューアルされ、What’s New画面が追加されたPS3システムソフトウェア バージョン3.00やブラビアリンク対応、「他のシステムのインストール」機能の削除などが主なトピック。新システムは9/1に現行機種向けにも公開予定とかー。

9/3ってほぼ2週間後じゃないですか。さて、どうするかな…。

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東京ゲームショウ2009の基調講演は「SCE 2009年の新戦略」(仮)

基調講演にはSCEの平井一夫氏などが決定! 東京ゲームショウ2009「TGSフォーラム」プログラム発表

9月24日(木)の10:30~12:30に催される、東京ゲームショウ2009の基調講演は2部構成で、第1部にSCEの平井一夫氏が登壇するそうです。テーマは「ソニー・コンピュータエンタテインメント 2009年の新戦略」(仮)。受講事前申し込み受付は公式ホームページで受付中。基調講演は無料です。

(仮)かよ!てなツッコミはやめにして、SCEの新戦略とは何なんでしょうね。PSP goの詳細はもちろん、PS3やソニー本体をも巻き込んだネットワークサービスの今後の展開など、色々と注目したい点が多いですよね。

ソニーがタッチパネルを採用した「VAIO」シリーズを発売へ、PlayStation Networkにも対応」とか、「ソニーや任天堂がゲーム事業で大きな動きか、IBMに大規模な発注」なんてエントリーがGIGAZINEにありますが、こちらの真相もいかにーてな感じですね。

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PSP goはアジアで先行発売~薄型PS3の話題も

SCE Asiaプレジデント安田哲彦氏特別インタビュー 台湾ゲーム産業育成事業の抱負と真の狙いを聞く。PSP goはアジア先行発売か!?

SCE Asia安田プレジデント(&本間総経理)への特別インタビュー。台湾ゲーム産業育成事業のみならず、PSP goのアジア展開や薄型PS3の話など興味深い話題が目白押し。前者の話は軽くスルーさせてもらって、PSP goとPS3について気になるところのみピックアップ。

  • 次の発表会では、PSP goを出すだけではなくて「こんな遊び方がありますよ」といったことや、コンテンツについていろいろ話す。時期は8月から9月にかけて。ネットワークで遊べる機能もある、こちらのほうがコンビニエンスです、という基本部分はしっかり説明した上で、プラスアルファで色々な付加価値をつけていきたい。先行発売は並行品対策。同時発売か少し前に出したいという希望を出している
  • アジアはお客さんとお店と我々の間が近い。だから我々の熱が伝わりやすいし、意見を貰ったら我々も真剣に考える。世界のマーケットはドライになりすぎているのではないか。血管に血が通っていくような商売をやらないとヒットなんか生まれない
  • PS3は発売から時間が経ったので、シュリンクできるものはシュリンクして、価格を下げることができるものは下げていく。まだ結構部品が高いので値下げまではもうちょっと時間がかかる。働きかけはしていく
  • ゲーム機はソフトが無ければタダの箱です。今後もソフトの拡大のためにがんばっていきます

そういえば、Gigazineに「ソニーがPS3の80GBモデルを出荷停止か、小売店から情報流出」なんて記事がありますね。PS3の80GBモデルの出荷停止の可能性があることが小売店からのリークによって明らかになったとか。薄い新型PS3が某国の闇市場で取り引きされているといった噂もあるようですが真実やいかに…。

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ネットワークゲーム、ゲームオンデマンド、ゲームストリーミングの違いをのべよ

2008年の有料ネットワークゲーム市場は806億円。CESAゲーム白書

家庭用ゲーム産業の年次報告書「2009CESAゲーム白書」で、2009年における有料ネットワークゲーム(オンラインゲーム)の国内市場規模が推計されたとか。アンケート調査の有効回答数が少なかったようですが、最終的にごにょごにょして(?)、家庭用とPC用ゲームを合計した2008年の有料ネットワークゲームの国内市場規模は806億円。有料ネットワークゲームの参加人口は推計112万人で、平均月額料金は5997円とか。

ちなみに、日本オンラインゲーム協会(JOGA)調べでは2008年の市場規模は1,239億円だそうです>JOGA、「オンラインゲーム市場統計レポート2009」発表会を開催 2008年の市場規模は1,239億円、市場振興に向けた次の一手は?

自分、有料のネトゲに参加したのは前日安くゲットしたWii版モンハンGが初めて。ちなみに月800円です。MHP2GのブレイクでPS3専用アドホックアプリが登場。PS3ありきではありますが、PSPユーザーは無料でオンラインゲームが楽しめている現状。本当はSCEも課金したいんだろうなあ。

ゲームオンデマンドサービスの計画はなし–ソニー幹部

こちらはGAMESPOTの記事。PS3向けのフルサイズのオンデマンドゲームサービスを提供する計画は現時点で無いというSCEの方針を伝えています。フルサイズ=Blu-ray並の容量のゲームだからということですが、国内でも1stパーティー限定ながらパッケージと同じ内容のPS3やPSPのゲームがPSN経由で配信されていますしね。50GB使い切ってるゲームならともかく、そうじゃないゲームも結構多いですもんね。なんともわかりにくい記事っす。

ゲーム機はいずれ不要に? ゲームストリーミングの新たな可能性「Gaikai」とは

以前関連リンクとして取り上げてますが、こういう流れもあるってことで。iPhone向けゲームの台頭含め、ゲーム業界を取り巻く環境は激変ですねー。

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SCE、プレステ向け周辺機器及びアクセサリー対象のライセンスプログラムを本格展開

プレイステーション向け周辺機器及びアクセサリーを対象にした 「オフィシャルライセンスプログラム」を本格展開 ~プレイステーションの楽しさを拡げる周辺機器及びアクセサリーの拡充を推進~(SCEJ)

SCEは、プレイステーションシリーズの周辺機器及びアクセサリーの拡充を強力に推進するため、周辺機器メーカーに向けた「オフィシャルライセンスプログラム(http://www.scei.co.jp/olp/)」を、日本、アジア、北米、欧州において本格的に展開すると発表。

本プログラムにもとづき契約を締結したメーカーは、SCEが提供する仕様をもとに、様々な専用周辺機器及びアクセサリーの開発・製造が可能になり、製品のパッケージ等にSCEの定める基準を満たす正式なライセンス商品であることを示す「オフィシャルライセンスドプロダクトロゴ」を使用できるというもの。

やっていそうでやってなかったんですね。第三者と一緒に盛り上げて行きましょう的なノリが下手な会社なんですよねソニーって…。CLIEのデベロッパープログラムもある意味奇跡だったという話もあったり…。ともあれ、うまくいくことを願っております。

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