ウォークマン専用BTトランスミッター「WLA-NWB1」の仕様について考える

本日からソニスタのウォークマンA800シリーズicon【刻印入り】の出荷が始まったんですよね。世界にひとつしかないウォークマンを心待ちにしていた皆さん、おめでとうございます!

個人的にも珍しく周辺グッズを購入するなど、勝手に盛り上がっておりますが、そんな中USKさんから絶賛愛用中のBluetoothオーディオトランスミッター「WLA-NWB1icon」に関して以下のようなお便りをいただきました。(感謝です!)

S500時代からのクリエユーザーです。クリクラ時代からいつも楽しくかつ有意義に拝見させていただいています。先日、「NW-HD1」からのメイン機乗り換えとして、「NW-A808(8Gシルバー)」を購入しました。さすがによく研究されたマシンで、音質&操作性ともにとても満足しています。ただ、普段聞く音楽が洋楽主体のため、歌詞表示機能が無いのが唯一最大の不満点ですが、後のファームアップで対応してくれることを祈っています。(これさえあれば語学学習などにも用途が広がるのですが・・・)

さて本題ですが、最近はSPAさんと同様Bluetoothにハマっているため、Bluetoothオーディオトランスミッター「WLA-NWB1」をA800と同時購入したのですが、やはりSPAさんと同じく、アルバム切り替えがコントローラ側から操作できません。私の環境では、VGP-BRM1Dのみならず、最新のヘッドフォン「DR-BT50」(これも同時購入)からもだめなので、これは何かの不具合ではないかと思っています。他のネット上では不具合報告が見当たらないようですのでお聞きしたいのですが、その後SPAさんの端末ではどうでしょうか?

クリクラ時代からおつきあいいただきありがとうございます。すでに「DR-BT50icon」をお使いなんですね。うらやましいなあ…。さて、本題に関してですが、A800にはS700/600と違ってアルバム単位でのソート機能が無い(常時アルファベット順)ことが影響しているのでないかと思います。まあ、アルファベット順でもアルバム単位で送りができると便利は便利なので個人的にも対応してくれると嬉しいのですが、あまり現実的ではないのかもしれませんね。自分のようにAALで十数枚程度のアルバムを転送している程度ならまだしも、低ビットレートで大量のアルバムを転送している場合は目的のアルバムに到達するまでかなり時間がかかりますからね。ぶっちゃけ、A800本体をカバンやポケットから取り出して目的のアルバムをダイレクトに選択した方が速いです。

iconiconとはいえ、アーティスト単位でのアルバムソートは可能だっりするわけなので、ある程度対象を絞り込んだ上でのフォルダ(アルバム)切換が有効になってくれたらそれはそれでうれしいかもしれません。いかんせん、Bluetoothの規格もあるでしょうし、A800側の仕様をどこまでマッチングできるのかという話もあるのではないかと思われます。先日ご紹介したオーディオ事業本部長のインタビューにあるように、プラットフォーム自体が一新されていることも影響しているのかもしれません。もちろん、ユーザー目線ではS700/600ではできてA800ではできないってどういうことよ、ってな話ではあるのですが…。

あと、同アダプターとヘッドホンのセット「WLA-NWB1Kicon」の仕様がどうなっているかですね。オフィシャルの製品情報ページでは、「音楽の再生・停止などの基本操作はヘッドセットのジョグスイッチから可能」とあります。やはりあくまで基本操作になってしまっているのかなあ…。

ということで、何の解決にもなっておりませんが、ここはひとまず仕様とあきらめるしか無いのではないかと。もちろん、ソニー側がA800のファームアップデートで何らかの対応をしてくれれば言うことはないのですが…。ちなみに、つばめさんもぱむぽじでフォルダ移動ボタンが使えないと書いていらっしゃいましたよ>やっぱBluetooth!

話は変わってヘッドホン絡みの話題ですが、“密閉型インナーイヤーレシーバー「EX85」のネックストラップ型が登場”というエントリーに関して、まさあかさんから以下のようなお便りをいただきました。(感謝です!)

