ロケフリ新製品の学習リモコン機能を試す

lfblog_061215_1.jpgこれまで、ロケフリの新製品を個別にレポートしてきましたが、今回はモニター機器(ソフト)の新機能「学習リモコン」について試してみることにします。「学習リモコン」とは、ベースステーションに繋いだビデオ機器が「リモコン設定」のリストにない場合に使う機能で、Windows PCソフトの「PC20」と液晶モニター「12MT1」で利用できます。

12MT1の学習リモコン

12MT1の学習リモコンはリモコン設定の一覧の最後にある「学習リモコン」を選択後、画面の下にある「学習」ボタンを押し、表示される汎用リモコンのボタンにビデオ機器のリアルリモコンのボタンを割り当てていきます。なお、12MT1にはモニターの液晶画面の左側にリモコンの受光部があり、リアルリモコンのデータを直接受信でます。

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12MTの学習リモコン機能はこれだけじゃありません。実は既存のリモコンデータを独自にカスタマイズできるのです。これがとっても便利なんですよね。ソニーの純正機器の場合は、同じ会社だけあってCMスキップなどのボタンもしっかり用意されていますが、他社製のリモコンの場合はそのような独自のボタンが用意されていません。我が家の場合は、東芝のRD-X5がまさにそうなのですが、スキップ用のボタンが画面リモコンには用意されていません。そこで、学習リモコンのカスタマイズ機能を使います。

リモコン設定で、任意のメーカー(ここでは「東芝」)の任意の機種(ここでは「HDD+DVD(一体型)(1)」)を選んだ状態で「学習」ボタンを押すと設定画面に移行。任意のボタンをタップして選択後、12MT1の受光部にリアルリモコンの該当するボタンの信号を送信することで、その機能を割り当てられるのです。我が家の場合は早送り・早戻しよりもスキップが多用されるので、スキップ・リプレイを割り当てました。なお、カスタマイズ後は、機種名の左に「+」マークが追加されます(ここでは「+HDD+DVD(一体型)(1)」になります)。

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PC20の学習リモコン

PC20の場合も、リモコン設定の一覧の最後にある「学習リモコン」を選択後、画面の下にある「学習」ボタンを押し、表示される汎用リモコンのボタンにビデオ機器のリアルリモコンのボタンを割り当てていきます。なお、PC20はソフトですからリアルリモコンのデータを受信できません。そのため、ベースステーションのリモコン受信部を使います。

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ただ、残念ながら12MT1と違って、既存のリモコンデータのカスタマイズはできませんでした。ソニー製品ばかりを使っているのなら問題ないのですが、そうでない人も多いと思いますので、是非バージョンアップでカスタマイズ機能を追加してください!>ソニーのロケフリ担当者様。

PSPやTVボックスでも学習リモコンは使えるのか…

PSPに関してはオフィシャルサイトにQ&Aが掲載されていますので簡単に。PSPの場合はPC20を使って学習したリモコンデータを使います。PC20の学習データはPCのデスクトップにある”LocationFreeRC_DATA” フォルダに格納されるようです。そこからデータをコピーし、メモステの「MSSONY > LF > RC_DATA」という階層にフォルダを作成し保存することで活用できるようです。

また、TVボックスには学習リモコン機能はありません。ありませんが、他のモニター機器には無い機能としてTVボックスには外部機器のリアルリモコンを使って直接操作できるというユニークな機能があります。リモコンの設定画面で「直接操作を有効にする」にチェックを入れると使えます。リアルリモコンからの信号がTVボックスの受光部を通じてベースステーションに送られ、AVマウスと連動して直接操作ができるというものです。自分の部屋にTVボックスがあるとして、そこにリビングにあるスゴ録のリモコンを持ち込んで使えるということです。我が家のように、リビングと寝室が隣り合わせだとなかなか便利です。TVボックスのカーソルリモコンが優秀でも、さすがにリアルリモコンの操作性にはかないませんからね。

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とまあ、モニター機器によって違いはありますが、カスタマイズ可能な12MT1の学習リモコン機能は本当に便利。なので、繰り返しになりますが、是非、PC20にもカスタマイズ機能の搭載をお願いします!>ソニーさん。