随分と間があいてしまいましたが、先月末にフォトレビューという形で紹介したエクストリームリミット製「VAIO X用高級本革モバイルスーツ」の使用感について、手抜きですが箇条書きでまとめてみました。
気に入ったところ
- 裸での使用時と比べて圧倒的にラフに扱える。気軽に脇に抱えて持ち運べるし、カバンにも放り込みやすくなる。
- パームレスト、天板等の汚れを気にしなくて良い。
- 冬場のパームレストの冷たさを回避できる。実際、外ではあると無いのとでは大違い。
- パームレスト部とに革が間に入るので、閉じたときにキーボードとの接触も無くなり、液晶面も汚れにくい。
- パッと見、どこのメーカーのPCを使っているか分からない。
- クッションで本体を浮かせているため、底面のチルトフットを起こさずともイーサポートが使える。
- チルトフットを起こした状態でもケースを装着可能。ヒンジ部がさらに浮いて、キーボードが打ちやすくなる。
- イタリア産の黒革とブラックモデルのカラーがマッチング
- ケース自体もほぼフルフラットで全体の意匠を崩さない。
- ポーチやインナーケースタイプと違い、液晶を開くとすぐに使える。使用時のポーチ・ケースの置き場所などで悩まなくて良い。
- カバー装着時は本や書類ライクに縦にも収納できる。
もう一歩なところ
- VAIO Xの最大の特徴たる薄さと軽さが損なわれる。(最も厚いところが約26mm程度となり、重さは292gプラスされLバッテリー装着時で1kgオーバーに)
- フットレストの厚みが革の分だけ増えるため、下部キーが若干押しにくくなる。
- VAIO Xを使っていることをまわりにアピールできない。
- 一定の角度以上になると液晶面のカバーが外れやすくなる。
- カラバリが無い。
- Xバッテリーに非対応。
もう一歩であげた内容で最も気になるのはカバーの外れやすさなんですが、これは角度を調整すれば解決するのでさほど問題ない。外れそうになったら、液晶を少し前に引いて、ちょんをカバーの頭を叩いてあげると収まります。
ところで、非対応をうたっているXバッテリーですが、使えないこともないです。標準(L)バッテリーである程度革をなじませた段階で試したみたら液晶を閉じられました。若干浮いた感じになりましたが、さらに使い続ければ革が伸びでちゃんと閉まるようになるのではないかと思います。ちなみに、Xバッテリーで本体が持ち上がるので液晶部のカバーが外れにくくなるという効果もあります。
Xバッテリーを常用するとパームレスト部の革が伸びてしまう可能性もありそうですが、Xバッテリーだけしか使わないなら逆に革をなじませてしまう手もありかも。Xバッテリー装着時でも使えるケース自体がほとんど無いので、ある意味貴重な存在と言えそうです。なお、購入直後からのXバッテリー使用はヒンジに負荷がかかるのでおすすめできません。ある程度、標準バッテリーで使い込んでからがおすすめ。いずれにしても、正式サポートされてませんので、使用に関してはくれぐれも自己責任にてお願いします。
てことで、気がつくと人自分にはもはや手放せない一品になってました。この数週間、毎日スーツ装着状態で持ち歩いてますが、裸で持ち歩くのに比べて本当に気が楽です。日によって使うカバンを変える事も多いのですが、傷の原因になりそうなファスナーが多いカバンでも気にせず放り込めます。若干カサは増しますが、ぶっちゃけカバー装着時の方がX本来の持ち味であるモビリティを堪能できている気もしないでも無いっす…(どっちだ)。
今後の展開についての希望をあげるなら、内側(パームレスト部)と外側で革の色を変えるなど、カラバリ展開をしてくれたら良いなあって思います。外側はとも無く、内側ならゴールドやシルバーも十分ありなのではないでしょうか。余裕があったら是非お願いします>エクストリームリミットさん。
そうそう。arupapaさんのブログでもこのスーツのフォトレビューが掲載されています。サイズや重量の詳細、装着方法、装着時の使い勝手など、わかりやすくまとめてくださっているので、購入を健闘している人にはとても参考になると思います。興味のあるかたは是非!>arupapaのブログ VAIO Xシリーズ用高級本革モバイルスーツ フォトレビュー
それと、もう一点。エクストリームリミットさんの販売(受注)ページ後半に当サイトの名前が出てきますが、企画開発にご協力したのはtype P用のみでX用のスーツに関してはノータッチです。あとでエクストリームリミットさんにお願いしてリンクを外していただこうと思ってます。どうでもいい話かもしれませんが、勘違いされる可能性もあるので念のため…。