“One Sony”を体現した新たな音楽サービス“Music Unlimited(ミュージックアンリミテッド)”披露パーティーが開催
「Music Unlimitedは“One Sony”の象徴」 ー ソニー・平井社長がローンチ記念イベントに出席
7/30に六本木「TEIEN TOKYO」で開催された「Music Unlimited」の国内サービスローンチ記念したパーティーのレポート。遠州茶道宗家十三世家元の小堀氏が列席者にお茶をふるまうなど、和の雰囲気を味わえるイベントだったよう。以下、主要な出席者のコメント抜粋。
ソニー 平井氏
Music UnlimitedはOne Sonyの非常にいい例。ソニーグループ企業が音楽を通じて感動を届けるため一丸となっている。大きなサービスに育てていきたい。
SEN ティム・シャーフ氏
現状は洋楽が中心となっているが、年内には邦楽のコンテンツを拡充していく。グループ全体としても邦楽サービス強化はとても大事なトピックスとして位置づけて取り組んでいる。
SME 北川氏
かつてはLPを1枚3,000円ほどで購入していたが、Music Unlimitedは充実した作品群が30日・1,480円で聴き放題。音楽が本当に楽しみやすい時代になった。
ワーナーミュージック 石坂氏
ダウンロード配信が国内で低調となってしまっている背景にコンテンツの力不足があるのではと考えていたが、Music Unlimitedのラインナップをみてみると、目を見張る名曲が並んでいる。
また、わけわからんイベントに無駄な金使ったなあという印象。そもそも現状のラインナップからしてグループが一丸となっているようには到底思えない。欧米ではとっくにサービスインしており、過去にも様々なオンラインサービスを手がけてきたにもかかわらず、自らをビギナー・ルーキー呼ばわりするのも卑怯。
総じて不安定。アプリが重く、モバイルデバイスではバッテリ喰い。曲間の長さ(3G回線やライブアルバムで顕著)。オンライン・オフライン対応を含む、プレイリストとライブラリーの違いのわかりにくさ。その他、誤記など、ラインナップが莫大すぎて目が行き届いてない感じ。基本的な使い勝手の部分での未熟さは否めない。ま、ルーキーだから仕方ないか…。オンライン視聴機サービスと考えれば納得できる音質だけど、オフライン用に別に高音質ファイルを用意するとか、工夫も欲しいところ。以上、かれこれ一ヶ月近く使ってみた自分の感想。
参考までに、Music Unlimitedで聴けた邦楽アーティストの追加分は、氣志團、オフコース、アルフィー、高見沢俊彦、ヒルクライム、アリス、薬師丸ひろ子、久石譲、クリスタルケイ、DJカワサキ、山下久美子、エレカシ、押尾コータロー、鬼束ちひろ、田村英里子、矢井田瞳、MINMI、パーソンズ、黒夢、SHOW-YAなど(順不同・7/31現在)。追加されるのは歓迎だけど、アーティストチャンネルに切り替えると泣きたくなる。キリンジのチャンネルになんで氣志團や布袋さんが入るわけ…。