VAIO Z2 まったり日記 第15回~新しいタッチパッド操作を克服する


アクティブエリアのヘキサシェルデザインが印象的なZ2のタッチパッドですが、これまで使ってきたVAIOノートとはパッドの作りがずいぶんと違ってます。これまでの一般的なノートPCであれば、タッチパッドと左右のボタンがそれぞれ独立していましたが、Z2のそれは全てが一体化されています。(右下画像はVAIO X)


正直、一体化しようがしまいが、使い勝手はそれほど変わらないだろうという勝手な思い込みもあって、タッチパッド上で指を滑らせ個別にボタンを押すという、これまで通りの使い方を、購入後からもずーっと続けてきました。が、これがどうにもしっくりこない。

自分の使い方というか、自分のの癖のようなものが影響しているのではないかと思いとりあえず電子マニュアルを眺めてみることにしました。VAIOナビからVAIO電子マニュアルを呼び出し、「本体の使い方>キーボード・タッチバッド>タッチパッドの基本操作」という項目で確認。


主な操作エリアの「アクティブエリア」「右ボタンエリア(右ボタン)」「垂直スクロールエリア」はこれまで自分が使ってきたVAIOノートと変化ありませんが、「左ボタンエリア」が右ボタンエリア以外のスペース全体になっていたなんで全く知りませんでした。アップル製ノートのタッチパッド全体がスイッチになっているのは知ってましたが、最近のVAIOもそうなっていたのか。というか、それを知らないで買うオレって…。ということで、パッド全体がほぼ左ボタン(スイッチ)と気がついてからは、クリック操作が前よりも格段に楽になりました。

でも、ノートPCのクリックボタンって、結構カチカチうるさいじゃないですか。手持ちのXのそれよりはマイルドな音ですけど、Z2のパッドもやっぱそれなりに音が出ます。なので、昔から「左クリックはパッド上を指先タップ」に慣れ親しんできた自分です(あ、だからタッチパッド全体が左クリックスイッチにもなるのか…)。Z2のタッチパッドも当然これに対応しているんですけど、これがなかなか思い通りに動いてくれない。なんというか、タップするとポインターが下にズズズッと滑るイメージ。


設定を確かめても速度、精度、ダブルクリックの速さ、クリックロックがカスタマイズできる程度で、どれをいじってもさほど改善せず。何がおかしいんだろうと思い、色々と試してみてハタと気がついた。自分自身の指タッチのやり方に問題があるのではないかと。

予感的中。自分、指の先じゃなくて腹でタップしてるぞ。指先よりも明らかに面積が広い腹でタップするものだから複数回のタップのように認識されズズズと滑るのか…。ということで、意識して指先でタップ操作するようにしてみたら、滑る感覚が完全に無くなりはしないのですが、それでもかなり軽減しました。そんなこんなで、どれだけ技術進歩しても、結局は人間が機械に合わせるしかないんだなあということを痛感。

一方で、複数の指の操作で縦横スクロールやブラウザの進む・戻る操作ができちゃうという新事実に驚愕。もう手のひらをかえしてテクノロジーバンザイと叫びます。というか知らなかったのはオレだけですか?ちなみに使い方は以下の通り。縦はスムーズで使い勝手良いけど、横はかなり遅い印象。というか、横スクロールはExcelの横長の表をブラウズする以外ほとんど使わないかも…。

縦方向にスクロール
2本の指をアクティブエリア上で上下に動かす。選択されているウィンドウ上の垂直方向のスクロールバーを移動可能。垂直スクロールエリア上で指を上下に動かしても同じ働き。
横方向にスクロール
2本の指をアクティブエリア上で左右に動かす。選択されているウィンドウ上の水平方向のスクロールバーを移動可能。
[進む]、[戻る]の動作
アクティブエリアに3本指で触れて左右に動かす。
(右上画像は2本指を動かすときに出るアイコン)

結局この手の入力デバイスって慣れですよね。逆に慣れきってしまうと、他のPCが使いにくくなったりするからやっかいなんだよなあ…。