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ソニ☆モバ 1stシーズン(2005/1-2008/8)まで執筆したエントリーを区別するため、SPA 1stのニックネームを設定しています。

ソニー、2005年度連結業績を発表~17:30から説明会開催

2005年度 連結業績のお知らせ(Sony Japan)

本日17:30から開催予定の「2005年度 第4四半期 業績説明会」に先立ち、ソニーが2005年度連結業績の詳細をSony Japanサイトにて公開しました。説明会で使われるプレゼン資料もPDFやhtmlで公開中ですので興味のある方は目を通してみてください。

自分も資料をざっくり見てみましたが、思っていたよりは厳しい数字が並んでいるように見えました。エレクトロニクスでは復活の象徴であるテレビの大赤字が特に目を引きます。オーディオは多少の利益こそでましたが減収。元気の良いのバイオの情報・通信とハンディカムが引っぱるビデオが大半の赤字を埋める形になってますね。ゲームもPSPが好調で増収ながらPS3の開発費でトントンだし、映画はヒットが無くてダメ。金融は相変わらず好調でエレクトロニクスの赤を埋めてくれてます。(音楽は悪名高きソニーBMGがもうけているのが許せん!)

2006年度の見通しも数字を見る限りあまり明るくない感じですね。それでも、設備投資額を増やしているのは後々への布石なんでしょうか。ちなみに今年の映画ビジネスはダビンチ・コードで結構良い数字になるんじゃないですかね。(そうなったらサム・ライミとダン・ブラウンにはソニーは一生頭が上がらなくなるのかも…。)

なお、17:30から説明会のインターネット中継もWindows Media Playerを使って配信されますので、興味のある方はご覧になってみてはいかがでしょうか。マスコミの報道もこの説明会が終わってからになるんでしょうね。

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EX90SLでソニー系ドンシャリから卒業

やまけい0719さんから「MDR-EX90SL」絡みでお便りを頂戴しました。

MDR-EX90SLを購入、早速通勤で(屋外)聴き込んでいます(ウォークマンスクエアHD5 ほばATRAC3 256kpbs)。音の広がり、粒の細かさは他の方がレビューされているとおりで、上質の物を手にした満足感があります。ただ私がこのイヤフォンの良さに気がついたのは1日経ってプレーヤー本体のサウンド設定を見た時です。
(?エフェクトなし?そんな馬鹿な?)
恥ずかしながら私は中学から10年以上、ポータブルオーディオはソニー一筋で、俗にいう原音よりドンシャリの味付けに耳が慣れてしまい、常にイコライザを使用していました。その為フラットで音楽を聴くと音が痩せて聞こえるためすぐに耳が気づき、イコライザーをかけるという行動が私の常識になっていました。
MDR-EX90SLを初めて聴いた時、どの音域も全量前に出てくる(なおかつ、音がこもらない)なという感想で、耳に入ってくる音をどうこうしようという気が全く起きなかった訳で、それに一番驚きました。HD5のアンプの良さに気づいたということなんでしょうか。たとえれば常にドレッシングで食べていた野菜の味が、そのままでも美味しいと感じた(笑)ような感動でしょうか。
毎日5.6回覗かせて頂いては毎日の情報更新のマメさにただただ感心、感動している次第です。
ソニモバからMDR-EX90SLの情報を知り、本当に良い買い物をしたと思っています。ありがとうございます。

ex90sl_cat.jpgいや、もう「MDR-EX90SL」大絶賛ですね。って自分もなんですけど。人により好みは様々ですし、積極的にイコライザを使って自分好みの音に仕上げる楽しみもあるでしょう。自分も若い頃はそんな感じでした。今はすっかりフラット派というかイコライザーを全く使わない派になってしまったので、EX90SLはとても自分に合っているような気がします。もちろん、ポータブル機器のアンプに左右されることもあるでしょうけど、音が悪い(と思う)iPod nanoでもそこそこ鳴っちゃうのがEX90SLの凄いところでもありますね。

サイトも毎日、それも5回も6回もきてくださっているとのこと。昔に比べて更新頻度は下がっているので申し訳ないです。それでも、そういっていただけるのはホントにうれしいです。これからもマイペースでの更新になりますが、少しでもソニーファンの皆さんのお役に立てるようにがんばります。ということで、お便り&応援コメント感謝です!>やまけい0719さん。

ちなみに、右の画像は某量販店で見つけたペラ1枚のカタログです。「ワンランク上が気持ちイイ」というコピーが鼻につきそうですが、価格とそれに見合った性能があるのであながち嘘ではないですね。今後は、一緒に映っているウォークマンもワンランク上を目指してもらいたいものです。

音といえば、音のQRコードがこれから話題になりそうですね。音が悪くなるのは正直いやだけど、埋め込まれた情報の使い道についてはいろんな可能性がありそうです。広告入りで無償の楽曲配信という手もありそうですしね…>「音響OFDM」開発者に聞く 無線技術を音波に適用した“音のQRコード”

