MZ-RH1レビュー~これが最後のHi-MDウォークマンか…

リニアPCMの編集やMac対応で使い勝手が向上~ Hi-MDの存在意義を訴える「MZ-RH1」 ~

iconicon藤本健さんの「Digital Audio Laboratory」に最後のMDウォークマンとの呼び声高い「MZ-RH1icon」が登場。リニアPCM録音したデータをWAVファイルとしてPC側で取り込むことが可能になった「SonicStage v.3.4」との連携機能やMac専用ソフト「Hi-MD Music Transfer」も合わせて紹介しています。小さい筐体に多機能が凝縮されている割に操作性は良く、その操作性の大きなポイントになっているのが有機ELディスプレイとか。また、推奨マイク「ECM-MS907」の音質なかなか良好だそうです。総論としては、バッテリー寿命が長いこととメディア価格が圧倒的に安いということが大きなポイントであり、価格もリーズナブルなので、「PCMレコーダーの選択肢の一つとして考えていい製品」とまとめています。

マイクこそ別売りですが、「PCM-D1」の20万オーバーと比較したらコストパフォーマンスはバツグン。プロ・アマミュージシャンや生録マニアな方々には魅力あるマシンなのではないでしょうか。いかんせん、投入が遅いというか…。

DS_HMD1.jpg実は自分、ポータブルHi-MDドライブ「DS-HMD1」を随分前にゲットしていたのですが、サイトでは報告しておりませんでしたね…。メインはお仕事の大事なデータのバックアップ用途なんですが、Moraで購入したバイオにある楽曲をNetJuke「NAS-M7HD」に移す(アナログ等速です)役割も果たしてくれました。NetJuke入手を機にMD資産はほとんど捨ててしまったのですが、空のMDがごそっと見つかったのと、まあHi-MD自体もちょっと使ってみたかったモノで…。あとMacでもドライバ不要で使えたことも大きいです。

ちなみに、「DS-HMD1」はソニスタではすでに販売終了とのことですが、今度の「MZ-RH1」もUSBマスストレージのドライブとして使えますもんね。それに、もしかしたらこれが最後のMDウォークマンになるのかもしれませんもんね。やっぱ記念に買っておこうかなあ…。