ネックストラップの件、私も同感です。一度、銀座ソニービルのお客様ご相談カウンターにて”部品購入できない?”と尋ねたことがあります。
#後日、”現在は、小売しておりません。お客様のご要望は開発のほうへお伝えいたします。”という返答を貰いましたが、、、:-P
ネックストラップは便利なのでSONY製のは3つ所持しています。MDR-NQ1、MDR-NE2、MDR-NE3なんですが、これらは”着脱機構付きストラップ”とイヤホン側が同じものなのです。ちなみに、MDR-NX1は形状が違います。現在、MDR-NE2をメインに使っているのですが、シリコンオーディオには、それぞれNQ1,NE2、NE3の”着脱機構付きストラップ”がついているので、NW-S706、XDM-S710BT、mLinkRとを切り替えて使えています。とっても、便利です。
今、最大の関心事はMDR-NX3が同じ形状かどうかであったりします。本当にほしいのは、NW-S706付属のイヤホンがネックストラップになったやつ、なんですけど。:-)

共感していただきありがとうございます!自分は「MDR-NC32NXicon」しか所有していないので詳しいことはわからないのですが、この手のパーツは共通化して欲しいですよね。予備がないのはやっぱり何かと不安です。EXシリーズのイヤーパッドのように規格を共通化して、店頭でオプション販売してくれるだけでも良いんですよね。まあ、こんなこと言うのは何台もポータブルオーディオ機器を所有しているマニアだけなのかもしれませんが…。

それはそうと、ソニスタの最後のクーポンの使い道だった商品が届きました。早速昨日から試用中です。レポートはまた後日にでも…。

受信感度も良好で完成度が高いワンセグラジオ「XDV-100」

“ケータイ以外”の選択肢となる!? ワンセグ+ラジオ-受信専用端末として完成度は高い。ソニー「XDV-100」

iconiconAV Watchの新製品レビューにソニーのワンセグラジオ「XDV-100icon」が取り上げられました。画質は受信状況さえよければ特に問題ないレベルで、受信感度も比較的良好ながら、受信できない場合のアラート表示が出るのがやけに早いのが気になったそうです。起動時間もワンセグで映像表示まで約5秒前後と速いらしいです。総論としては、「マニュアルを見ずに一通りの操作ができる点など完成度は高い」とか。付加機能を入れるのであればデジタルラジオへの対応を望みたいとのこと。

フラッシュメモリやカードスロットの搭載について、「検討項目には当然含まれている」と前向きな回答を得られたとの記述もありますね。今後のバリエーション展開に期待でしょうか。個人的には、イヤフォンコードを巻きつけてホールドでき簡易スタンドとしても使える液晶保護カバーが秀逸だと思いました。

それはそうと、ワンセグ搭載ケータイの出荷が今回にも1000万台を超えるそうです。国内の携帯の契約者数は約1億件で、約1割がワンセグ携帯を持つ計算になるとか。恐ろしいぐらいの普及スピードですね…>「ワンセグ携帯」1000万台へ――累計出荷、今夏にも

ソニー創業の地を積水ハウスが再開発

ソニー創業の品川・旧本社ビル、積水ハウスが再開発

ソニーは創業の地である品川・御殿山にある旧本社地区の保有不動産を積水ハウスに売却するそうです。積水ハウスは年内にオフィスビル、マンション、商業施設などの複合施設の開発に着手。2011年の完成を目指すとか。敷地面積は約2万5400平方メートル。

そういえば、昨年8月末に楽天が六本木ヒルズから御殿山に今夏を目処にオフィスを移転すると報道していましたね。入札に負けたのでしょうか。積水が開発するオフィスに移転するにしても今夏って訳にはいかないですからね…>御殿山は「ソニー村」から「楽天村」へ

2007年4月1日付 人事・機構改革(Sony Japan)

ソニーといえば、新年度の人事・機構改革が発表されています。コンスーマープロダクツ領域で継続的な成長を遂げるための組織変更および人事異動、ならびに、新たな成長分野の創出に向けたB to B領域の事業強化を目的とする「B2Bソリューション事業本部」の設置を決定したとか。

ソニスタ代表の佐藤一雅さんがクリエイティブセンター長になるんですね。びっくり…。また、SMOJの役員人事では、バイオやクリエでお馴染みの木村敬治氏が取締役を退任していますが、ソニーのHeadquartersで同氏はエレクトロニクス事業戦略部担当執行役に就任なさってます。

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α100を使った“リビングフォト”セミナーレポート

デジタル一眼による“リビングフォト”セミナーレポート~生活の中の感動を残すために

iconicon東京・銀座のソニービルで開催された「α100セミナー」の撮影講座「はじめてのリビングフォト」のレポート。講師はリビングフォトグラファー&フラワーデザイナーのの今道しげみさん。「リビングフォト」はその今道さんの造語で、「部屋で撮る写真」の意味に「生き生きとした写真」という印象を込めているのだとか。

