ソニーがウォークマンで「Around 18」を狙う理由-大学生への浸透を図る。スピーカー付きが支持
ウォークマンのプロモーションに歌手のYUIを起用し若年層を狙ったマーケティングを展開しているソニー(SMOJ)にその狙いと効果を聞き出しています。以下は個人的に注目したポイント。
・18~22歳の「Around 18」が主なターゲットで、独り立ちする彼らにウォークマンを使って欲しいというのが目標
・ターゲット層と同世代で共感が得られるアーティストとしてYUIを起用
・高校生は携帯電話+着うたフルが中心で、大学生はオーディオプレーヤーとヘッドフォン、もしくはPCの比率が高くなる
・ソニーはSonicStageやネットジュークなどで着うたフルに対応。ケータイからの移行を促す仕組みも用意
・購入者調査ではauの着うたフル対応が決め手という意見が16~19歳の層で非常に高い
ちなみに、Around 18のユーザー層にはスピーカー付属(SシリーズのS630FK)が支持されているとか。
今回のプロモーションの狙いは、若年層へのウォークマンブランドの浸透を促し、将来的にも買い続けてもらえる仕組みを確立していくことらしいです。ということで、流行語の「Around 40」のもう一段階上に手が届く自分はお呼びでないみたいですー。あ、でもYUIの「Summer Song」は好きだったなあ…。
それはそうと、来年は30周年ですよね。何が飛び出すのかなあ。先日報道のあった、ソニエリのウォークマンフォン投入とサブスクリプションサービスと30周年が何か関係するのでしょうか。
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