・ネットブックが大幅増でPC出荷を牽引、BCN調べ ~平均単価下落でデフレ傾向も
・ミニノートがシェア25%に、BCNが市場動向を説明
BCNがまとめた2008年8~10月の市場分析によると、ネットブックの出荷増でノートPCの出荷台数が40%近く伸び、PC全体の出荷台数は2桁成長とか。ネットブックの販売増により単価は1年で23%下落しデフレ傾向に。しかも、ネットブックの平均単価は円高の影響もあって下落傾向。ネットブックの台頭により、高価なB5タイプのモバイルノートの出荷台数が前年比67~83%減とか。これについてBCNは、
これまでモバイル向けPCは高価格帯がターゲットで、普及型の製品がなかった。ネットブックによりそれらの需要が満たされた結果B5モバイルがシェアを減らした。ネットブックは液晶のサイズを拡大する傾向にあり、ソフトウェアの充実やより高機能なA4ノートとの競合がはじまる
との見解を発表。事実、2008年10月のノートPC全体のシェアでは日本エイサーがソニーに迫るシェアを獲得。てことは、モバイルVAIOの稼ぎ頭、type Tやtype Zの出荷台数に大きな影響を与えているのかもしれませんね…。
とはいえ、放っておけば市場を食い荒らされるだけ。10/25からサイドバーにテストで設置している「ソニーのネットブック欲しい?」アンケートも総投票数が300を超え、およそ8割の皆さんがソニーのネットブックを欲している状況。さあ、さあ、どうするんですか、ソニーさん。もう出すなら出すって言ってください。でないと、自分浮気しそうです…。
【追記】その後、MM総研もこんな調査結果を発表してまーす>2008年度上期の国内パソコン出荷台数は過去最高 – ネットブックが貢献
(昨日、ASUSが発表したS101は結構好みかも…。これは店頭で触ってみたいです。>ASUSTeK、厚さ18mmの10.2型ネットブック 「Eee PC S101」を国内発表)
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