TV番組を“スマート化”するソニー「RECOPLA」~レコーダで録画しタブレットで視聴。機能山盛り~
ようやく形になったソニー製BDレコと「RECOPLA」ベースのSony Tablet連携、他社製品との組み合わせなどを小寺さんが実機レポしてくださってます。注目したい内容をピックアップ。
- RECOPLAはSony Tablet専用のアプリではないので、公開が始まれば「他のタブレットで動いた」などの情報が集まるかも
- OSがAndroid 3.1以降で、解像度1,280×800ドットのタブレット端末でも、録画番組の管理とリモコン操作機能は使用可能(番組のストリーミング再生には非対応)
- DLNAアプリはレコをリモートで待機状態から”起こす”ことができないが、RECOPLAはレコが待機状態であっても、リモートで自動的に起動させ配信させる
- 番組は720p解像度で、約3Mbpsの動画としてレコ側でリアルタイム変換しながら転送。レコ内のエンコーダを一つ占有してしまうため、予約録画でエンコーダを全部使ってしまっている場合は、タブレット側で視聴できなくなる(→同時録画数が多いモデルの方が有利)
- 番組の早送りといった移動のレスポンスは(氏の自宅環境で)7秒~10秒ほど待たされる
- 削除やリネーム、プロテクトなど、タブレットベースで番組管理ができる。複数の番組を選択して、まとめて削除することも可能
- テレビなどのDLNAレンダラーにBDレコの録画番組を“投げる”機能も備わる
- 他社のDLNA/DTCP-IP対応タブレットで「DiXiM Player」を使って接続した場合も録画番組の再生は可能。ジャンルメニューも有効で、シークバーを使った任意のポイントからの再生操作にも対応。ただし、再生できたのは、「DR」モードで録画した番組のみ。
- 昨年発売の機器でソフトウェアの入れ替えだけでここまで対応できるのだから、仕掛けとしては既に昨年から仕込んであったのだろう
- 個人的には、RECOPLAとhuluがあればタブレットだけで全映像コンテンツ視聴が完結するので、ちょっとした時間に色々楽しむことができて、快適だ
全て機能は試せなかったようですがソニー製品同士ならではの連携については評価が高いようです。Blu-rayレコーダー2011年秋モデルオーナーがSony Tabletを購入するモチベーションたり得る機能向上と言えるのではないでしょうか。
今後については、外出先のストリーミングによるテレビ視聴もさることながら、Tablet Pのような可搬性に優れた端末へのお出かけ転送の対応とVita版「RECOPLA」などにも期待したいところ…。
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