昨日のつぶやきの最初に取り上げたPS Vitaの動画再生ですが、batisanさんからソニーのBlu-rayレコーダーのVitaへの「おでかけ・おかえり転送」について教えて欲しいとのコメントをいただきました。良い機会なので単独でエントリーを起こしてみました。

そもそも、PS Vitaがおでかけ・おかえり転送が可能なのかどうかですが、こちらについてはSCEがQ&Aを用意しています。

PS Vitaはおでかけ転送 / おかえり転送に対応していますか？

答えは、2008年以降に発売された「おでかけ転送」機能のあるBDレコーダーに対応となっています。以下、おでかけ転送機能あるBDレコーダーの一覧です。

おでかけ・おかえり転送 | 他製品とつなげて楽しむ

2006年発売のV9と2007年発売のX90をのぞき、2008年以降発売のレコーダー全てがVitaへのおでかけ転送に対応していることになります。

機器ごとのページにも下記のような画像で対応が明記されています。（どのページにもSony Tabletが2011年9月現在で非対応との記載があってうざいです。とっとと対応すればいいのに…）

でもって、実際の転送方法ですが、先述のQ&Aで手順解説がありますが、Vitaにuke-torne導入済みであるという前提であればPSPとさほどかわりありません。

1.BDレコにVitaをUSB接続
2.Vitaのuke-torneを起動し［ビデオを受け取る］をタップ
3.BDレコ側からおでかけ転送を実行

こんなもんです。おかえり転送も全く問題なし。上記と同様の手順でいけます。

注意すべきはBDレコ側のおでかけ転送モードの設定。最新のレコーダーはVGAなどにも対応しているようですが、昔の機種はPSP専用（Main profile）だったし、我が家のRX100などはPSP以外にウォークマン/nav-u（baseline）のほかに携帯電話にも対応しており、エンコードも高画質（QVGAの728k）や標準画質（QVGAの384k）の2種類が選べたりします。

我が家のRX100では、デフォルトがPSP用の728kなので、変換無しでVitaにそのまま転送されました。なお、PSP用以外に設定している場合、実時間変換が必要になります。ですので、RX100からVitaにおでかけ転送できますのでご安心くださいな＞batisanさん。

ただ、昨日のつぶやきでも書いたように、画質に難ありなんですよね。Vitaのディスプレイ解像度は960×544で、PSPでは480×272。RX100のおでかけ用データは320×240。いずれも無理矢理引き延ばして表示することになりますが、Vitaのディスプレイは数倍高解像度なので荒れて当然ですよね。

ちなみに、PS3のtorneの書き出しファイルは最高画質で720×480。満足できる画質ではあるものの、torneですらVitaに最適化していないのが現状なんですよね。BDレコーダーによっては高解像度の動画を楽しめますけど、現状はVGA程度でVitaに最適化されたおでかけ動画は今後でてくるレコーダー、もしくはtorneのアプデに期待ってことになりそうです。

参考までに、「ターミネーター4」のおまけだったデジタルコピーも720×480の解像度です。今後はデジタルコピーもVitaクオリティに合わせて欲しいです。

あと、本日発売の「GRAVITY DAZE」ですが、解像度が960×544のVitaに最適化されたCM動画が公開されています。これぞ、Vitaクオリティの動画といえそうです。ますますtorneのアプデに期待。

とにもかくにも、PS VitaはPSP同様、かなり柔軟にソニーのBDレコーダーに対応してくれています。ウォークマンチームも少しは見習ってはどうかと思うぞ…。

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