ストリンガーCEOの胸中告白が米国で大きな波紋に

ストリンガー・ソニーCEOの米紙インタビューが投げかけた波紋【コラム】

ITジャーナリスト、小池良次氏のコラム。WSJが「Howard Stringer, Japanese CEO」と題するソニーの記事で、週末版の一面トップに掲載されたそうです。内容は日米間に立つストリンガーCEOの苦しい胸中に追るというもので、この記事が米国内のメディアやゲーム業界に大きな波紋を投げかけているとか。

記事の内容は、「会社全体としてまとまりがなくなったソニーを改革しようと、ストリンガー氏が対立するトップをつぎつぎと更迭するストーリー」であり、同氏が「抵抗する日本側に圧力をかけている」、「メディアを使って一連の経営判断を弁明」しているとも読めるとか。また、この記事を受け、米国内のゲーム系メディアは、「久多良木氏の更迭をストリンガー氏が正式にみとめた」と一斉に報道したそうです。

先日の朝日新聞土曜版に掲載されたインタビューでは、「ソニーは米国流の会社になるべきではない」、「変化を押しつければ、会社の魂を損ないます」、「ソニーや日本の一番良いところを守っていきます」と語っていたストリンガー氏。

この温度差はなんなのでしょうか…。


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