AndroidとGeneral MagicとAppleとSonyの関係

そもそも、「Android」って何?

GoogleでAndroidプロジェクトを率いているアンディ・ルービン氏のキャリアを見てびっくり。Carl Zeiss AGやAppleでのソフトウェアエンジニアとしてのキャリアを経て、1990年にAppleからスピンオフする形で設立されたGeneral Magicに転職し、Magic Cap OS搭載無線機能付きPDAの開発に従事。その後、「2003年10月にモバイル端末向けソフトを開発するAndroid社を設立したとか。

確か90年代初頭に大手町にGeneral Magicの日本支社があって、ソニーのPalmTop開発陣が出向していたと思います。世の中、狭いというかなんというか。Android誕生の背景に、Appleやソニーの影がちらついていたというのが面白いです。惜しむらくは、優秀な人材をを多数送り込んでいたソニーがコンピューターのOS開発で主導権を握れなかったことでしょうか…。

ちなみに、今のソニエリがフォーカスしているのは、あくまでユーザーエクスペリエンスで「プラットフォームやOSはその下にあるものだと考えている」とか。なんか高飛車…>ユーザーエクスペリエンスで独自性を – 英Sony Ericssonのスマートフォン戦略

こちらはモバイル情報ブロガー伊藤浩一さんのコラム。そんなXperiaへの違和感はかつてCLIEに感じたそれと同じとか~>iPhoneと比べたXperiaへの違和感

個人的には、Palm(OS)の良いところを残しつつ、総じてうまく拡張していたように思いますけど。ていうか、そもそもがCLIEもWindows MobileもAndroidも互換機ビジネスですしね…。再び1社でハードもソフトもOSも手がけるPalmの現状もこんな感じ…>パーム、2010会計年度第3四半期決算を発表–前年より赤字額が縮小

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