「3D BRAVIAの発売に十分な手応え」~ソニーマーケティングの栗田社長に3Dテレビ戦略を聞く~
大河原克行さんがSMOJ栗田社長に突撃(?)インタビュー。注目したい内容をピックアップ。
- 3Dは、新たなテレビという位置づけではなく、テレビの新たな機能のひとつ。ソニーのテレビが持つ基本的な強みというものが、3Dでも生かされることになる。ソニーの最大の強みをあげるとすれば、ネットワークであり、コンテンツを含めたトータルの提案ができること。3Dという新たな機能に対して、ソニーユナイテッドの力が発揮される
- ソニーショック以降、ヒット商品がないとか、他社商品と革新的な差が見られないといったことをいわれ続けてきた。3D はそのイメージを破壊できる。「やっぱりソニーだよね」と言っていただけるものを、総合力によって提供できる。ソニーのイメージを一新する重要なチャンス。まずは認知度でナンバーワンをとりたい。
- 3Dテレビの普及において、コンテンツの広がりが不可欠。絶対量はまだまだ少ないが、ソニーは3Dコンテンツを数多く所有している企業のひとつ。コンテンツを持つ企業がグループの中にあり、これらの企業の力を生かすことができる
- 日本では500万台のPS3が利用されており、すでに250万台が3Dを見られる環境にシステムがアップデートされている。あとは3D BRAVIAを接続すれば、3Dを体験できる環境がこれだけ整っている
- 今後、積極的にアピールしていきたいと考えているのは、自分で撮影したり、編集したパーソナルコンテンツを、いかに楽しむかという世界の提案。これはソニーが差異化できる重要な部分。3D対応ハードの発売時期にあわせて、パーソナルコンテンツによる3Dの楽しみ方を積極化させていきたい
- 2011年度には約50%のテレビが、2年後にはほとんどのテレビが3D対応になると考えている。50型以上では、2011年度の段階で、すべてのテレビが3D対応になるのではないか
3Dもコンテンツありき。そういう意味ではパーソナルコンテンツの撮影・編集ソリューションを持つソニーの強みは生かせそうだけど、誰もがそれに興味があるわけでもないしなあ。dot parkの集客にしても実際は大半が通りすがりだったのでは。Google TVについての話題一切無いのも意外。
ちなみに、携帯ゲーム機の世界では任天堂さんに先行されましたけど、その辺のことについてはどうお考えなのでしょうか?ってそれを栗田社長に聞いても…