ソニー、いよいよ有機ELテレビの量産へ~まずは11型から

ソニー、次世代薄型テレビ量産――初の有機EL、月1000台
大画面有機ELの実用化を進めるソニー、フルHD+倍速液晶を製品化するビクター
ソニー、2007年内に11型有機ELテレビを発売-井原副社長「液晶のもう一つ上を目指す」

ソニーが「国際フラットパネルディスプレイ展」で国内で初めて披露した大画面有機ELディスプレイが話題になってますが、11型ながら有機ELテレビの量産をついに開始するようです。有機ELテレビの量産は世界初。なお、月1000台前後の生産とか。最大の課題は歩留まりだそうですが、その改善についてはCESの時点より見通しが明るくなっているようで、「(歩留まりを改善できれば)液晶と同コストを狙うことができる」との説明を聞くこともできたとのこと。

有機ELといって真っ先に頭に浮かぶのがクリエVZ90。パネル解像度の480×320ドットは現行のソニー製品でいまだに過去最大ですが、量産が始まる11型テレビのパネルは1,024×600ドットと約4倍の大きさになりますね。今後は液晶同様に大型化が進んでいくものと思われますが、モバイル製品好きとしては小型のパネルをウォークマンやサイバーショット、mylo、PSP、ソニエリケータイ、といった持ち運びできる製品にもどんどん採用して欲しいところです。VZ90のパネルはとにかくキレイです。特に赤が驚くほど鮮やかです。

ソニー・SamsungのS-LCD、第8世代液晶パネル生産開始へ

一方で、S-LCDが、「第8世代」技術を使った大型液晶パネルの生産を、予定よりも早く、今夏に開始すると発表。「今年のクリスマスシーズンに販売される液晶テレビの一部には第8世代パネルが使われる」との井原副社長のコメントもあります。

【追記】アルパパさんが、Display2007のソニーブースで有機ELテレビの現物をご覧になったとかでご自身のサイトでレポートを掲載なさってます。「赤が鮮烈に表示されます」とのこと。やっぱ赤はキレイですか!&お知らせ感謝です!>アルパパさん。


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