「ソニーらしさ」は「体験」に 「ネットワーク」に生き残り賭けるソニー
先日発表されたソニーの組織改革ならびに役員人事に対するITmedia編集部のツッコミ。自らの未来を「ネットワーク」に託し、ソニーらしさの次のステップ『ソニーらしいエクスペリエンス(体験)』が重要と宣言したソニーですが、アップルや任天堂のような「ユーザー体験」の創出は産みの苦しみを伴うであろうとの予測。
自分も、ソニーのネットワークサービスはそれを実現するソフトウェアを含め、優しくないというかなんというか、どこか人を突き放すようなところがあるように思います。それもプレステ向けもPC向けも関係なく。目の付け所は良いのだけれど詰めが甘いとか、すぐにあきらめちゃう的なところも多いのがこれまでのソニー。
一方でこうした広告絡みのインタラクティブコンテンツはの評価が高いのがソニーの面白いところ。ニュアンスは違うかもしれないけど、こうしたコンテンツが「ソニーらしいエクスペリエンス」の代表格になるような気がします。
そんなこんなで、新体制でいろんなところが変われば良いなあと思いつつも、その前に早期退職制度でこれまた優秀な人材が流出する可能性があったりすんじゃなかろうかと、余計な心配をしてしまう今日この頃…>崖っ縁のソニー 《現役社員&OB座談会》研究者が社内で営業活動、目利きが経営層にいない –
【追記】その後、大河原さんのコラムでもソニーの新体制について取り上げてましたー>相次いで発表されたソニー、パナ、シャープ人事の見方~各社デジタル家電事業が新体制へ~、【緊急寄稿】ソニー社長交代の裏を読む、新四銃士は未来からやってきた!
【再追記】BusinessWeekからもソニーの新体制絡みのコラムが登場です>ソニー、ストリンガー改革の行方 ストリンガー会長が社長を兼務して変わること
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