MM総研が2012年度(12年4月~13年3月)の国内電子書籍端末の出荷台数等の調査結果を発表。12年度通期の端末出荷台数は47万台で、前年度(33万台)比42.4%増。メーカー別出荷台数・シェアは、Amazonの18万台(シェア38.3%)、楽天の15.5万台(同33.0%)、ソニーの12万台(同25.5%)、その他が推計1.5万台(同3.2%)の順。
13年度の電子書籍端末出荷台数は52万台(前年度比10.6%増)と予測しており、市場は今後も緩やかに伸びていくことが考えられるとか。一方でスマートフォンの大画面化やタブレットの影響を受け、専用機の普及が拡大し切れていない面もあるとの記述も。
ソニーはあっさりと後発の2社に負けてますが、実際はAmazonですら18万台しか売り上げていないというのが現実なんですね。しかも、今や専用機のバリエーションはAmazonや楽天の方が上。ハードで儲けるつもりは無いにしても、このレベルで大丈夫なんでしょうか。最終的にコンテンツが売れれば良いというのなら問題ないのですが、ソニーの場合は元々ハードで儲けたかったのに、競合の参入で値下げが強要され、専用機で全く利益が出なくなってしまいましたからね…。
Reader新製品が秋頃との噂もありますが、T2直系でさほどインパクトは無いし、ファブレットとか呼ばれるXperia UltraとXperia Tabletの次世代機の動向も気になるところではあります。あと、Xperiaオーナーのストア利用率も知りたいなあ。
(ぶっちゃけ、今、専用機市場から撤退しても、収支的にはにたいした影響は無いのかもしれないし、学術・教育分野で生き残る可能性はありそう…。)
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SPAさん、お久しぶりです。
kobo発売時以来のコメントですが、当初の不評はどこ吹く風で便利にkoboを活用しています。
私は自炊専用で買ったつもりだったのですが、半年で50冊以上の本を購入しています。
電子書籍はソフト事業ですから、ハードで利益というビジネスモデルに無理があったように思います。
先のSPAさんのつぶやきにあった、”だから遅すぎるんだってば”というコメントが全てですね。