「ダビング10」に関する運用規定改定案が決定-ワンセグの規定も追加。対応機器開発の準備が整う
ダビング10に関する運用規定改定案が決定。技術資料が整ったことで、メーカーなどが対応機器の仕様変更や製造が可能になるそうです。地デジ放送に関してはワンセグ放送含め、全ての放送事業者がダビング10を導入予定だそうですが、BSデジタル、特に有料放送については、従来のコピーワンスの運用、併用などが予想されているとか。なお、HDD以外のリムーバブル記録媒体に直接記録した場合は従来同様のコピーワンスになるそうです。
ダビング10でどう変わる?- NECが考える「テレビパソコン」の今と未来
NECが考える「テレビパソコンの今とこれから」。地デジPCの伸び悩みの現状と課題を浮き彫りにしつつ、ダビング10で大きく変わるであろうテレビパソコンの世界が語られております。注目したいコメントはこれ。
- ダビング10では、複製を9回まで作成可能になり、最後の1回がムーブとなる、という規定に変更されることで、放送コンテンツから、都合10個分の映像を残すことが可能になる。これだけあれば、単純なダビングだけでなく、モバイル向けの解像度変更も問題ない
- ダビング10では、10回分のダビングとは別に、モバイル用の解像度の低いデータや、AVCなどへトランスコードした映像、編集して一部をカットした映像などを、放送ストリームとは別に持つことができます。これらを用意し、うまく生かせるのはパソコンのはず
自分がソニーがBlu-ray/DVDレコーダーとバイオの「ダビング10」対応について正式発表した時のエントリーにも書いたようなことが、PCなら実現できるということみたいです。今はPCが苦手なAVC/H.264への対応も専用チップ搭載で解決できるとか。ダビング10は、専用機 vs. PCという新たな戦いの構図を作ることにもなるようです。バイオ vs Blu-rayレコーダー。モバイラーの要求を満たしてくれるのはどっちだ!(気がつけばXビデオステーションもディスコンしてしまいました)
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