シャープが次世代フォーマットで電子書籍事業に参入~専用タブレット端末も投入

新たな電子書籍ソリューションで、電子書籍事業に参入
新たな電子書籍ソリューションで、電子書籍事業に参入 発表会レポート:シャープ
シャープが次世代電子書籍事業、タブレット端末も提供

シャープが「動画や音声」も楽しめる次世代電子書籍フォーマットXMDF(以下次世代XMDF)を開発。同技術を核に、国内外の関係各社の協力を得ながら、年内にも、配信サービスとタブレット端末を組み合わせた新たな電子書籍ソリューションを提供し、電子書籍事業に参入すると発表しました。

「次世代XMDF」では、文字サイズに合わせて自動で段組みを変えられるレイアウト機能など、編集側のコンテンツ表現へのこだわりに応えるとともに、利用者の読みやすさを高めるとか。また、スマートフォンやパソコン、テレビなど複数の機器で閲覧できる「ワンソース・マルチユース」を特長とし、版元側での制作面の負荷軽減を目指すとか。

紹介された2種類のタブレット端末については、小さい方が5.5インチ、大きな方が10.8インチディスプレイ搭載もOSやCPUなどは不明。Flash 10やSNSにも対応し、Webブラウズはもちろんアプリケーション追加も可能とか。詳細は9月頃に予定している発表会で別途案内するようです。

端末のデザインがもろアレですね。iPadが出るずっと前からデザインはアレでしたみたいなことなのか?何が出来るかはこの動画がわかりやすいです>動画でチェック! シャープの電子書籍端末

さあ、次はソニーの番。複合、単機能どっちでくるでしょうかね。前者ならやっぱAndroid搭載でしょうか。シャープがここまで仕掛けてきましたから、色々な意味で注目が集まるんじゃないでしょうか>ソニー「リーダー」を使って考えた 電子書籍端末、日本成功の条件

AmazonではKindle向けコンテンツがハードカバーの販売部数を上回ったとか>Amazon.com、「Kindle」向け電子書籍がハードカバーの販売部数を上回る

また、米国では企業の広告出稿が増加傾向にあるそうです。iPad向けの電子書籍アプリの登場など、マルチメディア戦略が拡大したことを受けてのものとか>米国で雑誌の広告出稿が回復傾向か – iPadなど電子出版戦略が後押し

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