CLIE Palm DesktopがVistaで動いた!~ただしWi-Fi対応機種限定【追記あり】

Vista搭載PCを使いたいクリエユーザーに朗報です。以下の、二尾さんからのお便りをご覧ください。(大感謝です!>二尾さん)

さて、1月20日のエントリーで、クリエはWindowsVistaで使えないとありましたが、Windows Vista Businessで実際に試してみたところ、無線LANでのHotSyncができました。恐らくBluetoothでも可能です。シンクするまでの過程を僕のサイトにアップしてありますので、ご参考になれば幸いです。

NCCLがダウンロード提供している「CLIE Palm Desktop」を使うのがミソのようです。ドライバはNGながらWi-Fi経由ならいけるとか。仁尾さんのまとめをそのまま転載させていただきますが、

・CLIE PalmDesktopのインストールはちょっと厄介だけど可能
・USBのローカルHotSyncは不可能
・無線LAN経由でのネットワークHotSyncは可能

とのこと。該当機種は、TH55、VZ90、UX50のみですが、NXシリーズとNZ90もWi-FiカードがあればOKということですね。Bluetooth経由もいけるとうれしいですね。とはいえ、OS4時代のクリエが全滅なのはイタイ。そう考えるとやっぱりVista対応のドライバが欲しいですね…。

そういえば、コンシューマ向けWindows XPのサポート期間が延長されるようですね。クリエの部品保持期限よりも長いので、XP搭載PCでならクリエをなんとか使い続けられそうです…>MS、コンシューマ向けWindows XPのサポート延長

【追記】幸得さんから赤外線経由のHotSyncが成功したとのご連絡をいただきました。(感謝です!)

VistaでWi-Fi経由HotSyncができたとのことでしたが、当方では赤外線経由でもHotSync動作を確認しました。すべての環境で動作するかは保障できませんが、これが可能ならPalmOS4でも利用できます。

環境:
ThinkPad X41(Vista)+CLIE T600C
確認内容:
CLIE Palm Desktopのインストールは概ね問題なし
シリアル経由HotSyncは不可
赤外線経由HotSyncは(時間は掛かるものの)成功
ポイント:
Palm DeskTopは「管理者」として実行しないとデータを正しく表示できません(異なるフォルダを表示してしまう)。
※管理者として実行するには、右クリックメニューの「管理者として実行」を選ぶか、プロパティの互換性タブで設定します。ただ、通常の設定では、起動するたびにUAC(User Account Control)の警告画面が表示されます。

Vista時代になっても、まだまだPalmOS4のCLIEも現役でいけそうですネ。

速度が遅い、対応PCでしか使えない、といった制限はありますが、できるとできないでは大違い。NCCLのこちらのQ&Aも参考にしましょう>[Palm OS Ver.4.*,Palm OS Ver.5.*] 赤外線 HotSync を行う方法

【再追記】M.N.さんからMSの「Virtual PC 2004」を使うのはどうでしょうとのご提案をいただきました。同アプリは無償提供にかわりましたよね。また、今年にはVista 対応の「Virtual PC 2007」の無料ダウンロードも行われるとか。面倒ではありますがその手もありますね。ということで、お知らせ感謝です!


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