ソニーが次世代裏面照射型CMOSイメージセンサーを開発~スマホ普及でカメラも進化


カメラの進化を実現し続ける次世代の裏面照射型CMOSイメージセンサーを開発-スマートフォンなど撮影の楽しみ方と高機能化を拡充-(Sony Japan)

ソニーは、次世代の裏面照射型CMOSイメージセンサーとして積層型CMOSイメージセンサーを開発。従来の裏面照射型CMOSイメージセンサーの支持基板の代わりに信号処理回路が形成されたチップを用い、その上に裏面照射型画素が形成された画素部分を重ね合わせた積層構造にすることで、カメラの進化に繋がる高画質化・高機能化・小型化を実現。

スマートフォンなどの普及に伴いカメラに一層の進化が求められており、小さなチップサイズで大規模な回路を搭載し、カメラ進化の実現に繋がる高画質化・高機能化・小型化を同時に実現しつつ、信号処理の高速化・低消費電力化も図れるとか。

新機能 「RGBWコーディング」 「HDRムービー」を開発 ~積層型CMOSイメージセンサーの第一弾に搭載、サンプル出荷を開始~(同上)

また、商品化第一弾として、カメラ信号処理機能を内蔵したCMOSイメージセンサーを開発し3月よりサンプル出荷。併せて、暗いシーンでもノイズの少ない高画質撮影を可能とする独自の「RGBWコーディング」機能と、逆光でも色鮮やかな撮影を実現する独自の「HDRムービー」機能を搭載したモデルも開発。

ソニー、新型撮像素子「積層型CMOSイメージセンサー」を開発~白画素による高感度化やHDRムービー機能などをセンサー内で実現

こちらのニュースによると、ソニーは下層にできる処理回路のスペースを「イメージセンサーの新宝島」と表現するほどの自信を見せているとか。また「他社の画像処理技術をブラックボックスとして受け取り、センサー内に実装することも可能」とのこと。ほんと、この分野のソニーは強いすね。

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