祝AB’S結成25周年~暑い夏だからこそ聞きたい最新アルバム「Blue」

AB’S」の最新アルバム「Blue」をゲット。実際のところは今年の3月に発売されていたのですが、最近になってリリース情報を知り、速攻ゲットした次第です。

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知らない人にちょっと解説しますが、AB’Sは日本を代表するスタジオミュージシャンが結集したスーパーグループで80年代にはUKで公演した実績もあるんですよ。バンド名の由来は、メンバーの血液型がA or B or AB型だったことによるものと記憶しています。

2003年にオリジナルメンバーで活動を再開。その後、2005年にキーボードが安藤芳彦氏から山田秀俊氏にバトンタッチ。新生AB’Sとしては2枚目のフルアルバムですが、バンドとしては今年が結成25周年なのだとか。いやー、めでたい。再結成してくれただけでも奇蹟なのに、一時的でなく活動を継続させているのが素晴らしい。

で、今回のニューアルバム「Blue」ですが、そのタイトルやアルバムジャケットデザインが象徴するかのごとく、非常に透明感あふれる、クールな(死語じゃないですよね)AORアルバムに仕上がってます。こういう空間を感じさせるサウンドを聞かせてくれるのは。日本にはもう彼らぐらいしか残ってないんじゃないでしょうか。

個人的には松下誠さんの作る曲が昔から好みなんですが、ギターのコードワークがとにかく素晴らしい。特に、6曲目の「Summer Wave」。個人的には文句なしにこれが今回のアルバムのベストトラック。彼のソロアルバム「First Light」のテイストに近いのではと思ったのですが、どうでしょう?(って誰に聞いてる)。

10曲目の「Into The Light」も誠さんの曲ですが、これぞまさにAB’Sという疾走感あふれるトラック。切れ味バツグンのギターカッティング。誠&藤丸のギターソロバトルも聴き応え十分。アマゾンのカスタマーレビューでは、曲の並びを逆にしたら良いみたいなことが書いてありましたが、この曲を聴いてうなずきましたです。

良くも悪くも、個性あふれるミュージシャンが集まっているので、楽曲のバリエーションもとにかく豊富。でも、それが集まって1枚のアルバムになるとちゃんとAB’Sになっちゃうんですよ。これがバンドの個性でもあり、AB’Sらしさなんでしょうね。

個人的には前作の「NEW」よりも松下色の濃い今回の「Blue」の方が好み。先週末からすでにヘビロテ状態でございます。8月も今週で終わりますが、まだまだ厳しい残暑が続きそうということで、耳からも涼しさを感じたいという人に是非是非お勧めしたいAB’Sの「Blue」でございます。

そういえば、藤丸さんの最新ソロアルバムもリリースされたみたいですね。タイトルが「Lonely Man In A Bad City」だそうで、ちょっと狙いすぎてるような気もしないでもないですが、それはともかく、名曲「Girl’s In Love With Me」と「One On One」をセルフリメイクしているそうで、そちらを聞くのが今から非常に楽しみ。タワレコでしか買えないようなんで近いうちにゲットしてきたいと思います。

(誠さんのソロ、Paragidm Shiftの新作も聞きたいなあ。こんなサイト見てくれていないと思いますが、是非是非よろしくお願いします!>誠さん)