ソニー、2008年度第3四半期業績は180億の赤字~エレキはテレビ、VAIO、サイバーショットが減益に影響

ソニーグループ 2008年度 第3四半期(Sony Japan)

ソニーが、2008年度第3四半期の業績を発表。売上高は2兆1,546億円(前年同期比24.6%減)、営業損益は180億円の赤字(前年同期は2,362億円)、税引前利益は665億円(80.2%減)、当期純利益は104億円(94.8%減)。

エレキ部門の売上は1兆4,621億円(前年同期比29.3%減)、営業損益は159億円の赤字(前年同期は2,006億円)で、テレビ事業の損失が大きく影響しているほか、価格下落が激しいVAIOやサイバーショットも減益に影響しているようです。

大型液晶パネル及び液晶モジュールに関する合弁会社設立に向けた協議について

また、ソニーはシャープとの大型液晶パネル工場の合弁会社設立に関する案件について、世界経済の影響を受けて会社設立時期を1年間延期すると発表。

AV Watchは、今回の180億円の赤字と4~12月まで累計665億円の黒字から逆算して、第4四半期の営業損失が3,265億円の赤字になると予想してますね…>ソニー、テレビ事業で430億円の赤字-第4四半期は全社で3,000億円以上の赤字計上か

type Pの売り上げがどれだけすごくても利幅が少なそうだからなあ…。2009年度はエコなテレビでがんばりましょう…(とさりげなく2008年第4四半期をスルー)。

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