「DigiFi No.7」の特別付録、Olasonic「USB/DAC付きデジタルアンプ」ですが、これまで検証はすべてメインマシンのVAIO Z(Intel Core i7-2620M 2.70GHz, 8GB RAM, Windows 7 Pro 64bit/SP1)との組み合わせで行ってきました。アンプの返却期限が本日いっぱいということで、最後に手持ちの他のパソコンとの接続についてさらっと検証しておきます。
VAIO X
Intel ATOM Z550 2.00GHz, 2GB RAM, Window 7 Pro 32bit/SP1
ネットには無線LAN接続。電源プランは「バランス」。ごくまれににプチノイズが発生する以外はほとんど問題なし。CPUへの負荷はiTunesのみで20~50%程度。電源アダプター無しでアンプは動作するし、スピーカーからはしっかりと音も出ます。
VAIO type P
Intel ATOM Z Z530 1.60GHz, 2GB RAM, Windows Vista Home Basic 32bit/SP2
ネットには無線LAN接続。電源プランは「VAIO標準設定」。CPUへの負荷はRadikoのみで20~30%。負荷はさらに増えますがYouTube動画の音声再生も問題なし。こちらも電源アダプタ無しでアンプは動作するし、スピーカーからはしっかりと音も出ますが、割と頻繁にプチノイズが発生。CPUの問題か?
Mac mini
PowerPC G4 1.42GHz, 512MB DDR SDRAM, OS 10.4.11
久しぶりに電源入れました。懐かしのPowerPC版です。とはいえ、今はこれしかないもので。iTunesのバージョンも9.2.1止まりです。メモリも少ないので負荷は高めですが、めちゃめちゃ良い音が飛び出してきました。音楽ファイルがWAVオンリーということもありますが、ネットラジオも非常に高音質だったのでハードの性能なんでしょね。昔のMacでも高音質が楽しめてうれしいっす。
ともあれ、基本的にはどのパソコンでも、しかもノートタイプはバッテリー駆動で「USB/DAC付きデジタルアンプ」に電源が送れて、スピーカーからもしっかりと音が出たという結果に。てことは、その気になれば、大型のスピーカーをアウトドアに持ち出して、大音量で楽しめる可能性もあるってことになるわけですよね。これって意外にすごいことなのでは…。
あと、これはどのパソコンとの組み合わせにも言えることですが、USBケーブルの抜き差しやパソコンの起動・終了時にスピーカーからプツッと音が出ます。また、音量設定を間違えるとけたたましいほどの音が鳴り、スピーカーを破損する恐れもあるので、購入予定の方はくれぐれもご注意ください。音の出るソースを再生する前に、まずはパソコンのミキサーの音量を確認するように心がければ問題ないと思います。
ということで、たったの3回ではありましたが、Olasonic「USB/DAC付きデジタルアンプ」試作機レビューはこれにてひとまず終了とさせていただきます。発売の2ヶ月以上も前の試作機をこのような形でテストさせていただけた自分は本当に幸せ者です。この場を借りて、ステレオサウンドと東和電子、両社関係者の皆様方に厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
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