ソニーが2013年度経営方針説明会を開催~エレキはコア事業の変革を加速しエンタメ・金融は収益力をいっそう強化

sony_hq_130520

ソニー株式会社 2013年度経営方針説明会 一貫した経営方針を遂行し、ソニーの変革を加速 ソニーグループ全体の企業価値の向上をめざす

ソニーが2013年度経営方針説明会を開催。エレクトロニクス事業については、2012年4月に発表した5つの重点施策を一貫して確実に実施するとともに、事業環境の変化も踏まえ、3つのコア事業の戦略を一部変更。エンタテインメント・金融事業については収益の最大化を図り、グループ全体の財務基盤のさらなる強化も図るとしています。ソニーグループの2013年度基本方針は以下の通り。

1. エレクトロニクス事業の強化
・3つのコア事業(モバイル、イメージング関連、ゲーム)の変革を加速
・テレビ事業の黒字化
・グループの総合力を活かした新興国での成長戦略を加速
・持続的な成長のための新規事業(メディカル、セキュリティなど)の強化
・事業ポートフォリオのさらなる見直し
2. エンタテインメント・金融事業の収益力の一層の強化
3. 継続的な財務体質の強化

さらっと言ってますが、金融とエンタメの収益力の一層強化を前提にしつつ、エレキでは新興国で堅実に利益を出していくことが中心になりそう。モバイルはともかく、昨今の市場の変化からしてテレビとゲームは相当の苦戦を強いられるような気が…。モバイルにしても、スマホ本体はキャリアしか商材に出来ないし、周辺機器ビジネスでしか特約店などが後方支援できない(ぶっちゃけ儲からない)のもしこりの原因になったりしてないのかと気がかり。One Sonyがグループ内だけのかけ声になってしまわないことを祈ります。

【関連ニュース】
ソニー’13年度経営方針。「最新/最強のスマホ」投入へ
ソニー、’13年度経営方針を説明 - 平井社長「スマホがカギ。テレビは黒字化必達」
ソニーの商品は、期待を満たす妥協なき機能/価値を保持すべき
ソニー中核3事業の計画を修正、スマホ強化・ゲームは引き下げ
「PS4は攻めの姿勢で」 ソニー平井社長、据え置き機市場はデバイス連携で「大きくなっていく」
好調のXperia Zは「序章に過ぎない」──ソニー平井社長、13年度は「最新かつ最強の端末をタイムリーに」
ソニー<6758.T>、中核3事業の計画を修正 スマホ強化・ゲームは引き下げ
ソニー、映像関連事業などの15年3月期目標を下方修正
—–
ソニー株急騰、娯楽事業分離案を検討との報道-きょう経営方針説明会
ソニーがジェームズ・ボンドにさよなら? 米ヘッジファンドが、映像音楽部門の株式売却を提案
「取締役会で十分議論」=エンタメ事業の分社提案—ソニー社長
ソニー娯楽事業の分離案、「良い案でない」-大和投信運用者
こんにちは円安 さらばソニーの受注
稲船敬二氏と水口哲也氏が語る、これまでのゲームとソーシャルゲームの未来