SPA家アナ>デジ変換計画第一弾発動~カセットからシリコンへ

今年のGW最大の連休初日、いかがお過ごしですか。東京はあいにくの雨模様でちょっと寒いです。だからという訳でもないのですが、今日はまったりと音楽とすごそうかなあと。実は昨日こんなものが届いたんです。

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はいそうです。カセットタイプのウォークマンです。MDすら数年前にGood-byeしてしまったというのに、40なかばになってカセットテープ再生機を買うことになるとは…。それもこれも、実家から持ち帰ってきた音楽テープのせい。自分の家にあると思っていたラジカセが廃品回収行きになっていた事実が発覚してから、どうやってこいつを再生する手段を確保するか色々と悩んでいたんです。でもって出来ればデジタル化して手持ちの音楽ライブラリとして残しておきたいなと。

iconiconそんなこんなでアナログ音源のデジタル化計画がにわかに発動。ぶっちゃけ再生機は何でも良かったんです。持ち帰ったテープは4本あるのですが、そのうち2本は持ち帰ってきたアナログレコードとだぶっているので実質2本だけ。腐ってもソニー(<腐らすな!)。安い商品でもそこそこ良い音出してくれるだろうと言うことで、今現在販売継続中のカセットウォークマンの中で最も安い「WM-FX202icon」を選択。

これ、本体外装の約9割に植物原料プラスチックが使われているんですよね。廃棄後はコンポスト施設等で微生物や酵素により徐々に分解され、最終的には二酸化炭素と水と無機質になるそうです。パッケージも再生プラ。徹底してエコなウォークマンです。価格はなんと4,000円弱。安っ!ちなみに、付属品はヘッドホンとお試し用の単三電池二本。ヘッドホンは見た目はいかにも安そうですが、この値段にしてはなかなかの音でした。電池は速攻でサイバーエナジーぶち込みました。

にしてもデカい。なんですか、このずんぐりむっくりボディは。でも、見慣れてくると悪くないぞ。ボタンも大きくて使いやすい。しかもこいつ、生意気にもFM/AM/TVチューナーを内蔵してます。しかもデジタルです。22個もプリセットできてTVなんてアナログですけど1-12chまで対応してます。お手軽なラジオプレイヤーとしても十分使えます。さらに「MEGA BASS」搭載!いらないけど…。ちなみにオンにするとすげーです。ブリブリです。何聞いてもパフュームです、中田ヤスタカです。

でもってカセット再生機能なんですが、こっちはもうシンプルの極み。再生操作に必要なボタンは再生・ストップ・早送り・巻き戻しの4つとボリュームだけ。イジェクトは手動だし早送りや巻き戻しは終わっても電源が切れません。オートリバースなどありゃしません。逆にシンプルだからこそ操作がわかりやすいということもあります。これならキカイが苦手な人でもこれなら使い倒せるでしょう。レガシー製品だけど、実は需要はまだまだあるのかなあと、そんなことを感じました。

それはともかく、なんなんでしょう、この懐かしさは。レコード特有のプチノイズにテープ特有のヒスノイズ(でしたっけ?)が被さっていているんですが、昔はこれがすんごく嫌でCDやMDが出てすぐに乗り換えた訳なんですが、十数年ぶりに聞いてみると、そんなに悪いもんじゃないなあって感じます。やっぱ、歳とったのかなオレ…。とかなんとか郷愁に浸りつつ、本題のアナ>デジ変換計画発動ということで、まずはダイレクトエンコーディング機能搭載ウォークマン用の録音用ケーブル「WMC-NWR1icon」を使ってみることに。このケーブルが発売されたのはもう随分前なんですが、今回やっとゲットしました。

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iconicon関係者に聞いたところ、こいつは隠れたヒット商品らしいんですよね。自分と同じようなことを考えている人がたくさんいるということなんでしょう。実際にA829と組み合わせてやってみたんですが、ダビングは恐ろしいまでに簡単です。接続も一対一の関係でわかりやすい。これは売れるわけだ。ということで、ダイレクトエンコーディング機能についてはA820シリーズレビューとして後日別エントリーでお届けすることにします。

そんなこんなで、5千円強の出費でひとまずは手持ちのカセットライブラリをデジタル化することに成功。録音ケーブルはこれ以外の音楽ソースでも使えるので良い買い物になりました。第二弾でも使ってみようっと…(ってまだ現物が届かなーい)。