ヘッドホンマーケットの拡大にはBluetoothが効く

ヘッドホン無差別バトル―序章 イヤホン&ヘッドホンのトレンド

日経トレンディネットで「イヤホン&ヘッドホン聴き比べ! 2009」なる特集が公開中ですが、その第1回でソニー製品が大々的に取り上げられており、同社AVペリフェラルマーケティング課の野田さんへのインタビューを軸に最近のトレンドを解説しています。

注目したいのは後半。「ヘッドホン市場の伸びに鈍化傾向が見えてきた」らしく、携帯電話ユーザーも引き込めるBluetoothがマーケットの拡大に効くとしていました。iPhone OS3.0でのBluetoothステレオ再生対応もマーケット拡大に一役買ってくれることでしょう。余談ですが、Bluetooth.orgからの情報としてiPhone 3.0はA2DP 1.2とAVCTP1.0に対応していると解説していました。A2DPは2.0じゃなかったんだ。ちょっと驚き…。

どっちを選ぶ!? ノイズキャンセリング vs. カナルタイプ

iconiconこちらは特集の第2回。デジタル化で高性能化したノイキャンヘッドホンは、カナルタイプのヘッドホンにどこまで迫るかを検証。特集全体がタイアップ企画なのか、こちらもソニーに肩入れ。SHURE「SE310」、ETYMOTIC RESEARCH「ER-4S」の名前こそ出てきますが、ほとんどが「MDR-NC300Dicon」のレビュー記事のような体裁になってます。

注目したいのが、「もしMDR-NC300DがBluetooth内蔵で、携帯音楽プレーヤーと接続するケーブルが要らず、おまけに操作や携帯電話の通話が可能なら、ノイズキャンセリングのメリットと併せて「全部入り」の魅力的なパッケージになり得ると思う」とのコメント。

ノイキャン&Bluetoothでマーケット拡大を狙うソニーだもの、取り組んでいないわけがないはず。ずっと前から出してねって何度も言ってますが、そろそろ来ても良さそうな感じも…。

あと最近、この手のBluetoothスピーカーも増えてきましたねい>アイ・オー、実売9,800円のBluetoothスピーカー -A2DP/SCMS-T対応。iPhone OS 3.0動作確認済

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