ロケフリ「LF-PK1」の登録機器台数が8台に(ソニー暴露本の話題もあります)

ロケーションフリーベースステーションパック「LF-PK1」システムソフトウェアバージョンアップ(バージョン 3.000)

iconiconソニーはロケフリベースステーションパック「LF-PK1icon」向けに、システムソフトウェアのバージョンアップファームウェアの提供を開始しました。バージョン 3.000では、ベースステーション本体への登録機器台数の上限が8台になり、機器登録時のパスワード発行手順が変更になります。

早速バージョンアップしてみましたが、ファームウェアの更新はPSPからの方が簡単ですね。上限が8台なので、今後はMacを含め、Windows PC、PSPとうまく使い分けられるんじゃないでしょうか。おっと、期待のケータイでロケフリが残ってましたね。そろそろ具体的な内容を発表してくれませんか、ACCESSさん。

そういえば、ロケフリ絡みでアルパパさん(@アルパパのブログ)から以下のようなお便りを頂戴しました。

SPAさんもご存知かもしれませんが、今日駅で買った「週刊東洋経済 2006 4/29-5/6合併特大号」(表紙に「企画書超入門」と大きく書いています)にソニーのロケーションフリーの企画書の実例が掲載されていました。エアボードの失敗のリベンジでロケフリが生まれたんですね。目的が明確なのがヒットにつながった要因とのことです。
話は変わりますがVAIOを使っていてすごく不思議に思うのは、同じようなソフトがたくさん入っていて分かりにくいということです。Do VAIO、VAIO Media、SonicStageなどなど・・・。それぞればらばらに開発していて、全部入れてしまったということなんでしょうか?ユーザーとしてはどれか一つでいいよ(目的を明確にして)!って感じなんですけどね。

東洋経済を愛読しているアルパパさんってすごい…ってそれはさておき、是非とも読んでみたい内容ですね~。あとで書店で確認してきます。

kuudou.jpgVAIOのソフトの件ですが、確かにそうですよね~。実は昨日、「技術空洞」というソニーの暴露本を入手したのですが、この本の著者がなんと元ソニー社員でVAIOの開発者だった人なんです。多忙なためまだ全部読んでいないのですが、ソニー全体の話もさることながら、特にVAIOビジネスについての暴露話がてんこ盛りで、一般人には全くわからないソニー内部の実情が赤裸々に語られています。この本を読めば、アルパパさんがご指摘の同じようなソフトウェアやハードウェアが生まれる背景がよくわかるのではないでしょうか。ちなみに、ウォークマンAシリーズの失敗についても言及しているようです。ペーパーバックなので価格も1,000円とお手頃です。ちなみに4/21に発売されたばかりです。ソニーファンの皆さんで興味があれば是非手に取ってみてください。

技術空洞(Amazon・税込1,000円)

【途中まで読んだ状態でのプチ感想】前に書いた気がしますが良くも悪くもVAIOビジネスがソニーを変えてしまったという認識は間違っていなかったんだなあと実感できました。(私信:この本の存在を教えてくれたBさんにこの場を借りて感謝します)

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本体よりも高価なPSP対応ポータブルスピーカー

ハーマン、ポータブルスピーカーのPSPアダプタ付属モデル-PSPを天面に装着可能な「on tour plus」

PSP接続用アダプタが付属するJBLブランドのポータブルスピーカー「JBL on tour plus」が4/28に発売されるそうです。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は22,000円前後の見込みとか。本体を保護するプロテクトシェルをスライドオープンするとスタンドになり、PSPアダプタを天面に装着してPSPを接続するそうです。ステレオミニ入力でPSP以外のポータブルオーディオなどとも接続が可能とか。

PSP本体の単体価格よりも高いけど、もっと高価なヘッドホンもゴロゴロしているご時世ですからね。なんか、感覚が麻痺しちゃいますね。デジタルアンプや独自のOdysseyネオジウムドライバー内蔵で高音質化を図っているとのことですが、実際の音はどうなんでしょうか。偏見ですが自分はこの手のスピーカーってどうにも信用できなくて…。

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ポータブルオーディオ&AVケータイ関連ニュースラウンドアップ

古いニュースもいっぱいあるけど、クリッピングしておいたのでいい加減で投げやりなコメント付きで。

「iPod 60G」が久しぶりのランクイン
iPodの現行ラインナップでランクインしていないのは1機種のみとか。すごいっすね~。ちなみに、ウォークマンはスティックタイプのEシリーズの人気が衰えてませんね。AシリーズではA607の1機種のみランクイン。値下げとコネプレのバージョンアップで手が出しやすくなったとはいえ、出だしのつまずきが相当影響しちゃいましたよね。ということで、次世代機に期待して…いいんですよね、ソニーさん?

