7月に試用させてもらった後、実機購入した東和電子のテレビ用スピーカーシステム「Olasonic TW-D7OPT」。Apple TVなど光出力対応機器でも使えるということはこちらのレビューでお伝えしたとおりなんですが、VAIO Z2にはPMD含め光端子は非搭載。
初代の「Olasonic TW-S7」は元々PC専用とうことでこの世に出てきたので、USBケーブルを挿すだけであっという間に高音質なPCスピーカーシステムが構築できるのですが、普段は同居人が別室で使ってることもあって、「TW-D7OPT」をZ2用として流用できないかと考えていました。
すでにZ2をiTunesのメイン母艦にしてしまっているのでiTunesライブラリーに限ってはApple TV経由の光出力ができているのですが、それ以外のAV系ソフトウェアも「TW-D7OPT」から、できれば高音質で出力したい。
それをかなえるには、IOデータのUSB光デジタルオーディオ出力アダプター「D2link」みたいな製品を間にかませるのが一番シンプルなんですけど、TW-D7OPTのレビューにも書いたように、引っ越しの際に捨ててしまったんですよね。今更ながらに惜しいことをしたと思ってます。
ということで、「D2link」の代わりになるような製品がないものかとをAmazonで探してみたのですが、どれもがUSBオーディオコンバーターやらサウンドアダプターのようなボックスタイプになってしまうんですよね…。って、あれ、たしかウチにあったぞ、ボックスタイプのUSBオーディオ対応製品。ということで、ゴソゴソと探してみたらありました。
ヤマハの「UW500」とM-Audioの「Oxygen 8(リンク先は後継のv2)」。MIDI音源の類は先述のD2linkやKORG M1、ミキサーの類をひっくるめて、引っ越しの時にほとんど全てを廃棄してしまったのに、この2つだけ捨てなかった自分に今更ながらに驚き。「Oxygen 8」は基本MIDIコントロールキーボードなので普段使いには向かないってことで、白羽の矢は「UW500」へ。
参考までに、外部のオーディオ音声をパソコンのハードディスクに録音/再生できるUSBオーディオインターフェース機能と、外部MIDI音源をコントロールできるインターフェース機能を搭載し、オーディオデータとMIDIデータを同時に転送可能な製品が「UW500」でございます。後継の「UW500PLUS」が2000年11月発売だそうですので自分の無印はそれより古いことになりますでしょうか。初代CLIEが出た頃の商品って事か。
Z2とTW-D7OPTとの接続はシンプル。PC→UW500がUSBケーブル、UW500→TW-D7OPTは光ケーブル。てことで、早速UW500の電源を入れてみたのですが、素のWindoes7では最適なドライバーが見つからずNG。ドライバーの類が収録された付属のCDを探す気力までは無く、ダメ元でヤマハのサイトでドライバーを検索してみたら「UW500PLUS」の製品ページ経由でダウンロードできました。これまたダメ元で試してみたらあっさりと動作。MIDIの方は未確認ですが、USBオーディオインターフェース機能の方は全く問題なし。実際、電源を入れたのは5~6年ぶりぐらいになるかなあ。それだけ期間が空いても何の問題もなく動く製品って素直にすごいなあって思います。
「UW500PLUS」が35,000円ぐらいだったようなので、おそらくは無印も2万台後半ぐらいで買ったんでしょうね。今から考えると高いような気もしますが、こうしていまでも問題なく動くことを考えるとある種の安心料だったのかと勝手に納得。日本企業のモノづくりはスゴイ。
そんなこんなで、「TW-S7」のような最もシンプルなソリューションと比べるとかなり大げさなシステムになってしまいましたが、とりあえずはUSBケーブルをZ2もしくはPMDにつなぐだけで、Media GoやPower DVD、radikoやらじる★らじるの音源もバリバリ高音質で「Olasonic TW-D7OPT」から出力できるようになりました。
久しぶりにTW-D7で素のCDの音を聞きましたけど、やっぱ違うね~。達郎さんのJOY1.5の音の良さがさらによくわかるぞ。なんかうれしい~。
【参考】
・USB Sound Blaster Digital Music Premium HD SB-DM-PHD
・audio-technica デジタルオーディオコンバーター AT-HDSL1
・AREA 響音DIGI Plus SPDIF搭載 USBサウンドアダプタ リアル7.1チャンネル対応 サウンドミックス対応 SD-U1SOUND-T5