レポートではセミナーで解説された室内で花を撮るための操作方法とポイントがまとめられているので、セミナーに参加していなくても役に立ちそうです。きれいな写真を撮るためにホワイトバランスと露出補正は重要なんですね。もっともっと勉強しなくては…。

ウォークマンに必要なのは冷静になって基本に帰ること~今後HDD採用予定は無し

「アップルを意識しすぎず冷静に」吉岡オーディオ事業本部長が語る「ウォークマン再生」

iconicon西田宗千佳さんのRandomTrackingにウォークマンビジネスの責任者でコーポレート・エクゼクティブSVP兼オーディオ事業本部長の吉岡浩氏へのインタビューが掲載されています。同氏が現職に就いた頃の状況やウォークマンA800シリーズiconの開発背景はど、大変興味深い内容になっています。注目すべきポイントはこんな感じでしょうか。

・冷静になって、基本に帰る(「ソニーとアップルではお互いに持っているものが違う」というのが基本)→・ソニーを求めるお客様はもっと広い
・音質を良くするのは当たり前の話
・初期のS600購入者のうち、3割から4割がダイレクトレコーディング・ケーブルを買っていた=パソコンを使わなくてもいい商品を求めている方が多い
・操作の快適さを求める声が大きくなっているのは事実→(新プラットフォームの導入の)狙いは、ユーザーインターフェイスの高度化→開発の基盤から見直し
・短期的には、VMEを使ったスタミナ系の存続もあるが、今後の方向性としてはA800系プラットフォームへの統合を進めている
・現時点ではHDDを使うつもりはない。理由はフラッシュメモリの進化が著しく、よほどのことがない限りフラッシュメモリで対応可能だから
・ムービーをメインとしたウォークマンの商品作りはまだ行なわれていないが、市場で長編映像のニーズが高くなるならそれにみあう修正を加えていくだけ→、新プラットフォームはパワフルで容易に対応できる
・(音楽、映像ソフトについて)現時点では統合の予定はない。むしろ、現在の状況では統合がプラスになるとは思えない→ニーズそのものにばらつきがある。下手に統合するより、様々なルートに対応できる柔軟な環境を用意しておいた方がいい
・アップルのソフトは昨日今日出来たものではない。失敗の積み重ねの上にある。iTunesだって5年かかったんだ。それが『明日にはできる』なんて勘違いするな。一歩ずつやろう(元アップルでヘッドハントされたティム・シャーフ氏の口癖とか)

ダイレクトレコーディング・ケーブルに関するエピソードなどは非常に面白いですよね。また、今後はHDD搭載機を出さないとする判断も今ならうなずけるものがあります。何より、A800が好調というのは嬉しい限り。追い風にもなりますしね~。新プラットフォーム採用による、商品の幅の広がりにも期待したいです。この調子で、頑張ってください!>ソニー・ウォークマン部隊の皆さん

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サイバーショットG1は、よくばってあれこれ詰め込みすぎ?

撮った写真を持ち歩ける“アルバムカメラ”――サイバーショット「DSC-G1」

iconiconサイバーショット「DSC-G1icon」の本格的なレビューがついに登場。レビューはその道の専門家の荻窪圭さんがご担当。作例を含むトータル7ページの特大ボリュームです。

気になるカメラ性能については「ノーマルなサイバーショットTと思えばいい」とあります。また、大容量の内蔵メモリと撮った写真をカメラ内に溜め込んでいけるアルバム機能は秀逸で、「今のデジカメが必要とする概念」と高評価ながら、

新しいコンセプトに大きなモニターに無線LANに新しいデザイン……とたくさん入れすぎたことで、「面白そうなんだけどちょっと高いからやめとこう」と思われかねないカメラになってしまった

というのがレビューの落とし所だったようです。いやはや、大変参考になりました。ソニーのチャレンジ精神は認めるけど、価格、性能、機能を考えるとかなり微妙なバランスになっている感じ。また、PCの解析ソフトはG1に限らず多方面に応用できるんじゃないでしょうかね。クリエのPalm Desktop的な発想というか仕組みなわけですから、myloとかウォークマンと組み合わせでも良いんじゃないでしょうか…。

ちなみに、ソニードライブにサイバーショットG1の徹底対談と題した特集が掲載されています。小寺さんとモノマガジン編集部の帆足さんがその魅力を語るというもので動画編とテキスト編が用意されています。(アラゴロクさんに感謝!)