11月上旬発売予定の東和電子製「Olasonic TW-S5」ですが、テスト機を試用させていただく機会をいただいたので、使用感などを簡単にレポートしていきたいと思います。
テスト機ということで、ただの白箱に入った状態で渡されているのでパッケージの詳細については割愛。なにせ中身もホワイトカラーのTW-S5本体(L/R)とキャリングポーチのみだったので。ちなみに、後者も途中段階の試作品で製品版とは違うとのことだったので評価&レポの対象外とさせていただきます。
さてさて、TW-S5の本体ですが、一番上の画像をご覧いただければおわかりの通り、軽々と手のひらにのってしまいます。いやー、小さくなった。手持ちのTW-D7IPと比べてみましょう。従来型の容積比50%ってことで、こんなに小さくなってます。
ただ、見た目とは裏腹に重さははそこそこあるんですよね。計ってみると、アンプ込みの右スピーカーが360g、左が337gでした。ちなみに、TW-D7IPのスピーカーが428g。重さは半減とはいかなかったようですが、スピーカーユニットやマグネットにこだわっているから当然ですね。とはいえ、左右二つでおよそ700g。小さくなったと言っても、そこそこ重量はあるし、かさばる卵型なので、そう気軽に持ち運ぶとまではいかないかも…。(参考:クレードル込みのPS Vitaの重さが331g)
デザインは従来品を踏襲してますが、小型化に伴い微妙に変わっているところがあります。一つはインシュレーター。従来品はシリコンゴム製でしたが、TW-S5では本体と一体化されました。素材がプラスチックなので、共振が心配ですが、裏返すとゴム足が4つ付いてました。ちなみに、このスペースにアンプの回路を組み込んだそうです。また、持ち運ぶ際はインシュレーターのつなぎの部分にスピーカーケーブルを巻き付けると便利です。
もう一つがデフューザーのデザイン。エッジが効いた従来品と比べて丸日を帯びたマイルドなデザインになってます。よりニアフィールド(ベリーニアフィールド?)なリスニングポイントでの利用を意識してのことなのでしょうか。実際、心持ち拡散が押さえられているような気もします。ま、スピーカーの位置で印象が変わってしまうので一概に言えませんけど…。
それと筐体の仕上げ。従来品はこだわりの塗装仕上げでしたがTW-S5はプラ素材のまま。ホワイトやブラックは写真では非常に近い印象ですが、近くで現物を見ると違いが分かります。S5から初めて7色のカラバリ展開になりますが、白黒以外のカラーについては現物を見てからの判断をおすすめしたいです。東和電子さんのオフィスで見せていただいたんですが、思っていた以上にプラスチッキーな印象だったので…。
外観の話はこれぐらいにして、PCに接続してみましょう。お相手は昨年夏からメインマシンとしてバリバリ使ってるVAIO Z。接続は、Rスピーカーに結線されているスピーカーケーブルコネクタにLスピーカーのケーブルを挿し、USBケーブルをVAIOのUSBコネクタに挿すだけで完了。そういえば、S7もそうだけどスピーカーに右左表記が無いのよね。USBケーブルがある方が右ってことなんだけど、結構間違える人も多いんじゃ無いだろうか…。
さておき、S5やS7のようなUSBスピーカーは、音を出す前にボリュームの調整をしておきたい。PCによってはとんでもなく大きな音が飛びだし、周りを驚かせる事態になる場合もある。手持ちのVAIO Zの場合だと、システムのボリュームが最小値(5%)でもかなりの音量になります。メモリ5つにもなるとかなりの音量に。
てことで、初めて使う場合はまずはシステム側の音量を最小にして、アプリ側のボリュームも上げ下げして、好みの音量になるように調整すべし。調整が終わったら思う存分、好みのコンテンツを楽しむべし!
TW-S5から飛び出す実際の音についての感想はまた次の機会に。
【関連リンク】
・Olasonic TW-S5:USBパワードスピーカー:Olasonic