2005年の半導体販売、MP3プレーヤー人気貢献で過去最高に
ポータブルオーディオ人気が貢献してフラッシュメモリ販売も激増とか。

ポッドキャストはラジオを超えた?
向こう4年のうちにプレーヤーを持つ人の約3分の1が日常的にポッドキャストを聴くようになるとの予測だそうです。自分は反対に最近はほとんど利用しなくなってしまいました。聴くのはもう音楽ばかり。なので、PSPのRSSダウンロード対応もあまり必要ないかなあ…。

2005年の音楽配信市場は300億円以上、うち95%はモバイル向けサービス–RIAJ
自分は最近はiTMSの利用も激減(今週のダウンロードだけはしっかりゲットするけど)。Moraなんて何ヶ月使ってないだろう…。

Windowsで生まれかわったgigabeat iPod追撃の一番手はコレ? 東芝「gigabeat S30(MES30)」
週刊 デバイス・バイキング。実質WMV専用プレーヤーだそうです。PSP用のH.264は認識されず転送もできなかったとか…。

Rolandの24bit WAVEレコーダ「R-09」~ 低価格「生録」の本命。使い勝手/録音品質とも向上~
Rolandの24bit WAVE/MP3レコーダー「R-09」のレビュー。ソニーの「PCM-D1」や先日発売になった「MZ-RH1」がライバルとなる製品ですが、音質・コストパフォーマンスともにバツグンらしいです。

「LISMO Music Store」のメリットはどこにある?
「1曲300円は明らかに高く、音質面でもiPodなど音楽専用プレーヤーでの再生を前提にしたものより劣る」って時点で、コアな音楽ファンはとっくにそっぽを向いてしまうでしょう。全く使う気ないので未対応の端末も出して欲しい。

モバイル放送、眞鍋かをりがDJに初挑戦-「MUSIC PORTER X」と連携キャンペーン
女王にすがるしかないのか、モバHO。パケ代はいらないけど、加入料、基本料の他に、パック料金がかかりますもんね…。

【即問】ケータイでワンセグ、主流は「空き時間」に「ニュース」
ワンセグ携帯を「購入して見たい」が5割を超えたそうです。モバHOと違って認知度が一気にあがったワンセグ。なんてったってタダですから…。

【レビュー】ワンセグ対応モデルから「次のケータイライフ」を考える – NTTドコモ「P901iTV」 / au「W41H」
で、そのワンセグケータイをPalmファンにはお馴染みの丸山さんがレビュー。さすがに中身が濃いです。にしても、ソニエリは対応ケータイ出してくれるのでしょうか…。ちなみに、今のソニエリの端末シェアは8位だそうです~>端末シェア、NECを抜きシャープがトップに

「ソフトバンク携帯」の侮れぬ隠し玉
FACTA onlineのフリー・コンテンツ。孫社長がスティーブ・ジョブズ氏と密会したとかで、iPodケータイを含めなにやら色々な隠し球があるようです。先日、ガムちゃんさんがお便りで伝えてくれたクローズアップで映ったソフトバンクの新携帯開発会議の映像というのもシャープ製っぽいですね。ドコモもauもなかなか自分好みの端末を出してくれないので、色々な意味で期待しちゃいます。ちなみに、ご存じの方も多いと思いますが、FACTA編集長のコラムにたびたびソニーが取り上げられています。最近はソニー関連の更新は無いのですが、ダークサイドをえぐり出そうとする編集長さんの一挙一動から目が離せません。キャリアの攻防については大前研一さんも吠えてます>2006年、携帯電話各社の攻防が激化する~目が離せない携帯電話業界三国志~

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薄型テレビの三つ巴戦争、天下分け目は来年に

ソニーvs松下vsシャープの薄型テレビ三つ巴戦争

NBonline、寺山正一さんの「新・産業夜話」。薄型テレビ市場での3社のシェア争いはパネル供給能力に左右されるため、三日天下ならぬ“3カ月天下”の様相を呈しているとか。ゆえに、天下分け目の関が原は来年になるそうです。

テレビのような大型商品で、世界規模でタイミングよく戦略を打っていくのがいかに困難なのか。世界の覇者だったソニーのトリニトロンテレビが膨大な赤字を計上した事実こそ、「世界で戦うことの怖さ」を雄弁に物語る。

というコメントもあるように、作れば売れる今年と違って、2007年以降は「売れ筋から外れたモデルの極端な値崩れは避けられず、世界規模での商品戦略で後手を取ったメーカーは成長の果実を享受できなくなる」とまとめていました。ブラウン管で手痛い目にあったソニーは2度と失敗は犯せませんね。いずれにしても、アナログ停波のこともあるし、来年以降は薄型テレビの値下げは黙っていても進むと思います。何年先かわかりませんが、世界中に広く普及した後のことも考えていかなくてはいけないのでしょうね。

ちなみに、送り手側が使う放送機器の新トレンドについては小寺さんのレポートで確認です>NAB2006レポート~ HD当たり前の時代へ向けての猛ダッシュ ~

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