SCEがPSPの最新ファームを公開 【修正・追記あり】

PSP®「プレイステーション・ポータブル」システムソフトウェア バージョン2.80以前をお使いのお客様へ バージョン2.81へのアップデートのお願い(PS.com)

SCEの調査により、PSPのシステムソフトウェアの不具合により4GBを超える容量のメモステPRO DuoをPSPが正しく認識せず場合によって保存されたファイルが破損する恐れなどがあることが判明したとそうです。ついては、不具合に対処したシステムソフトウェア バージョン2.81を公開したので、4GBを超える容量のメモステを使う場合は必ずアップデートしてくださいということのようです。最新ファーム導入で改善される不具合は以下の通り。

1) PSPで4GBを超える領域での上書きと新規ファイル作成ができず、既存ファイルが破損される可能性がある
2) SonicStageで著作権保護されたATRACファイルをメモステPRO Duoに保存後、PSPに挿入すると著作権管理データが破損され、以降再生ができなくなる
3) PSPまたはメモステフォーマッターによってフォーマットされたメモステPRO Duoが、PSPをUSBケーブルでPCに接続した際にフォーマットされていないメディアとして認識される
4) PSPで4GBを超える領域のファイルの読み出しができない

また、今回のアップデートはさりげに脆弱性回避の意図もあったりするようです>SECJ、PSPのセキュリティ脆弱性を修正する最新ファームウェア

4GB版メモステPRO Duoはまだまだ高価なので自分は手を出しておりませんでしたが、発売されてからもう随分日も経つので実際に不具合に遭遇した方もいらっしゃるのでしょうね。お気の毒としか言いようがありませんが、発売前にしっかり検証して発売と同時期にアップデータを公開していればそんなことにもならなかったろうにという気もします。まったく、ソニーもSCEもしっかりしてくださいな。

【追記】4GBを超えるメモステなので4GB版は対象ではありませんでした。「2006年9月7日現在未発売。容量が4GB以下の“メモリースティック PRO デュオ”は本告知の対象ではありません」との注意書きもありました。つまりは、対象製品が出る前に対策を打ったということで、ソニーとSCEはしっかりしていたということになります。間違った記述をして申し訳ありませんでした。深くお詫びいたします。(ご指摘感謝です>ツー三さん)


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