デル、ノートPC用ソニー製電池をリコール~ソニーが2~3億ドルを費用負担か

ソニー製電池リコール、日米で発火事故――デルのノートPCに搭載

夕刊にもでかでかと載っていましたが、米デルがノートPC用ソニー製リチウムイオン電池410万個をリコールすることになったそうです。6月に大阪で発火事故を起こし、7月に米国でも類似事故が発生していたとか。製造元はソニーエナジー・デバイスで製造工程上の問題がトラブルの一因と見られているそうです。対象の電池はデルが独自の仕様を決めているため、ソニーは「現時点でデル製品以外では問題は起こっていない」と見ているとのこと。リコール費用は「現段階では不明」としながらも、専門家の試算では2~3億ドルに上り、大半がソニーの負担となるようで、業績への影響も調査中とか。

いや~、やっちまいましたね…。CCD問題に引き続きバッテリ問題発生っすか。デルにとっては史上最大規模のリコールとか。2~3億ドルって日本円だとえらい数字ですよ。復活への道がまた遠ざかるのか…。(CNETのソース、お知らせ感謝です!>まるさん)

【追記】国内対応について発表があったようです。また、発火事故の一因となったソニーエナジー・デバイス製のバッテリーセルは一部のバイオにも使われていますが、「これが原因で不具合を示す報告は受けていない」とのコメントがありました。これでバイオもなんてことになったらマジでヤバイっすよ…>デル、バッテリー自主回収の国内対応を発表

また、こちらの動画ニュースによると、ソニーは2年前にもCDウオークマンの乾電池ケースの不具合(電池そのものの不具合ではなかった)で、全世界で141万台を無償交換を実施したことがあることが述べられていました>ソニー、デル ブランド失墜の電池回収の背景(日経BBニュース・動画です)

CCDの不具合で事故は起こらないけど発火は大事故に繋がりますからね…。ソニーには信頼回復に全力を尽くしてもらいたいです。


【関連ニュース】
米デル、ソニー製パソコン電池410万個回収へ・発火の恐れ
デル、ノートPCのバッテリを無償交換~極めてまれに発火の怖れ
Dell、410万台のノートPC用バッテリーをリコール
Dell、リコールの詳細情報を公開
デル、ノートPCのバッテリをリコールへ–対象は業界最大規模の410万個