新スタンダード誕生、ソニーインナーイヤー最高峰「MDR-EX700SL」~ ドライバの大型化とフィット感を両立させた新機構~
昨日、こんなエントリーを書いたら、なんともタイミング良く、小寺さんの週刊「Electric Zooma!」で「MDR-EX700SL」が取り上げられましたー。商品企画担当の太田氏と間利子氏、音響設計担当で耳型職人こと松尾氏、機構設計担当の室崎氏ら開発チームへのインタビューが中心の内容です。
ドライバが縦にささる割に耳に異物感が無いのは、ハウジングの厚みが「珠間切痕」という耳のV字に切れ込んだところに入るからなんだそうです。ハウジングにマグネシウムを採用したのも、女性の耳でも違和感なく装着できるよう薄く作れるからということなんですね。うーん、すごいこだわりっす。小寺さんをして、フィット感は完璧と言わしめています。
音作りにはクラブミュージック好きな松尾さんの個性が反映されたとのこと。また、今は制作現場の環境も変わっていて、帯域を広く録音できるとか、低音がかなめの音楽が世の大半を占めて来ていることもあり、それに対応していかなければならないこともあってああいう音作りになったとか。うーん、わかるわかる。前にも書きましたけど、Chaka Khanの最新アルバムなんかまさにそうです。小寺さんも、「イマドキの音楽に向けたHi-Fiインナーイヤーとして、EX700は満足できる製品」とまとめておられました。
ちなみに、自分、6種類のイヤピースっててっきりサイズ違いだけかと思っていたのですが、高さ(深さ)の違いだったんですね。まったく何を聞いてるんだか・・・。今はMサイズしか使っていないので、色々ととっかえひっかえ試してみたいと思います。