ソニーが2012年度の連結業績を発表。売上高は6兆8,000億円（前期比4.7％増）、営業損益は2,300億円（前期は672億円の赤字）、税引前利益は2,456億円（同831億円の赤字）。最終的に純利益は430億円で黒字化は5年ぶり。金融やエンタメの好調や不動産株式売却など資産整理、最近の円安効果によるものであることは明白であり、本業のエレキ復活無くして真の黒字化は果たせないであろう的なお話しがそこかしこに。
スマホやタブレットは間違いなく成長分野だけど、カニバリ効果でPC、カメラ、ゲーム、ポータブルオーディオの売上への影響も必至。表面では付加価値戦略とか言ってるけど、裏側でブランドの影響力が強い新興国での荒稼ぎがあってこそでしょう。社員も「何の会社か分からない」と自嘲気味に言ってるらしいけど、社員自身が今頃そんなこと言ってるのかと逆に心配な今日この頃…＞ソニー「何の会社か分からない」 社員 自嘲気味
【関連ニュース】
・ソニー、’12年度は営業利益2,300億円。エレキは赤字 テレビは696億円赤字。’13年度は「本業で黒字」へ
・ソニー今期営業利益は横ばい計画、エレクトロニクス黒字化目指す
・ソニー、5年ぶり最終黒字に 13年度テレビ事業黒字転換へ
・ソニー、2013年3月期で最終黒字化――今期の設備投資は半導体中心に
・ソニー：今期純利益予想16％増、テレビ事業の黒字化や円安で
・ソニー、３本の矢で狙う公約達成の的
・ドル高で軟調、ソニーは高い＝米ＡＤＲ市場
