C1ライクなVAIOの米FCC入りってことで、ソニー初のネットブック登場の可能性が出てきたのをお伝えしたのが一昨日。それから二日間しか経ってないのですが、ネットブックや低価格ミニノートPC絡みのニュースやコラムが出てくるわ出てくるわ、そりゃもうあちこちに…。
池田信夫さんがほえる。「Netbookは、デラックスパソコンとデラックス携帯に占拠されてきた日本市場に殴り込んできた世界標準価格の製品」。逆に考えると「日本ではローエンドの市場が空いている」のだと。そして今こそ、ベンチャーが「破壊的イノベーション」をもたらすチャンスなんだと…。
ネットブックやミニノートはCPUの性能が足りないから、通常のノートPCとは全く違う製品であることを強調してほしいと言う日本の大手PCメーカーの意見に賛同できないと日経BPの記者さんがほえる。少し前ならネットブックより低い性能のCPUを搭載したPCで仕事をしていた人は多く、「結局,メーカーは低価格のミニ・ノートが既存製品の市場を侵食するのを恐れている」とか。自分にとって必要以上のスペックを持つ高価なパソコンを買わざるを得なかった人たちがミニノートに流れるのは止められないとの記述も。
お隣の韓国では「サムスン電子がネットブック市場に飛び込んでから事情が変わった」とか。大手の参入を受け、「ネットブックも値段が安くても機能はしっかり揃っているだろうという良いイメージに変わった」のだそうです。サムスンのネットブック「NC10」はバッテリーの保ちが良くブロガーの間で特に評判が高いとか。「どんなに良い製品を作っても、市場に受け入られない商品はいらない」とはサムスンの弁。ちなみに、韓国のネットブック市場は全ノートパソコン市場の10%を占めると予想されているそうです。
最新ミニノートのトレンド キーワードは「10型液晶」「HDD」「低価格化」「デザイン」
低価格化もさることながら、大型化やデザイン重視が最近のトレンドとか。
レノボ、ネットブック「IdeaPad S10e」発表会を開催
レノボもついに国内参入ですねー。Widnowsを起動しないでWebブラウズやメディア再生、Skypeが利用できる「Lenovo Quick Start」も用意されるそうです。
アップルのハードウェア戦略–ジョブズ氏発言から読み解く方向性
ネットブック市場に様子見を決め込むアップルですが、「発展するようであれば、導入すべき面白いアイデアはいくつかある」とのコメントが引用されていました。
「未来のパソコン」にふさわしいのは? ネットユーザー1000人に聞きました!
こちらは、「未来のパソコン」についてのアンケート結果だそうで、ドラえもんやナイトライダー、HAL9000などが上位に入ってます。希望販売価格は、ドラえもんで10万~30万円、ナイト2000はオープン価格だそうです。ちなみに、「【あなたが想像する「未来のパソコン」は?」という問いへの回答の一位は、「高性能なのに価格は1万円以下」だそうです。
最後の最後に持ってきたのは、ソニスタ「VAIO Style」の紹介記事。「PC通販サイトの歩き方」というシリーズで、サイトの基本的な利用方法と現行のVAIOラインナップをざっくりと紹介しています。ちなみに、お勧めはtype Zとか。【追記】こんな特集記事も登場。ほとんど広告企画って感じ…>一条氏があなたに最適の1台をナビゲート 冬ボーナスで買う「VAIO」“ライフスタイル別”オススメタイプ診断
師走に入って怒濤のキャンペーンを展開中のソニスタですが、サイトリニューアル後はFlashコンテンツが増えたため、自分のPCには荷が重く、正直使いにくくなったというのが個人的な印象っす。
【関連リンク・ニュース】
・UMPCストア(Amazon)
・ネットブック「ならでは」のセキュリティー対策法が「ついに」分かった
・レノボのNetbookがついに日本市場へ──IdeaPad S10e“いきなり”フォトレビュー
・レノボ・ジャパンがコンシューマー市場に参入した理由
・レノボのNetBookをみて悲しくなったワケ
・エプソンダイレクト「Endeavor Na01 mini」~コストパフォーマンスと使い勝手に優れたネットブック
・ミニノートパソコンで魅力を感じるメーカーは?――アイシェア調べ
・世界のPC出荷台数、2009年は大幅失速へ–IDC予測